
CASHで一躍話題となったとんでも起業家の光本勇介さんが、書籍を出版!
しかも幻冬舎の箕輪厚介さんとのタッグということでこれは面白いに決まってる、と思いすぐに予約しました。
価格が400円くらいなのでおかしいとは思っていましたが、、なんとこれKindleなら0円で読めるそうです!
実験思考というタイトルですが、この出版自体も光本さんの実験で、0円で売って自由価格で支払いができる。こうしたら普通に売るより儲かるのか?といもの。
さすがぶっとんでますね。
この本には光本さんのぶっとんでいるアイデアが満載です。その中で、僕たちにも有益なエッセンスになりそうなところを紹介してきます。
目次
光本勇介のアイデアを生み出す「7つ」のエッセンス

1.市場選択とタイミング
光本さんはなんと10年前ほどからシェアリングエコノミーは絶対に来る。と確信していて、その頃にカーシェアサービスをリリースしたそうです。あのUBERより前から取り組んでいたんですね。
日本の地方では大車社会なので市場としては非常に大きいです。なのでこれはよかった。
しかし、当時ではまったく相手にされなかったそうです。まぁ日本では特に遅れているので10年前では仕方ないと思います。
なので、大きな市場を選んでアイデアを練るのはよいのですが、そのアイデアは世に出すタイミングで全く反応が異なることを意識しましょう。
2.全力で普通の生活をする
斬新なアイデアを出したい。イケてるビジネスモデルを造りたい。こう考えていると常に目新しい情報をインプットしようと心がけます。
「より多くの人が使うサービスを創る」ことを目標としている光本さんは、この行為自体に警告をしています。
僕もよくTwitterやNewsPicksをインプット元としていますが、あの界隈でいいなーと思いフォローしている人達はいわゆる「普通の人」たちではありません。
専門的な知識はもちろんですが、務めている企業や報酬も一般的な人とは少しズレている可能性が高いです。
すると大衆の感覚が失われていき、大衆が使いたいと思うサービスが造れなくなってしまうと言うのです。
これは確かにそうだ。より、近くの親のや近所のおばちゃんの話を聞いたり、流行りのテレビもちゃんと見るべきですね。
3.表現次第で市場は広がる
光本さんがCASHでこだわったところはドメインを「cash.jp」にしたこと。メジャー感を出したかったのと、誰でもわかるよう簡略化したかったとのこと。
最近ではUX(ユーザーエクスペリエンス)が重視されていますが、いかにユーザーが気持ちのいい体験ができるかは「どう表現しているか」にかかっています。
同じプロダクトでも表現によってウケが全く変わる。これはサービスを創造したい人は重視しなければいけない要素です。
4.ズレが限界に達しそうな業界を探す
先にも挙げましたが、事業はタイミングが全て。例え世の中の穴を突いたような素晴らしいアイデアでもそれが世間に認めてもらえるまで10年かかるのでは意味がありません。
光本さんは事業アイデアは無限にあると豪語していますが、「何をやるか」はなによりも大事なのです。
そこで光本さんは1年ごとに「この年はこのテーマが流行る」というものを決めているそうです。2017年は「お金」だったのでCASHを、2018年は「旅行」だったのでTrRAVEL Nowを作っています。(ちなみに2019年は「不動産」だそうです。)
その見極めを「長い間同じビジネスモデルやサービスを提供しているところ」でもうテクノロジーとのズレが限界にきているところ、としています。
あなたの周りにもこのスピード感ある時代で、変わっていないところはありませんか?
5.「思考停止」の時代になっていく
人間はめんどくさがり屋で、より便利なモノが生まれると、必ずそちらに流れる。と言うのが光本さんの持論です。「どれだけ思考停止させたまま、サービスを提供できるか」を意識しているそうです。
お腹が空いた、となったらスマホをポチッと押す。場所や予算、または自分の体調から適切なお店の商品も選んでくれる。さらに、道案内もここを右。階段登る。などで誘導してくれる。
とことん何も考えなくてもいいアプリが主流になっていく時代に間違いなくなると言うのです。
普段の生活で僕たちが頭を使わなければならないもので、より多くの人がめんどうと感じていそうなところを追求していきましょう。
例えば僕は、Amazonプライムでタイトルが並んでいるのがめんどう。僕が絶対に面白いと感じるタイトルを1つ表示してくれればいい。そんな感じかな。
6.「衣食住」は無料になる
思考停止で言われたまま動く状態は人間にとって、ある意味では至高の状態です。その究極系は「働かなくても生きていける世の中」になると思います。
AIを駆使して全ての生産コストが下がってやがて0となれば、「衣食住が無料」と言う世界も理論上では不可能ではありません。
現実的には難しいので、まずはサブスクリプションサービスで成立を目指せると思うんです。
- 提携大家ではどこでも住み放題・・5万円
- 提携店舗ではどこでも食べ放題・・3万円
- 好きな衣類は着放題・・2万円
このようなサービスがあれば、もしベーシックインカムで月に10万円もらえるとすれば、実質で衣食住は無料になります。
夢のようなお話ですが、AIとベーシックインカム、そして思考停止で使えるサービスが存在すればそれほど無茶な話ではないと僕は思っています。
7.エンタメが強くなる
仮に衣食住が実質無料になるとしましょう。
衣食住のために長い時間働く必要もないので、人間は暇を持て余します。するとその余った時間はエンタメに使うしかありません。
スポーツ観戦やミュージカルのような見世物はもっと求められるでしょう。また、YouTubeで多く見られるお笑い系動画はさらに価値が高まるはずです。
エンタメを生み出す側のクリエイターは最大の価値を持つことになるし、その他で世の中で活躍する仕事は「スポーツ選手・俳優・お笑い芸人」に限られてしまうかもしれません。
今の子供が学ぶべき教育は、国語・算数・理科・社会ではなく、「音楽」「図工」「体育」「演劇」「お笑い?」なのかもしれません。
ビジネスマンのみなさん、僕たちは面白いサービスやコンテンツを創るクリエイターにならなくてはいけませんよ!
まとめ
今回の書評では取り扱っていませんが、光本さんのとんでもアイデアがたくさん載っています。
何かサービスを創りたい。ビジネスモデルに興味がある。という方は読まないと損です。というかKindleなら0円ですからね。絶対読みましょう。
価格は自由だそうなのですが、こちらのサイトで支払いができます。
最大は1,000万円でなんと光本さんと会社を立ち上げることができるそう(笑)しかもアイデアは光本さんが提供してくれる。え?これってかなりお得なのでは!?
ん〜、今1,000万円のタネ銭持ってたら絶対これやってたな。。金貯めよう。。
それでは。最後までお読みいただきありがとうございました。