【あたりまえを疑え。】マイクロソフト澤円さんのおっさんにならないための「7つ」のマインドセットまとめ

【書評】あたりまえを疑え。
こんにちは。ITブロガーのマサタカです。おっさん、カッコ悪い。

今回は澤円さんの「あたりまえを疑え。」という書籍をご紹介いたします。

 

僕はエンジニアとしてよくマイクロソフトのイベントなどは参加するので、澤さんのプレゼンは何回も生で拝見しています。なので、そのプレゼンのすごさは身にしみて知っています。

また、Voicyという声のブログでも澤さんは「深夜の福音ラジオ」というのを毎日更新されていて、そちらも全て聞いています。

 

彼のマインドセットは僕の信条に一致しすぎていて、本当にいつも参考にしてもらっています。

本書も相変わらず素晴らしい内容でした。そこでこの本を読んで「やっぱりこのマインドセットは大事にしたい!」と思ったこと7つをまとめます。



澤円さんから教わる人生を豊かにする7つのマインドセット

1.時間は有限である


時間は誰に対しても平等に与えられている」澤さんはいつもこれを言います。

生まれつき環境が恵まれている人、特別な才能がある人はもちろんいますが、時間だけはそんな人でも平等に有限です。

 

その前提に立って考えると、会社でよく見かける風景も変わってきます。

上記ツイートにあるようなことって、もしかしたら誰もが何気なくやっているのでは?

一番の問題点は、悪気がなく礼儀正しく相手の時間を強奪していること。悪気がないので改善の余地がないんです。

だから、正しいマインドセットが大事なのです

 

ホリエモンが「電話をする奴はクソ」と発信して炎上したことがありましたが、このマインドセットを持っていると納得せざるを得ないのではないでしょうか?

 

2.常に効率化を考える


相手の時間を奪わないのもそうですが、当然自分の時間を最も大切にしなければなりません。

そこで澤さん流の「効率化の原則3つ」が紹介されていました。

一番重要なのは自分に「できる」ことと「できない」ことを的確に切り分けること。ここのポイントは自分でもできるけどあの人の方が早いというのがあれば迷いなくそちらのタスクに振り分けること。

 

もちろん、他の人にやってもらうからにはしっかりチームとして理解をしてもらうことは大事です。チームについては麻野さんの「THETHAM」はすごく参考になるので読んでいない方は是非。

【THE TEAM (ザ・チーム) 5つの法則】ワンピース麦わらの一味がビジネスチームとして優れている理由

2019.04.08

 

そして、ひとつのタスクに集中するのも大切です。人はマルチタスクが苦手です。思い切ってひとつに絞って「この時間はこれしかやらない」環境を作ってみてください。僕はこれを心がけてから作業効率が飛躍的に上がったことを体験できました。

 

3.ギブファーストであれ


先の仕事をチームメンバーにしてもらうのもそうだけど、それ以上にその人にとって自分が有益な仕事をしてあげてはじめて成立します。この人はなんて価値があるんだろう、と思われなければ誰も助けてくれません。

そしてそれは、プレゼンでも同じことが言えます。

プレゼンの勘違いとしてよくあるのが、目的が「この説明をしっかり理解してもらう」になってしまうことを澤さんは指摘しています。

そうではなく目的は「相手にハッピーな行動をしてもらう」ことなのです。その人が実際に行動してもらわなければ全く意味がないのです。そして、その行動が自分の利益につながります。

プレゼンはプレゼントとと同じ。相手が期待している内容を伝える努力をしましょう。

 

4.同調圧力に屈しない


澤さんはよく「おっさん」の話をします。ここで言うおっさんとは年齢は全く関係ありません。

年齢・性別関係なしに、どんなことでも思考停止で行動をしてしまっている人を指します。

 

「新人は誰よりも出社しなさい」「上司より早く帰るな」「飲み会には強制参加」「社会人として常識だ」「女性はこうあるべき」・・・

 

これらをあげていたら枚挙を問いません。これら全部、思考停止おっさんによる同調圧力なんです。

これらに屈しないマインドセットを持つのが人生を楽しく生きるのに必要です。澤さんは「時には逃げることだって大切」と発信してくれています。


5.未来志向であれ


あなたはムダな会議してませんか?僕を含めて日本で働くサラリーマンで多分これに参加したことない人は皆無なのではないでしょうか。

どんな会議がムダなのか?非常にわかりやすい指標を澤さんが示しています。

 

報告と連絡などは「過去から現代のこと」になる。これらは会議でする必要はありません。テキストにするなりして回覧して各自の都合の良い時に見れば済みます。

ただ相談は「現在より未来のこと」を決定する行為なので、これは会議をする意義があります。

 

みなさんの会議は未来志向になっていますか?これって参加者全員がこのマインドセットを持っていないと難しいです。是非トップダウンでこの未来志向を取り入れてほしいな。

 

6.ポジティブからしかハッピーは生まれない


澤さんはとんでもなくポジティブ思考です。しかし、幼い頃はかなりネガティブ思考だったそうです。

ではなんで変われたのか?それはポジティブな人しか他人をハッピーにできないからと悟ったからだと思います。

 

あなたの会社にも「こんなことして意味あるの?」とか「できっこないじゃん」と言う人いませんか?そんな意見を出しても誰もハッピーになりませんし、そんな人を好きにもなれません。

本当にできないアイデアでも「こういう風に進めればできるかも?」「こっちの方がいいかも」といった意見の方が魅力的ですよね。

「ポジティブなことしか言わない」マインドセットは周りから好かれる存在になる魔法だと僕は思います。

 

7.夢を叶えるには目標が必要


最後に「夢をかなえる」マインドセットを。「いつか」ではなく、「いつ」するのかを決めようということです。

わかりやすくいうと、小学校の時などに「将来の夢は?」というフレーズをよく聞きますが、もっと具体的に「何歳にこうなっていたい?」とした方がよいということです。

例えば「30歳までに日本一のコックさんになりたい」という夢であれば18歳までに調理勉強をして25歳までには独立しなくては。などと具体的な指標が見えてきます。

 

いつまで、という期限をつけることにより「そのためにどうすればよいか」をざっくりでも決定できます。それにより、じゃあそのためには今日はこれをしなければいけない、ということが明確になります。

つまるところ、「夢に向かって今日何をしなければいけないか」をより明確にできてる人だけが成功しているんですね。これはわかりやすい。


まとめ

どうでしたか?この7つのマインドセットは常に持っておきたいと思いますよね。

普段何も考えずに「ルールだから・・」とか「なんか理不尽だけどまぁいっか」という言葉を口にしてしまうと思う。そうなったら要注意!

あなたがおっさん化してきている可能性があります。おっさんはカッコ悪いですよ!

 

この「あたりまえを疑え。」を読んでもらえば澤円さんの考えを好きにある人は多いかと思いますが、一人でも多くこれらのマインドセットを持っている人が増えれば嬉しいです。