
今回は、元マイクロソフトの中島聡さんの新作「結局、人生はアウトプットで決まる」を読んだ書評をまとめます。
ブロガーとしても活動している僕に役立ったブログ術を6つほどご紹介していきます!
こちらの6つです。
この本から教わった6つのこと
- ついやってしまう絶対に気をつけたい3つの書き方
- さらにインプットとアウトプットの質を上げる3つの方法
目次
ついやってしまう絶対に気をつけたい3つの書き方
本書から学んだトピックから、「僕もこれやってるなー」と感じた3つをご紹介します。
いかに多くの人に伝わるかを重要視する
専門用語は避ける。例えばマネタイズという言葉ですら避けるべき。
大量のインプットをしていると、専門用語が専門用語だと認識できなくなることがよくあります。
中島さんも例に挙げている「マネタイズ=お金儲け」ですが、僕は社内のプレゼンで当たり前の言葉のように連呼していたところ、最後の質疑応答にて「マネタイズの意味を教えてください」と聞かれ唖然としました。
「勉強不足なのが悪い」という見方もありますが、多くの人に見てもらうことによって価値が出てくるブログではこの理屈は通用しません。
特にIT系を扱う当ブログでは、最も気をつけなければいけないと感じました。
カタカナや英語の名称は注意して書いていこうと思います。
多少回りくどい言い方でも、誰でもわかる言葉を選ぶクセをつけていこうと感じました。
本質だけをいかにシンプルに書けるか
本質的なこと以外は書かないのが、明文。自分が書きたいと思っても伝えたいことに無意味であれば絶対に書いてはならない。
本質から外れているのに自分が書きたくて無駄に長文になること多いな、確かに!
この様なときは、文章の価値について考えがおろそかになっているんですね。
ブログに芸術点なんて不要!と中島さんも書かれていましたが、いかにシンプルに本質だけ書けるかは意識したいです。
それには、本質を見極めることは不可欠なので「見ている人に一番伝えたいメッセージは何なのか」を必ず決定してからブログを書くことを徹底します。
ビジネスの場でも無駄にメールが長文になってしまう人も、本質を捉える意識が低いのだと思います。
この機会に、あなたのいつも書いているメールも見直してみてください。
指示詞が文章をわかりにくくする
「あれ、これ、それ」は多用しない。
僕が一番グサッときたご指摘。
僕は自分の記事を見返したときに、「指示詩ばっかりだな、、」と感じることが多いです。
でもこれって中々改善されないんですよね。(また「これ」って使ってますがw)
こちらの件に関しては、文章を書くときに常に意識して訓練していきます!
みなさんの文章にも多く使われていませんかー?
さらにインプットとアウトプットの質を上げる3つの方法
続いてブログで不可欠要素である「インプットとアウトプットの質を上げる」ためのトピックを3つご紹介します。
インプットはできるだけ一次情報に近いところから
一次情報に触れること。それにはググるりまくれ。
テクノロジー系のニュースは多く溢れています。
「これ興味がある!記事にしたい!」という情報を見かけたときに、必ずそのニュースの元データを見るようにしよう、というご指摘です。
僕はプログラムを生業にしているおかげで、元ソースを必ず確認するということが身についている方です。
元情報になっている論文を読む、公式サイト情報を確認するといったことを怠らずにやっていると物事を深く考察できますし、誤った情報を取り入れる確率も低くなります。
人は自分事でないと真剣に勉強しない
最高のインプットは「当事者意識」。つまり身銭を切るのが最強。
当事者にならないと本当に求められている深い情報は書けません。
よくアフィリエイト目的の商品紹介をされている記事を見かけますが、あまりに内容が薄すぎる記事が多いです。
そういった記事はおそらくその商品を買うことなくネットで拾った情報だけを転記しているだけなのでしょう。
本当に価値のある情報とは、実際に買って(やって)みた人にしかわからない内容が書かれている記事です。
そういった情報は回り回って自分のブログの価値を高めますし、自分の知識も大幅に上がります。
とりあえず気になったものは身銭を切って買ってみることは情報発信には大事だと思っています。
最高のインプットは『人』である
人に話すことが最高のインプットになる。同じ趣味、詳しい分野の人との対話が思考のイノベーションを生む。
これは最近僕も感じています。
人との会話で気になったことがあればメモを取るようにしています。(前田裕二さんの影響です)
そこで気づいたのは、多くの書籍やSNSでの情報より「身近な濃い情報」となることが多いということです。
会話をしている中で、「なるほどなー」と思っていてもすぐに忘れてしまいます。
そこで急いでメモを取っておく。そして後で見返してなんでこんなこと思ったんだろう?と深掘りしていくとすごい発見をすることがあります。
自分と同じ趣味の人とは特にいいと中島さんはおっしゃっていますが、僕は逆に全然自分とは違う人間と話すときの方が気づきが多いです。
あまり会話したことがない人とも積極的に話してみることが、より良いアウトプットに繋がると考えると、人見知りな人でも頑張ってみる価値はありませんか?
【おまけ】中島聡さんから教わるプレゼン思考
最後におまけとして、中島さんのプレゼン思考が非常に勉強になったので、少しだけ紹介します。
資料は極端にシンプルで良い
プレゼン資料は情報つまり文字数をできるだけ少なくする。大事なことは、口で言うこと。
大事なことをスライドいっぱいに書き詰めていませんか?
スライドの情報は参考資料の図だけとかでいいのです。
「プレゼンの主役は自分」という中島さんのお言葉は刺さりました。
黄金スライド比
冒頭スライドで「伝えたいこと」を宣言 → 何枚かのスライドで丁寧に説明 → 最後に「伝えたかったこと」を繰り返す。
これもよく言われている手法ですが、実践できてますでしょうか?
最初に「本質」をしっかりと伝えてから説明に入る。
聞いている人が覚えて帰ってくれるのは1つか2つくらいです。
なので、本質だけを強調して「これだけは頭に残してもらう」というものだけに絞りましょう。
気分をのせる方法
プレゼンはリアクションのいい人を見る方が気分がのって結果として良い。
うんうんと頷いてくれる人がいると、調子がいい。
これは経験がある人は多いのでは?
人間ですので、よく聞いてくれる人がいてしかも共感してくれている状況は気分が乗ります。
これを利用して、「リアクションがいい人しか見ない」という手法。
え?一番偉い人じゃなくていいの?と思うかもしれませんが、中島さんの経験ではこの手法の方が結果的に良い結果になることが多いそうです。
まとめ
中島さんの本は非常に読みやすく、理解がしやすいです。
これらも中島さんがアウトプットをしてきた賜物なんですね。
僕も少しでもこんな文章が書けるようになるために、継続してブログやSNSを通してアウトプットしていきます。
中島さんの前作も非常に素晴らしい内容の本です。是非未読の方は読んでもらいたいです。
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。