【書籍レビュー】the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 – GAFA時代で生き残る12のルールを紹介 –

こんにちは。ITブロガーのマサタカです。
最近読んだ書籍についてレビューしていきます!

最近流行りの本であった「the for GAFA」を読了しましたので、是非伝えたい部分と共にご紹介をしていきます!どうぞよろしくお願いします。

 



GAFAとは?

みなさんGAFAってご存知ですかね?IT業界で働く人にはもちろん聞いたことがあるかと思いますが、これは世界に住むほとんどの人が関連を持つ存在となります。

 

テクノロジー業界の4強と言えば、「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」を挙げると思います。これは異論はないですよね?これらの頭文字をとって「GAFA」です。GAFAによって世界に与える影響力とこれからの世界がGAFAによってこうなる、といった内容が著者独特の目線で書かれています。

 

この書籍について端的に説明してしまうと、「GAFAのいずれの企業も現代の資本主義社会にて最高の結果を叩き出しているのはなぜなのか」と言うのと、「これらは我々の未来にどういった影響を与えるのか」、そして「これからどのような行動をとるべきか」について書かれています。

 

それではまずはGAFAの簡単な立ち位置についてご説明いたします。

Amazon

この4騎士の中でも、最も成功を収めていて将来性も高い評価を得ています。

Amazonの本質とは、我々の持つ狩猟採集本能を見事に満たしてくれるサービスを展開しています。Eコマースは今まででは考えられないほど、安い資本で多くのユーザーにリーチできる夢のようなツールになりました。

 

CEOであるジェフ・ベゾスは2018年に長年トップであった元Microsoftのビル・ゲイツを大きく超え、個人資産:1500億ドル(約16兆9000億円)というとんでもない結果を更新しています。

 

Amazonの最も優れている点としては、メインである小売商売では利益を出さずに、「アマゾン・プライム」や「クラウドサービスAWS」といった分野で抜群に稼いでいる点にあります。

Apple

筆者はアップルの成功要因は「高級ブランド化」だと言います。元々は生粋の技術企業ではありましたが、スティーブ・ジョブズによる方向転換で高級化していったのが上手くいきました。

 

もちろん、製品自体が素晴らしいのもありますが、それ以上に最近のAndroid機種と比べてもiPhoneの性能は値段の割にあまり変わりません。ではなぜ売れるのか?

 

それはまさしくブランド力ということになります。僕はケチなのでブランドという言葉はあまり好きではにですが、Appleのブランドには負けました。(XSも迷いなく買ってしまいました。。)

 

筆者が主張する「セックスアピールのためのブランドアイテム」というのはわかります。僕のiPhoneを持つ理由は「それがiPhone」だからなのです。

Facebook

みなさんも使っていますか?でも不思議じゃありませんか?僕たちはFacebookに1円も払っていません。モノを売らずにどうやって莫大な財産を築いているのでしょうか?

 

それは、「今までにない的確な広告効果」によって生み出されます。住んでいる場所・性別・年齢・学歴が割れている人が、どんな人との繋がりが多いのか。どんな意見に「いいね」をするか。これら全てが監視され、どんな広告を表示すればクリックされる可能性が一番高いのかを判別されます。

 

実名登録しなければならない仕組みは、より特定の人物への広告を可能にした素晴らしいビジネスモデルだと思います。マークザッカーバーグが始めからこのモデルを意識していたかは不明ですが、今や世界の1/4の人間の個人情報を丸裸にしてしまいました。

Google

これもみなさん絶対に使っていますよね?Google検索はFacebook以上に広告効果を生んでいるサービスです。程度にもよりますが、個人情報を晒していないのになぜFacebookより優れているのでしょうか?

 

答えは簡単です。誰にも言えないような悩みをGoogleだけには伝えているからです。Facebookの友達に「持病」「コンプレックス」「性的趣向」について語ったりしますか?

 

親友はもちろん家族やましては自分よりも自分のことを知っているのがGoogleなのです。人がひた隠している真の本当の気持ちを知っている企業が最強なのは当然なのです。筆者はGoogleを「全知全能で無慈悲な神」と比喩しています。


GAFA「以後」の世界で生きるための武器12のルール

筆者の考えではGAFA4強時代では、「トップ数%の人間が莫大な資産を持ち、残りの多勢は皆、資産を築くのは難しくなる」と見ています。

つまり格差は広がる一方で、我々凡人が苦しくなるのは明らかだということです。

 

そこで筆者が考える「どうすればいいのか」が超現実的かつ非常に説得力があり、僕はとても感心しました。

これらは自分の子供たち世代を導くためにとても参考になると思ったのでここに12のルールとしてまとめます。

 

GAFA時代で生き残る12のルール

  1. 話し合いの場で、試してみる価値のある、かつくだらないアイデアを出せる好奇心を持つ人間になれ!
  2. 周りの全てが自分のことだと考えられる当事者意識を持て!
  3. 一流の大学に行って、一流のブランド友人を手に入れろ。編入でも構わない!
  4. もし大学に行けないとしても資格・証明を取れ!
  5. 子供時代で、「何かを成しとげた」と誇れるような経験をつかめ!
  6. 国内で最大の都市に出よ!
  7. 自分のキャリアを良く見せるために最大限の努力をしろ!
  8. あらゆるSNS・サービスの新しいものを受け入れて、とにかく参入しろ
  9. 若いうちから資産の計画を立てろ!資産を増やすためにを勉強しろ!
  10. に忠実であれ。は企業を超える。は企業と違って忠誠心を評価してくれる。
  11. 自分の才能なんてない。上手く行くことも行かないことも皆、平均に回帰する。
  12. 自分が伸ばしているスキルを最大限に評価してくれる組織で働け! 

 

「大学とか資格とか意味がない。」「地方でも稼げる。」など日本のSNSで毎日叫ばれていることを否定するような内容もありますが、とても合理的な意見だと思う。

 

刺さったと感じた人は是非、書籍を読んでほしい。


まとめ

とにかく内容の濃い本でした。世の中を支配している4大企業について、あまり語られないような企業の闇にも触れていますし、おおよその正体はつかめる内容です。

 

それにしても筆者の様々なキャリアを通した独特の着眼点は単純に面白く痛快でした。

 

多くの著名人が「これからは格差が広がる一方だ」という意見を持っているのをよく聞きます。実はあまりピンときていませんでしたが、この本を読んでかなりスッキリ理解できたと思います。

 

これからを生きるみなさんに必読だと思います。少し厚い本ですがスイスイ読めるので、オススメです!

 

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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