
今回のテーマは「小売」と僕たちがいつも関わりのあるものですし、商売に深く関わる分野ですので非常に楽しみにしていました。いやー今回も学びが多いですよ!期待してください。
ここでは一部、僕の刺さった内容の考察をまとめますが是非ともお時間ある方は本編を見ていただきたいです。それでは感想まとめを今回もご紹介していきます。
目次
落合さんオススメの一品!ライカ!
ライカM10-P
落合さんいわく「音がしないのが超役に立つ。音が出せない場所ではすごく使いやすい。」のだそう。

いつもTwitterでも見てますがいい写真撮ってますけど。カメラ始めてみようかな?(笑)
小売りをアップデートせよ!
ゲスト:田中修治(オンデース社長)

今回はこの3つに焦点を当てていきます。
この3つがポイント
- 小売の世界でもインフルエンサーが活躍する
- なぜオンデーズはメガネで世界を獲ることができたのか
- 今の売り方はなくなる?これからの小売の売り方
1.小売の世界でもインフルエンサーが活躍する
(田中)これからは宣伝力ではなくて、個人のブランドで売っていく。キャッチコピー「オンデーズが売ってるからメガネを買うではなく、田中さんが売っているからメガネを買う」
オンデーズではインフルエンサー手当が支給されているそうです。なぜこれをするかの答えとしてこのキャッチコピーをお答えしています。
この真意とは、現在はインターネットの普及により情報が溢れすぎている世界となっています。我々はその溢れすぎている情報から「欲しいモノ」を選択してモノを買っています。これがとても難しくなっているそうです。
確かにネットで堂々巡りしてしまう人は多いのではないでしょうか?そこで、自分の近くで信用のある人がオススメしてくれたら、それを買ってしまうでしょう。
それとデジタルマーケティングという枠ではライブコマースやVTuberも注目しているそうです。
理想としては自社のインフルエンサーが「プチ高田社長」みたいに「1:多」でモノを売る分野は伸びると予想しているそうです。んーやっぱりより多くの人にリーチさせるマーケティングがこれからも注目されそうです。
(落合)所有欲をドライブできる人は価値が高い
インフルエンサーにさらに踏み込んだご意見です。価値の高い人材としては、欲しいモノを人に植えつけられる人ということですね。
つまり、この人が使っているから・オススメするから欲しくなるということ。今はロレックスだから、ベンツだから、ということが人の所有欲をくすぐらせていますが、これからは個人がブランドになるのかもしれません。
(田中)真面目な人ではダメで、自分をアピールして周りのコミュニティを巻き込める人じゃないと小売では生き残れない。
そんなブランドを持つインフルエンサーになりたいですよね。
田中さんが考えるインフルエンサー像はやはり外部に発信力のある人だそうです。もう「真面目です」が長所になる時代は終わったんです。
ハチャメチャでも影響力のある人の方が価値があると、そうZOZOの田端信太郎さんみたいな人がこれからは求められるんでしょう。
ただ、田中さんは「成功はコピーできない」とも指摘していて、それぞれのオリジナルのやり方でないと難しいと念を押していました。
こればかりはマネだけではダメですよね。いやー難しい!
2.なぜオンデーズはメガネで世界を獲ることができたのか
(田中)メガネはカスタマイズ性はあるんだけどECでは売りづらいので、実はメガネはECに適用しにくい。ZOZOみたいなECをやりたいが、近場のメガネを行けばいいのでメリットを出しにくい。
確かにそうですね。日本ですと、近くのイオンとかに行けばすぐにメガネを作ることができますしね。落合さんもVRゴーグルで視力検査もあるんだけど、近場のメガネ屋の方が早いからメリットを出しにくという発言もしています。
ここから学べることは、ECでは置き換えられないところがポイントになりそうです。例えば中国のアリババが手がけるフーマーというスーパーではオンラインとオフラインをうまく融合しています。
直接買い物も行けるし、サイトから注文してすぐに届けてもらうこともできる。こういった地域限定型ビジネスにはチャンスがありそうだと感じています。
落合さんも網膜投影型メガネが日本で普及するにしても民間企業がやれるのではないか、と発言しております。
(田中)シンガポールでは成功できたのは単純にメガネのファッションが新しかったから
海外では基本的にメガネは医療品として扱われているそうです。なので、あえてファッション性を押し出して売ることにより、これがウケたということだそうです。
これはいいヒントになりそうです。確かに、機能面でなくファッションなどの価値は海外では何がウケるかわかりません。
例えば日本の伝統工芸品などはあまり世界では知られてないので広く受け入れられる可能性もあります。
また、日本酒は中田英寿さんやホリエモンもハイエンドのものを作ってブランド化させれば世界で売れるとしてビジネスをしてますよね。
3.今の売り方はなくなる?これからの小売の売り方
(田中)3Dスキャンが普及するのでは?するとアイデアやデザインだけが売り物になる。そうすると小売として残るのはブランドなどの所有力に価値があるものだけ。車だってシェアリングされれば誰も買わなくなる。
これは究極の小売の世界の形ですね。限界費用と限界効用を考えるとこのような提供の仕方が最強です。
こうなると今の小売はもちろん商売そのものが全てが変わります。自分たちの商売をどう変えるかは現時点では想像もつきませんが、テクノロジーの変化は常に把握しておく必要はあるでしょう。
※限界費用などについて詳しく知りたい人は以下の本がオススメです。
(田中)全てがサブスクリプションモデルになるのでは?例えばNetflixを契約したらテレビも送られてくる。テレビ代はサブスク代から払われる。
これは現時点でも多くのサービスがサブスクモデルに移行しつつあります。これからは全ての物売りがサブスクに移行されていく可能性が高いです。
例えばスーパーの買い物もサブスクになるかもしれません。月○○円でお好みの料理の材料が勝手に配送されるとか全然あると思いますよ。
それに使う料理グッッズも好きに選択できて、家庭料理にまつわる全てのコストがサブスク料金に含まれるといったビジネスモデルになっていくでしょう。
僕らがやっている商売をこのモデルにうまくフィットさせられればビッグビジネスになるかもしれませんよ?
(落合)キャッシュレス社会になるとより価値社会になる。広告などは代理店は不要になってSNSのいいね数で割引とかになっていく。
これもインフルエンサー手当の話と同じですね。今までは人々に商品を宣伝したい場合は、電通などの大手広告代理店で広告を打つしかありませんでした。
しかしSNS全盛期の今は、テレビCMを見て購買意欲を刺激されるよりSNSで自分の好きなインフルエンサーがオススメしている方が上なのです。
これにだんだんと企業が気づいてきています。よって、今までマスメディアに莫大な広告費用が消費されてきましたが、これが個人のインフルエンサーに徐々にですが移り変わっていくはずです。
みなさんはこの製品やサービスであれば「誰よりも好きでより魅力を語ることができる」というものはありますか?
これからはこれを持っていることが強力な武器になります。僕も「自分の好き」はとことん突き詰めることを意識したいと思いってます。
落合さんと田中さんの結論
所有欲をくすぐるライフスタイル
我々は常により自分の生活が快適になるモノを欲している。
なのでライフスタイルとしてそこをカバーしてくれるサービスであればみんな使う。

小売業はなくなるつもりで考える
続いていくことを前提として商売をやっているのが一番ヤバい。
なくならなければラッキーだし、なくなった時に準備できていることが大事。

まとめ

いかがでしたでしょうか?小売の世界もこの先大きく変化していきそうですね。
新しいテクノロジーの話になった時に僕が心に残った話題があります。
田中さんがここ5年くらいで感じていることで「東京と地方とのリテラシーの差」を激しく感じる、といった内容です。大手社長というお立場なので批判を受けそうな内容ですがよく言ってくれたと思います。僕が感じていたモヤモヤが晴れるようなご意見でした。
僕も地方で働くサラリーマンとしてこれは感じています。彼らはなとなく今のまんま不自由なく過ごせればそれでいいのです。これは少なからず僕も感じている感情です。
これは非常に根深い問題だと思います。毎週激論を繰り広げているWEEKLY OCHIAI でアップデートさせるための最大の障壁になっていると僕は感じました。
田中さんが結論で出していた「常にアンテナを張って変化に備える」ににはどう言った意識改革をするべきなのかは今後のキモになるのではないでしょうか?ってことでみなさんWEEKLY OCHIAI 見て一緒に考えて見ませんか??
以上、今週のWEEKLY OCHIAIの感想でした。
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以下は今回ゲストの田中修治さんの著書です。僕も読んでみようと思います。
※追記 「破天荒フェニックス」読みました。めっちゃ面白かった!書評はこちら👇
落合陽一さんのオススメ書籍はこちら👇
みなさん、日々の生活をアップデートできてますか?