
今年になってCASHで有名な光本勇介さんが出版した「実験思考」という書籍でその名の通り、実験として 価格自由 という試みをしました。この価格自由ってのがとても可能性を感じたので、これについてまとめます。
『価格自由』が未来のビジネスを変える理由
実験は大成功
光本さんは1億円
光本さんが行った実験では、書籍自体は無料で配り「価格はあなたが自由に決めてください」という今までにない新しいスタイルです。書籍は印刷原価の390円のみ。Kindleでは原価がかからないので0円でダウンロードできてしまいます。
本当にこちら👇から無料で読めてしまいます。
結果的には発売後1.5か月で1億円を突破しました。こちらのURLに結果について記載されています。
本の代金を1500円とすると、大体7万部弱くらいの売り上げに相当します。これは著者としては大成功だと思います。なぜなら、著者が手に入れるお金が圧倒的に大きいからです。
光本さんは0円提供するために2000万円ほどのコストをかけていますが、8000万円ものおつりがきました。これは今まで出版方法ではありえない金額です。(一般的に本の印税は10%くらいです)
ホリエモンは1.4億円
すぐに堀江貴文さんが「これいい」と自著の書籍でもマネをしましたが、こちらでも9/13時点で1億4000万円を超えてます。しかもこちらは通常価格で売った上でです。すごすぎ・・
このモデルが従来よりいいところが、より多くの人に読んでもらえる可能性が増えることです。0円ならとりあえず読んでみようと思いますよね?本を読んでもらえば著書の影響力は高まります。これは売り上げ以上に効果が大きいことだと思います。
ちなみにこちらの本です。👇
この仕組みをサービスにするというアイデア
この価格自由ってすごく可能性が高いです。より多くの人にタダで使って影響力を高めながら、しっかりお金も稼げる。
もちろん、その人に与える感動がホンモノである必要がありますが。本当の意味でクオリティ勝負になります。
これを見て、自分の持っている商品でもこの価格自由で勝負し見たい!と考えた人は多いと思います。そこで流石は光本さん。どうやらこれをサービスにするそうです。
光本と幻冬舎で合同で「株式会社価格自由」という会社を立ち上げています。既にサイトもできていますが、9/13時点ではサービス自体は未だローンチされてません。
サービスとしては、専用のクレジット決済ができるサイトを簡単に用意できて、集まったお金の10%?程度をサービス料として差し引いて銀行振り込みしてくれるといったものになるでしょうか。
いずれにせよ、シンプルなサービスですが使いやすければみんな使うでしょうし、そこで割合でのサービス料がとれるのであれば、ビジネスモデルとしても優れていますよね。
どういった使われ方になるのか
このサービスがローンチされたらどんな使われ方をするのか考えてみます。
まず、書籍はもちろん使われますよね。というか今後はこちらがスタンダードとなってもおかしくないです。あとは漫画や音楽などでも同様に使えます。今だといわゆるサブスクというモデルが主流になっていますが、価格自由モデルにとって代わる可能性は大いにあります。
つまり基本的にはデータであれば、出版社いらずで個人でお金を稼ぐことができます。
さらに、データでなくとも自分で作れるものはすべて応用できます。例えば、陶器などの基本一点モノと言われるものです。。こういったものは値段付けが難しいと思います。なのでクラファンで売るという人も出てきてはいますが、まだまだ数は少ないです。
なので「応援してくれる人を募る」という形式ではなくて、「自由に価格をつけてもらって売る」という形式ですと、買う側としてもとてもわかりやすいです。結局は見せ方の問題ですが、これは非常に大事です。
まとめ
価格自由の可能性が伝わったでしょうか?光本さんのすごいところは、「同じような仕組みでも見せ方によってマスに刺さるようになるんだよ」というのを見つけて世に送り出すのが本当に上手いところです。
CASHやTRAVEL NOWだって、あれってただの金貸しビジネスですからね。わかりやすくインパクトを前面に押し出してサービス展開するのは本当に天才的。
さて、価格自由が主流になれば例えばニッチな商品でも本当に良いものであれば高値で売れるようになります。あなたはどんな商品を持っていますか?「価格自由」を引っさげて思い切ってマーケットに持ち込んでみませんか?
