ブロックチェーンの情報が満載!「InterFace 8月号」

InterFace 8月号

 


こんにちは。ITブロガーのマサタカです。
今回はブロックチェーンネタです。

 

みなさんInterFaceという雑誌はご存知ですかね?

 

Interface(インターフェース) 2018年 08 月号

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おもいっきりテクノロジー系の月刊専門雑誌なのですが、その情報量は圧巻ですしクォリティも高い雑誌となります。

 

最近だと「AI」や「ラズパイ」などの情報が多いですので、興味ある方は一度お手に取ってみることをおすすめします。

 

そして今月号ではついにブロックチェーンが取り上げられました!

(やっと一般的なテクノロジーとして受け入れられている証拠ですね^^)

 

その内容が他に見ないような内容でしたので、簡単に概要だけご紹介したいと思います。

 

 

★ブロックチェーンで広がるIoTの世界

この章では、IoTを主観としてブロックチェーンを捉えた時の特徴を説明されています。

私が重要そうな箇所だけ要約して載せています。

 

1. 新しいIoT的データ収集の仕組みとして使える

○ データを提供すると直接的に対価をもらうことも可能
○ 利用価値の発見により、畑仕事や通勤時のデータも価値あるものになる可能性
○ 国やトップ企業でしか収集できなったデータを手軽に入手できるようになる

2. データを時系列で記録できる

○ 自動データ取得するIoT端末に時計を持っていなくてもOK

3. 記録したデータを手元に残しつつ共有できる

○ 膨大なデータを全てB.Cに記録するのは効率が悪い。こまめにデータのタグだけを記録しておいてデータそのものはIoT機器ローカルに保存する管理方法も有効ではないか

4. 改ざんやねつ造されていないデータが手に入る

○ IoT端末はあらゆる分野で使われるのでねつ造検証のコストが安いのはメリット

5. 画像や音声だって記録できる

○ 防犯カメラの映像を10分ごとにB.Cに記録することで映像証拠の信ぴょう性を上げるなどできる

6. 活動→成果の関係を可視化できる

○ 仕事のインプット、活動、アウトプットをIoTを使って収集すれば、仕事の属人化を防げる

○ これは企業のベンチマークにも活用されIR活動の情報としたりもできそう

7. 商品の取引や流通の履歴を残せる

○ 二次流通での履歴を証明できるようになる
○ 商品を作るメーカは商品の利用情報の把握(トレサビ)にもつながる

8. 手持ちマシンのリソースを貸し借りできる

○ 2025年には750億台に拡大すると予測されるIoT機器の余剰リソースは活用するべき

9. データ・サーバが不要になる

○もしOS自体がB.C対応すればオフィスのサーバーは不要になるかも。

10. 人生のすべてを記録できる

○IoTやIoB端末から日々の活動記録、食事内容、医療記録などがB.C上に記録できる
○高度な科学などを一般人が研究者の活動を疑似体験することで理解を深める手助けなど

11. 目的別に個人の行動を記録しておくと不正発見も簡単

○パスポートに利用すれば個人の行動履歴をブロックでつなげる。

 

その性質上、IoT × ブロックチェーンの組み合わせは非常に相性いいですね!

 

★センサの場合のネットワークへの参加者

この章では、IoTのセンサがネットワークへの参加者となった場合にこのような構造になるのかが説明されています。

ここでも、私が重要そうな箇所だけ要約してます。

 

ちなみに、本書では「通貨の場合では・・」の記載もあり、違った視点で比較出来てとても参考になりますよ。

 

1. マイナー

○ ラズパイのようなASICやGPU非搭載の端末

2. データを取引する端末や人

○ 既に観測センサがあればそこから入手、なければ設置が必要
○ 様々な地点であればデータの取引が可能

3. データの取引所

○ 不特定多数となるので、取引相手を探すのに困難かもしれない
○ ただしデータ利用方法を自由に提案・組み合わせで新しい価値を創出などに適している
○ 異分野や異業種間での交流が活発になり、ラズパイのような小型PCが飛躍的に増す可能性がある

4. コア開発者

○ オープンソースから改良版・拡張版が簡単に作れる

 

さまざまな用途で使われるIoT機器がこれからドンっと増えることによって、今までとは違う価値が生まれてくる。可能性は無限大です^^

 

★今まで考えたことがない使い方も可能

個人的にとてもおもしろいアイディアが書かれてたので簡単にご紹介しまます。

『地域クーポンをラジオ放送で配る』

  1. ラジオで未完成のトランザクションの音を出力する。
  2. スマホなどのIoT機器で受信して、自分のウォレットに含まれるコイン・アドレスなどの情報を付加してトランザクションを完成させる。
  3. このトランザクションをインターネット上でマイナーにマイニングしてもらう。
  4. ウォレットと地域クーポンが紐づかれて、地域の商店街などで使用できる。

 

ラジオなどの広域電波を利用してトークンを配るとか面白い発想。

これはWi-FiやBluetooth Low Enagy などでも可能ですし、かなり幅広く応用できそうです。

 

★アニメーションでメカニズムを可視化する

chainFlyer(https://chainflyer.bitflyer.jp/

こんなサイトが紹介されていました。

なんと、現在のビットコインの取引状況・トランザクション情報・発掘状況などが視覚的に見えます

こんなサイトがあったんですねー。知らなかった。。

おもしろいし、とってもわかりやすい。

 

★その他

他にも情報が盛りだくさん。この情報量で1000円くらいとかマジで破格だと思いますよ。

 

その他主な内容

  • ナカモトサトシの論文解説
  • B.Cで使われる暗号技術入門
  • ラズパイでB.Cを動かしてみる
  • イーサリアム開発をしてみる
  • ラズパイで掘ってみる。(CPUマイニング)

 

ナカモトサトシの論文解説なんてやる雑誌がでてくるとは(笑)
とても分かりやすく解説していますので、元祖論文をご覧になりたい方は必見です。

 

それとラズパイでマイニングできるようにプログラムして、実際に掘ってみた結果、いくら儲けたという話にも及んでいるので、そうとうおもしろいですよ!

ちなみにラズパイで掘ってるコインは以下のコインですね。

○ Monacoin
○ Litecoin
○ Sakuracoin
○ Dash
○ Bitzeny
○ Yenten
○ Monero

 

★まとめ

期待を裏切らない、大ボリュームでとてもおもしろい内容でした。

特に前半のIoT目線でとらえたブロックチェーンについての考察は新しく、とても興味深い内容となってます。

 

最新号でしたらすぐに書店でゲットできると思いますので、「ブロックチェーン勉強してみたいなー」って方は是非おすすめします。1000円ほどとお安いですしね。

 

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以上!それでは。

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