
今回はエロをアップデートせよ!という少し衝撃的なテーマとなります。
ゲストになんとあの人気AV女優の紗倉まなさんをお迎えしての討論となりますので、非常に見どころ溢れる内容でした。事前に全体の感想を言っておくと、めちゃくちゃ面白かったです。
ここでは一部、僕の刺さった内容の考察をまとめますが是非ともお時間ある方は本編を見ていただきたいです。それでは感想まとめを今回もご紹介していきます。
目次
本題:エロをアップデートせよ
ゲスト:紗倉まな(AV女優)

なんとゲストは現役AV女優である紗倉まなさんです。このテーマにぴったりではありますが、まさにNewsPics出ないとありえないようなキャスティングです。
この回を見て一番感じた感想としては、紗倉さんがめっちゃ知的でしかも自分の意見をしっかり持っている人だなぁということです。なんだかAV女優さんへの見る目が少し変わりました。
それでは、僕が刺さった部分について少しだけ紹介させて頂ければと思います。
「心が勃起します」セックスリテラシーが作りづらい環境
「心が勃起します」紗倉まなさんが冒頭突然言い放ったお言葉です。
紗倉さんは視聴者の心を掴むのが上手いですね。めちゃくちゃ面白い言葉です。
日本には「エロ=悪いもの」と言う風潮があるのはなぜなのか?もちろんフェミニズのような社会的背景というものもありますが、落合さんはセックスリテラシーが足りていないからとの指摘をしています。
「エロ=悪いもの」という風潮により、どんどん若者のセックスリテラシーが下がっていくという悪循環に陥っているのではないか?ということです。
しかし実際の若者にとっては「よくわからないから教えてほしい」という需要は絶対にあるはずで、それを学ぶための要素が絶対的に足りていないのが現状となります。
そこで、佐々木さんからはNewsPicsから落合さんと紗倉さんでセックスリテラシーに関した本を出さないかというアイデアが出ました。確かにこれは売れそうです。
エロに関してはそれなりの市場でビジネスがされている日本ですが、セックスリテラシーという観点では少ないと思います。ビジネスの市場から見れば、十分可能性がある分野ではないでしょうか?
コンテンツ回転寿司の時代
最近の性のニュースというと、童貞率が格段に上がってきている。ということです。
なぜ近年になって童貞率が上がってきているのでしょうか?いろんな意見があるかと思いますが、答えは結構シンプルででコンテンツが充実しているからと予測できます。
今や様々なコンテンツが目まぐるしく消費されていて、当然エロの分野に関しても多くのコンテンツが生み出されていて、昔と比べて若者はリアルな相手でなくても性的欲求を満たせる環境となっています。
これを落合さんは「コンテンツは回転寿司」と表現されていますが、これからもどんどんコンテンツが目の前に流れていき、それを僕らは自由に選択することができます。
今の状況では、童貞率が上がっていくのは当然の流れだと思いませんか?良くも悪くも精神的に満たしてくれるモノが、どんどん僕たちの身近になっています。
AV業界にとってのVRというコンテンツ
それでは今のAV業界で波が来ているコンテンツとはなんでしょうか?
これはやはりVRでしょう。AVにおけるVRの現状はどうなのでしょうか。これを紗倉さんの中の人としてのご意見がとても面白かったです。
VR撮影の現場とても大変だそうです。VRのコンテンツとしては、通常のAVとは違い主観での動画となる必要があるため、基本的には男優さんはイチモツのみの出演となるそうですw
しかもカット割りなども頻繁に行われるため、男優さんはハーフ状態(笑)を維持するのに通常より大変になるそう。僕たちの想像を超えて、VR撮影は現場が殺伐としているとのことです。コンテンツとしては高難易度になるんですね。
と言ってもやっぱり今はVR市場は実際に盛り上げりを見せているとのことで、これからどんどんとコンテンツも増えていくことが見込まれています。
消費者側としても通常のAVよりはVRの方がリアルであるので、当然そちらを求めます。そしてそのリアルさが増せば増すほど、本当のリアルへの関心が下がっていきます。
それではVRで満足する世の中とは「いい世の中」と言えるのでしょうか?討論の流れはこの課題にフォーカスしていきます。
VRコンテンツから推測するエロの本質とは?
それではVRでのセックス疑似体験とリアルセックスではどのような違いが生まれるのでしょうか?
紗倉さんのご意見では「リアルで一戦を交えることはお互いの持っているものをぶつけ合う行為である」という素晴らしいコメントがありました。
落合さんのご意見では「AVでは性器を見て興奮している→エロ全体で興奮している、のに対しリアルセックスでは相手の表情を見て興奮している→コニュニケーションによる興奮」としています。
ここから読み取るに、VRとリアルセックスとの決定的な違いは、「コニュニケーション」であるという意見に共通していると考えます。つまり、一方通行の行為なのかそれとも相互関係の行為なのかということです。
性欲を満たす行為としてマスターべーションが存在していて、今まではそれを満たすためにAVというものが誕生し、特に日本ではその文化は爆発的に発展していきました。(欲求は金にしやすいので余計)
しかしそれはVRという究極のマスターベーション技法が出てきてしばらくはこの技術を極めることとなると思います。そしてそのさらに先には「コミュニケーションによる承認欲求」が次世代のエロになっていくのだとこの議論を見て感じました。
エロをオープンにせよ。大事なのはラフ感
コミュニケーションによる承認欲求ってまさにSNSじゃん、と思いましたよね?そうです。僕らは既に次世代のエロについて現時点で既に体験していると思っています。
エロのアップデートについてカギとなるのはオープンにすることだと思います。落合さんはこのように発言しています。
常に興奮し続ける必要はなく、会話のように欲求を満たしていく。性欲ではなくコミュニケーションとして捉えるべき。大事なのは「ラフ感」。
ちなみに落合さんは女性のマスターベーションに使用する玩具を買ってあえて放置して様子見をするというようなことをしているそうです(笑)
ちょっとびっくりですが、いかにエロをオープンにしよう!という意思が伝わるエピソードです。
落合さんと紗倉さんの結論
それでは今回のエロをアップデートせよ!のお二人の結論となります。
(落合)別に特別じゃないじゃん?子供作るのは普通じゃないですか?肩こりがひどいから少し揉んでもらうみたいなノリでセックスすりゃいいんです。
(紗倉)パッきりしていいる方がいい。子供への性教育だって隠す必要はない。特別気にすると必要以上に構えてしまう。
いやー、落合さんの感覚をすべての日本人に共有したいと思いますよ。性について特別視するなと、普通のことなんだから気負いせずに付き合っていけばいいんだよ、という意図だと思います。
エロをアップデートせよという内容で議論してきましたが、着地点としては、エロはアップデートするようなものではなく、もっと自然に受け止めるマインドが必要なんだということですね。
個人的にはこれはとても勉強になりましたし、ある意味で良い気づきになりました。
まとめ

今回は実は今までのWEEKLY OCHIAIで一番笑いました。
少しお酒が入っていたせいなのかどうかはわかりませんが、落合さんそんなことまで言っても大丈夫なの?という爆弾発言も多かった印象です。背徳感についての話とかヤバすぎww
とにかく、とても面白いので是非このブログをお読みのみなさまに見てもらいたいです。
以上、今週のWEEKLY OCHIAIの感想でした。
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