
イケハヤさんがオススメしていたので「凡人起業」読んでみました。
皆さんは自分のことを凡人だと思っていますか?おそらくほとんどの方が「自分は凡人である」と認識しているのではないでしょうか?少なくとも僕はそのうちの一人です。
ところで、凡人の定義ってわかりますか?国語辞典ではこのようなことが載っています。
(引用そのまま)特に優れた点もない人。普通の人。また、つまらない人。
んー、身もふたもないと言いますか、まさに僕のことです(笑)
筆者である小原さんは35歳で起業し、3年後にイグジットされています。
そんな小原さんは自分のことは平々凡々の凡人であると紹介しています。ご自分の特徴としてこれらを挙げております。
- 締め切りが近づいてからやる
- 三日坊主
- 誘惑に弱い(締めのラーメンを食べてしまう。。)
- 会議の発言でアドリブが効かない
- 偉い人と話すと緊張する
- 過度ではないにせよ心配性でリスクが気になる
- 「いつかは起業する」とずっと思ってはいる
思い当たる節がある方も多いのでは??僕はもう全て当てはまってます(笑)
こんな僕と似たような特徴を持つ小原さんでも起業に成功しています。そこで小原さんは「こうすれば凡人だって起業できるんだ」と言うある意味で誰でも使えるメソッドのような形で紹介をしてくる本になります。
非常に参考になりましたので、その中で僕が重要だと感じた内容をまとめます。
目次
凡人でも一発当てれる戦略とは?
自分が作りたいものより時代に乗る。誰よりも早くやること。

競争を避ける
起業において、どの分野で勝負するかは成功確率に大きく影響します。
そこで考えてしまう発想として、今の自分が得意な業種やスキルで分野を決定しようとすることです。自分の得意なところで勝負したいと考えるのは当然と言っちゃ当然です。
まずはその発想を外そう、と言うのが小原さんの主張です。
もちろん自分のスキルを活かした方がいいに決まってます。しかしスキルありきにしてしまうと分野が大きく狭まります。これがいけない。
コツは「たった今これから流行りそうな分野」に目を向けることで、そこから自分のスキルを活かせないか?と考えるべきと小原さんは言います。
拡大しそうな市場で先駆者になる
つまり、今後の市場が拡大しそうなものということです。
理由はシンプルです。既に大きな市場、例えば全体で1000億円の市場であなたは1%の市場が取れたとしましょう。その場合は10億円の市場です。
反対に今後拡大しそうな市場で全体で10億円の市場であなたは30%の市場が取れたとして、現時点ではたったの3億円の市場です。
しかし、もし市場全体が流行と共に拡大したとして、500億円の市場になったとします。そうすると30%を占めていたあなたは150億円の市場を握ることになります。
難易度で考えても、小さい市場で大きな割合を占める方がはるかに簡単です。だってライバルがいないのですから、難易度が下がるのは当然です。
専門家になる
小さな市場、これをよくニッチと呼ばれますが、ニッチを攻めるのは凡人では必勝法と言えます。
先ほどの市場を取る、という点でも有利となりますが、それ以上にあなたにメリットとなることがあります。
それはその分野の専門家になれるということです。
専門家と聞くと、何かすごい人のように聞こえますが、ニッチの世界では比較的簡単になれるはずです。専門家とは、その分野について誰も否定ができない意見を言える人なのです。
つまり、誰もが調べていないことについて徹底的に調べて「誰よりも私がこのことについて語れる」という状態になればもう立派な専門家なのです。
専門家として認知してもらえれば、世界の誰かが「このことについて知りたい。誰か教えてくれないかな?」となった場合、あなたにアクセスしてくるでしょう。
そこで、実績を上げればさらにお声がかかっていきます。市場自体が大きくなった場合、その価値はさらに大きくなることは言うまでもありません。
自分のことは信用せず、仕組みで解決していく。

レベルの低いことで継続
戦う場所を決めれたとしましょう。多分最初はかなり思いを入れて取り組むでしょう。しかし、それを継続する自信はありますか??
僕のような凡人は、そんな簡単に継続ができないから起業はおろか、ダイエットすら継続できないのです。悲しいですがそれが凡人なのです。
そこで小原さんが推奨するのは、「自分は継続できない」ことを強く認識して仕組みづくりで解決するということです。
小原さんの場合は、クライアントに週に一回定例報告会を作ったそうです。別に頼まれてもいないのですが、報告会を必ず設けることで自分をサボらせないようにしたんですね。
また、その日にやった作業をFacebookやTwitterで投稿するようにしたそうです。そうすることで、誰かに見られているからサボれない気持ちになるそうです。
「継続できそうな簡単なこと」&「サボれない理由を作る」は僕ら凡人にとっては非常によくできた仕組みだと思う。これは今日からでもマネできそうです。
ヒアリングする
もう1つ、積極的に人に意見を聞きに行くのもオススメしています。
案外、人の意見を聞くってできないんですよね。これ読んで僕はとても反省しました。
自分は凡人で低脳だ、と理解しているはずなのですが、僕は他人に意見を求めることが好きじゃないのです。これって矛盾だし、損だし、バカなことだなぁとマジで思いました。
小原さんは起業を決意してからは、より多くの人と会うために頻繁に会食などをお願いしていろんな人に会っていたそうです。
自分では得られない経験や知識を教えてもらう。これほどコストパフォーマンスの良い勉強はありません。
もちろん、自分だけメリットがあるのでは誰も会ってくれませんので、自分がギブできるものを徹底的に用意する努力も必要です。
「他人にギブできる情報を用意する」&「他人から自分の知らない知識を教えてもらう」も僕ら凡人にとってはメリットだらけです。よし、これも今日から実行しよう。
自分のしてきたことを見直せば武器が見つかる
小原さんの「凡人だからこその戦い方」は勉強になりましたし、勇気をもらえました。
勝負したい分野は今後拡大していく分野であること、としていますがおそらく多くの人が「自分ではそんな分野ではやれることがない」と思うことでしょう。
僕も、そう考えてしまう人間ですが小原さんは「自分がしてきたことをしっかり見直せば適用できるスキルや経験があるはず」と本書で主張しています。
まずは、今の市場を研究しながら、自身の振り返りを徹底的にするところから始めたいと思う。
今回紹介した以外に、ご自分の経験から細かなアドバイスが詰め込んであります。
また、小原さん以外にも起業をしている方の赤裸々な事例が載っていましたが、これも非常に勉強になりました。意外とこういった生きた情報が得られる書籍って少ないので非常に助かります。
皆さんも是非、「凡人起業」読んでみましょう。何か自分の商品を発信したい人には必読書です!
ご自身の振り返りとして、自己分析もオススメ。前田裕司さんの「メモの魔力」を未読であればこちらも。