
今回は、落合陽一さん著書の「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書」を読んで、僕が実践した子育て方法をご紹介します。
実は、落合さんの本は難しいので書評は避けていました。
しかし、今回の本は万人にオススメしたいのでブログでも扱います。
WeeklyOchiaiで勉強している人にとっては「落合陽一の考える教育論総集編」といった感じで超濃厚な内容です。
僕と同世代の30代、少し下の20代のすべての人に読んでほしい。
今回はこの本を読んで、あらためて自分の子育て方法に取り入れたいと思ったもの6選をご紹介します。
もし、少しでも気になったら「ゼロヒャク教科書」を読んでみてください!
読みやすいけど情報は超濃厚と、コスパ最高の内容に仕上がっていますよ。
目次
僕が実践したいと思った子育て方法【6選】

1.自分の価値観を常に疑う
親の世代も人を教える立場にある自分自身の価値観もアップデートする。
まず初めに、子育てを考える上で最も重要と考えていることを挙げておきます。
それは、子育てを子供だけにフォーカスするのではなく僕たち「教える側」の意識を重視するということです。
なぜなら、もしかすると自分の価値観は既に時代遅れである、もしくはこれからの社会でスケールしないかもしれない可能性が多いにあるからです。
これからの大人のマインドセットとして、常に持つべきなのは「自分の価値観を常に疑う」ことだと考えています。
昨日の常識は今日ではもう時代遅れ。これを毎日当たり前に思える人が人生100年時代を最も楽しめるのです。
この考えを前提として続けていきます。
2.既成概念にとらわれない勉強方法
フラットに「どう学ぶのが自分にとって効率的か」子供と一緒に考える。
子供の勉強を学校任せにしていませんか?
僕もついつい自分のことで忙しくて、子供の勉強について疎かになっている部分があります。
しかし、ご存知の通り、今の学校教育というのはまるで時代遅れで、本当にこれからの社会を生きるために最適な勉強法なのかは甚だ疑問です。
「宿題は絶対にやりなさい」「先生の言うことを聞きなさい」「みんなやっているんだから」
これらの言葉を当たり前に使ってしまっているのは非常に危険だと感じました。
「魚を与えるのではなく釣り方を教えろ」という言葉通り、人生100年時代で子供にとって最も大事なのは「どう学ぶのが自分にとって効率的か」を理解することなんだと強く思いました。
3.意見を引き出す魔法のキーワード
子供に意見を求める時に、「これは、僕が今、思いついたことだから、正解はないんだけどね」と前置きする。
落合さんが大学の生徒に意見を求める時によく使う言葉と紹介されていました。
この「正解がない」ということを前置きするだけで、意見が多く出るようになるそうです。
子供に自由な意見を出させること自体が、子供の感性や読解力につながるので、意見を出しやすくすること自体がとても有効な教育になります。
そしてこちらでも、その意見は決して否定をせず、「一緒にそれについて考える」態度を重視したいと思っています。
4.経験により大きな能力差が生まれる
子供のうちに希少な経験をたくさんさせる。
天才と凡人の差はどうやって生じるのか?やはり、頭の良さや特殊能力なのでしょうか?
これについては落合さんの意見では「人の持っている基本能力に差はほぼない」としています。
それでは何で違いができるのかと言うと、「希少な経験」だそうです。
それがたった1日でも多くの人が体験したことがないことをやったことがあるという経験は、大きな差を生みます。
それは大人になってからいくらお金を出しても買えないものです。
自分の価値観だけに囚われずにとにかく多様に多くの体験をさせることを意識したいです。
5.隔たりを許容する
子供が熱中していることに対して、それが何であろうと許容する。
僕は息子に「サッカー」と「ピアノ」をやらせています。
ピアノは妻の勧めですが、サッカーは3歳頃に息子がどうしてもやりたいということでやらせていて、小学生の今でもハマってます。
これらはいわゆる、マトモな習い事だと思うので誰も否定しません。
そんな息子はサッカーの練習が一度終わると、ご多分に漏れず「YouTube」や「ゲーム」にどっぷりハマっています。
しかし、なぜかこれらは「よくない事」というように捉えられて世間的に否定されます。
僕はこれはよくない事態だと考えています。
「隔たりがある」ことこそが、これからの時代においては価値が高く重要と落合さんは主張しています。
この隔たりは、人の熱中からしか生まれません。
それがどんな事でも、子供の熱中を大人は妨げることはしないほうが良いと僕は思っています。
実際にYouTubeやゲームをガチでやっている子供の成果を見たことがありますか??
YouTubeを通してびっくりするくらいいろんな知識を得ています。ゲームは友達と当たり前のようにオンラインで楽しんでいます。(Switchにイヤホン挿してボイチャしてたりw)
嫌々する学校の宿題で得られるモノと、どちらの方が子供の為になるのでしょうか。よく考えてあげる必要があると思います。
6.成長する思考をインストールさせる
「仮説→検証→失敗」を積み重ねる経験をさせる。
インターネットの革命のように、これからの世界はさらなる加速で技術革新されていくでしょう。
この時代では、答えのあるテストをしているだけでは今の社会に適合した知識を得るのは困難だと思います。(何が正解か不正解かわからないので)
そこで落合さんの勧めている思考法として「感覚やカンだけに頼らずにデータを集めて、トライ&エラーを繰り返した経験から最適解を割り出す」ということが紹介されています。
僕はこれは非常に大事なことだと捉えています。
今までの僕は、子供が「これってなんでこうなってるの?」というような質問をされた場合、「よし、一緒にググって(Google検索)みよう!」と答えるようにしていました。
しかしこれでは「仮説を立てる」という視点が養われません。
これからは、「どうしてだと思う?」と子供の意見を聞いてから検索をしてみようと思います。
これを繰り返していけば、「仮説→検証→失敗」が自然と身につくのではと期待しています。
まとめ

今回は、僕が実践したいことを6つにまとめました。
書籍にはこれ以外にも多くの教育論が語られています。
特に今回は省略していますが、「落合陽一の幼少期について」「日本のSTEAM教育について」も取り上げられています。
ちなみに、落合さんの幼少期についてはこちらのWeeklyOchiaiでも語られていました。
落合さんの大学教授や経営者の立場からよく検討されていて、とても参考になりました。
子供の教育に関しては、終わりのない課題です。これからもずっと学び続ける必要があります。
僕たち親側のアップデートは怠ることなく続けていきましょう!
