
本書の内容は、ホリエモンが活動している「予防医療普及協会」の結論と言える情報が詰められた本となります。
僕は本書の前作にあたる「むだ死にしない技術」を以前読んだ時に、これほど健康について自分は無関心だったのかと愕然とさせられました。
未読の方は絶対に読んだ方がいいです。👇
こちらの前作を読んで僕は以下の新しい行動をとっています。
- 人生初の人間ドック受診
- ピロリ菌の検査
- B型・C型肝炎の検査
- 寝る前に必ずデンタルフロス
- 4ヶ月ごとに歯医者で歯石とり
これはおそらく僕の人生でとてつもなく大きい変化だと思っています。何気なく読んだこの本によって僕の寿命が大きく伸びた可能性があるからです。
そんな僕はもちろん次作で当たる本書を読むのは必然でした。
さて、今回は本編の重要な箇所のまとめ、さらに前作と含めて僕が前作+本作から学んだ現代の最強予防策をまとめたいと思います。この記事でより多くの人の「むだ死に」が減れば幸いです。
目次
「防げる死を防ぐ」ためにホリエモンが教えてくれること
前作と重複する部分などは省いた形で、以下の項目に焦点を当てて僕が重要だと思った内容についてまとめていきます。
重要な4つの教え
- 健康を守る働き方とは
- 正しく自殺を予防する
- 大腸ガンは勝ち目のある病気
- 若い人ほど脳卒中への対処法を学べ
最後に、前作の情報を含めた最強予防策まとめを記載しています。どうぞ参考にしてください!
健康を守る働き方とは
24時間働く「長時間勤労」に対応するより、50年働く「長期間労働」へシフトすべし。
健康について語ろうとしているところで、こんな話をするのもアレなのですが日本人の寿命は近年急激に伸びています。(何とこの70年ほどで約30年延びた!)なので、必然的に人間が働く時間は増えていっています。
僕は今30代ですがおそらく僕らが70歳を迎える時には定年や隠居という言葉は失くなっていると思います。
ここで必要になってくるのは本書でもホリエモンが紹介していますが、落合陽一さんの「ワークアズライフ」(睡眠時間以外はすべて仕事で、仕事=趣味の生活)という考えでしょう。
これからの健康を維持した状態での働き方はストレスなく楽しく、そして長く続けられることが条件になってくると思います。
皆さんは自分がおもしろいと感じれる仕事をしていますか?
生活のために無理して働いているのであれば人生は一気にハードモードになってしまうでしょう。
自分の健康と人生を守るために「自分がおもしろいと感じる仕事」をしましょう。
正しく自殺を予防する
「死にたい人」は、「ほんの少しでも辛さがやわらげばいきたい人」である。
(もし人から)死にたいと言われたら、ワンオペでなく、チームで支えよう。
健康を守ろうと言うと病気のみに焦点を当てがちですが、実は20代、30代の死因で最も多いのが自殺となります。
これは世界規模で見ると、若者の自殺が事故死より多いのは先進国では日本だけということが事実となります。
「自分や家族は大丈夫」あなたはそう思っていませんか?
普通に日本で生活している人で自殺を考えたことがある人はなんと、およそ4人に1人もいるそうです。
ただその中でも実際に行動に移る人はごくわずかとなるのですが、人は次の3つの条件が揃った場合に死のハードルを乗り越えやすくなるそうです。
①居場所がないという感覚
②自分は周りに迷惑かけているという感覚
③自傷行為などで自分を破壊するような行動をとっている
どうですか?あなた含めご家族はこれらの問題を抱えてないでしょうか?
また、問題で重要となってくるのは、もし人に死にたいと言われたらどう対処するべきか?ということです。
これは確かに突然言われたら困ってしまうと思います。
しかし、これが自殺を防ぐためのとても大切な要素となっているようです。「そんなのわからない」という方は以下をよく確認してください。
・あれこれ口を挟まずじっくり聞く。
・アドバイスなどはとりあえず控えて、こちらからの質問もしない。
・「話してくれてありがとう」と言う。相談することが良いことだと思わせる。
・第三者である相談先を一緒に考える。もしくは自分だけでも探す。
特に第三者への相談は重要だそうです。
「ワンオペ対応」は共倒れを招きやすく、結果的にその人を救えないこともあるのだ。
これは結構重要ですね。なんとなく相談された側も抱え込んでしまうこともあると思います。
しかしそれはNGで、ちゃんとプロの支援者がいる機関などへの相談をする方が有効だということです。
大腸がんは勝ち目のある病気
大腸がん予防の第一歩は便潜血検査を毎年おこなうことである。
胃がんや肝臓がんは感染症の原因が大多数のため、まさに予防が簡単ながんとなります。
皆さんもし受けてない方がいらっしゃいましたら、すぐにでも受けましょう。
しかし、ガンの中でも部位別がん羅患数第1位となるのが大腸がんはとなります。
感染症ではないので駆除をすることはできませんが、早期発見が比較的簡単で予後も良いがんだと指摘されています。
大腸がんのほとんどは「大腸ポリープ」から生まれます。ですが、この大腸ポリープは便潜血検査で容易に早期発見することができます。
この検査は僕も今年の人間ドックでもやりましたが、自宅で便を採取すればいいので非常に簡単にできます。
一般的にポリープからがん化するには数年かかると言われていますので、できれば毎年、最低でも2年に1度程度は受けましょう。
早期発見できれば生存確率はなんと90%を超えるそうです。これはもう必須の検査と言えましょう。
若い人ほど脳卒中への対処法を学べ
くも膜下出血は働き盛りの30代も襲う。
脳卒中は「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の総称となります。この中で働き盛りの人でもより注意をしなければならないのはくも膜下出血です。
実は、僕の妻は数年前(30代前半です)に発症しています。奇跡的に後遺症もなく復帰できたのですが、即死もしくは寝たきりになっていてもおかしくありませんでした。
この病気は非常に厄介で、僕の妻の場合もそうでしたが予兆が何一つとしてない状況も普通にあり得ます。
特に発生しやすい特徴としては近い親族に発病している人は可能性が高くなります。30代の人でも是非一度「脳ドック」などでMRI検査をしてみることをお勧めします。
脳卒中の多くは生活習慣が引き金になる。高血圧、糖尿病、悪玉コレステロール、不整脈、喫煙に注意すればいい。
さて、それでは予防はどうすれば良いかというとやはり高血圧に気をつけるということです。
また、「多量の飲酒を続ける人」「タバコを吸う人」は発症確率が上がることがわかっていますので、こちらも頭に入れておきましょう。
初期症状を知っているかどうかで生死が分かれる。6時間以内に治療ができるかどうかが重要である。
突然のくも膜下出血の場合はバットで殴られたような激しい頭痛に襲われるらしいので(妻も言ってました)すぐにわかりますが、脳卒中では一般的に初期症状が現れるそうです。
- 頭痛
- 手足の異常
- 視野の異常
- バランスの異常
- 言葉の異常
これらの症状が出た場合、すぐに病院に行きましょう。
これは非常に大事なことで、脳梗塞などでは特に発症後4時間以内に血栓を溶かす「t-PA」という薬を投与できればすぐに回復する可能性があるそうです。
それでダメな場合でも6時間以内であればカテーテルで直接血栓を取り除くこともできるそうです。
何より時間との勝負なんです。少しおかしいな?と思ったら迷わず病院に行ける勇気があなたの命を救います。
ホリエモンから学んだ学んだ現代の最強予防策まとめ
最後に、前作と今作を読んだ知識を予防対策としてまとめておきたい。僕は無駄死にしないようにこれらを継続的に生活に取り入れようと思う。
ただし、基本となる生活習慣である「タバコを吸わない」「過度の飲酒」「運動不足」「暴食」を気をつけるのは最低条件とします。
死因になり得る病気への対策
肺 |
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胃 |
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大腸 |
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肝臓 |
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前立腺 |
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乳がん |
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子宮頸がん |
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脳卒中 |
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心臓突然死 |
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自殺 |
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QOLを上げる
目 |
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歯 |
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働き方 |
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睡眠 |
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まとめ
いかがでしたか?普段健康に気をつけている人でも知らない知識があったのではないでしょうか?
僕たちの多くの人(家庭持ちは特に)は「まさか」のために医療保険や生命保険に加入しています。
確かに安心を買うことになるのでいいことかもしれません。しかし、それよりも大事なのは病気にならないように最善の行動をするべきなのです。
当たり前ですよね。死んでしまったら元も子もないのですから。
僕はホリエモンから健康の知識を学んでからは、かなり予防に関しては関心を持って行動をするようになりました。
しかし医療の世界はその他IT技術と同じく、進歩が早いものです。
ある日から、実はこっちの方がはるかに効果的、というものが発見される可能性がありますので、常に最新の情報を取り入れることを心がけましょう。
みなさんが無駄死にすることなく、健康に生活できるような知識の一部となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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今回は健康にまつわる、言わば現在での最強予防対策をまとめてみました。