
ここ数年、なにかを辞める人って増えてませんか?
多くのジャニーズが人気グループから脱退、安室奈美恵が人気絶頂で引退などタレント業界ではひっきりなしに「脱退・引退」ニュースが報道されています。
また、最近は前澤友作さんもZOZOの社長を辞める(これは戦略的な買収なので意味合いが少し変わりますが)をはじめに世間では転職ブームが起きており、「会社辞める!」という人が多くSNSでは見かけます。
さらに言うと、日本では初めてとなる「天皇辞めます」も実現してますよね。
僕はこの流れからさらに辞めるブームが拡大していくと予想しています。今回はこの「辞める」について なんで辞めたいのか?これってビジネスにならないか?を考察していきます。
目次
なぜ辞めたいのか?
そもそもなんで辞めたい人が増えたんでしょうか。まずは、そこから考えてみます。
SNSの普及によって化けの皮がはがれた
人が辞めたいと思うことに最も影響を与えているのが SNSの普及 と僕は考えています。
SNSによって、世の中の価値観とか本当の姿みたいなのがより露わになりました。今までは知りえなかった他人のこともまるで世の中の縮図を見ているかのように傾向がわかるんです。
これがどうゆうことかというと、「あれ?今まで考えてたこれってすごく不条理なんじゃあない?」と常識を疑う人が単純に増えたんだと思うんです。
今までは「これがこの世界では当たり前なんだ」と自分の想いを封じ込めていたのが、我慢する必要がないことに気づいてスパっと辞めてしまえる人が増えるのは当然の動きです。
死ぬまでの時間が長い
あとは、シンプルに 人間の寿命が延びた ことがあると思います。近年は、医療の進化が凄まじくどんどん死ななくなっています。
今から70年くらい前、1950年なんて歴史上から見たらごく最近ですが、この時代の人間の寿命ってどのくらいだと思います??
50歳ちょいくらい なんですよ。え?まじ??って思いますよね?
今は80歳、90歳なんてゴロゴロいますよね。多分そのうち100歳越えなんて普通になる勢いです。
そうなると、「死ぬまで継続する」なんてことがかなりキツクなるのは必然で、辞めて新しいことを始めるのが増えるなんて自然なことです。
生きていける術が多様化した
もう1つ。 テクノロジーの進化 も関係していると思います。
少し昔では、地域の集まりや会社の組織から離れることはかなり難しいことだったと思います。近所の人に嫌われれば村八分になってしまいますし、年功序列の企業からの離脱も かなりの勇気が必要だったと想像します。
しかし今はどうでしょうか?
インターネットの誕生により、別に近所の人と仲良くやらなくても楽しくコミュニケーションがとれる場所はいくらでもあるし、企業に勤めなくても稼ぐ方法もいくらでも見つかります。
そういったことで、「辞めても別に生きていける」という気持ちから辞める敷居が下がったとも言えるんじゃないですかね。
ビジネスに活用するには
はい、このような時代の流れから「辞めるブーム」は確実に拡大していくはずです。では、これを利用したビジネスって何かないのでしょうか?
転職ビジネスはより拡大する
まずは リクルート系 です。これは間違いなく拡大するはずです。
終身雇用が終焉に向かい、これからは転職を繰り返すキャリアが当たり前になります。そうなった時に、今の職業で何度もキャリアチェンジするようなノウハウなんて誰も持ってません。
営業職からパン職人になった、パン職人からプログラマーになった、なんてのはおそらくは 今までは稀なケース だったと思います。
ところが息をするように転職をするようになれば、そのノウハウはとても貴重なもので誰もが知りたいことになります。これは大手企業ではできない個人にしかできません。
だって、これは個人がリアルに体験しないと伝えることができないノウハウですから、個人のノウハウがものすごい勢いで価値が増していくはずです。
今からそのノウハウをできるだけ多くもっていたら、その情報はものすごい価値になるかもしれない。あなたはどうしますか?
教育ビジネスもポテンシャル高い
そもそも今の60歳定年は時代に合わなすぎるんですよね。だって100歳まで生きるのが普通になってくる時代で60歳に仕事辞めてどうするんですか?あと40年も楽しく生きれるだけの貯蓄なんてあるはずないです。
こうなった時に、「じゃあ少額でもいいから、年をとってからでも楽しく稼げることをしたい」と考えると思うんです。
家でのんびり楽しくできる仕事ってどんな方法があると思います?
例えば SNS や ブログ なんてそうだと思います。なにもインフルエンサーになって何万人もフォロワーがいるぜ!という状況にならずとも月に数万円程度なら誰だって稼げます。(実際なんの才能もない僕だって稼げてる)
アフィリエイトは死んだ、なんて巷では言われていますが「人がリアルに発信している広告」はこれからも生き残ると僕は考えています。
もし、簡単に楽しく発信する方法教えるよ。誰でも実行できるコツを教えるよ。というサービスがあれば殺到しませんかね?
しかもこれって分野ごとにやり方が違うから、一者総どりにはならないので今からでも得意なことで発信を続けて学ぶコスパは高いと考えています。
まとめ
辞めるブームがなんで来ているのか?そしてそれは拡大していく理由を書きました。
これは大きなパラダイムシフトの1つで、今のうちにこれに目を向けて行動できれば、大きなアドバンテージがとれるかもしれません。
『組織の時代から個人の時代へ』
こういった目線で考えると、この言葉は思っているより早く迎えるんじゃないですかね?みなさんはどう思いましたか?
