
今回のテーマは「コミュニティ」。ゲストはあの佐渡島庸平さんとうことで期待通りの内容でした!
ここでは一部、僕の刺さった内容の考察をまとめますが是非ともお時間ある方は本編を見ていただきたいです。それでは感想まとめを今回もご紹介していきます。
目次
落合さんのオンラインサロン
落合陽一塾
サロンではなく塾にしたのはこだわりがある。塾3.0の時代。オンラインサロンは大学と競合であることを認識しないといけない。これからは学歴から塾暦になるかもしれない。

コミュニティをアップデートせよ!
ゲスト:佐渡島庸平さん(コルク代表)

コミュニティと聞くと、SNSといういわゆるオープンの形で近年は広い範囲でのコミュニティーが一気に流行しました。
日本ではmixiから始まり、2ch、Twitter、Facebook、Instagramなどがインターネットの普及と相まってとても好まれて使われてきました。
しかし、去年あたりからは少しずつ流れが変わっていき、今年に入ってからはクローズドなコミュニティであるオンラインサロンが一気に流行となりました。今回はこのコミュニティーの流れを汲んで、落合さんと佐渡島さんがこれからのコミュニティーについて語っています。
ミーティングの内容では様々な議論がなされていましたが、以下の3つのテーマでまとめたいと思います。
- なぜオンラインサロンが注目されているのか
- オンラインサロンは何が優れているのか
- これからオンラインサロンを築くために大切なことは
1.なぜオンラインサロンが注目されているか
(落合)スマホやインターネットが普及したことにより、音と動画が簡単に届けられるようになった。
インタラクティブにオンラインでコミュニケーションが取れるようになったことが最大の要因でしょう。
まずはIT企業がここに注目をしてTwitterやFacebookなどで大規模なオンライン上でのコミュニティを作りました。
しかし今や個人同士での音声や動画でのやり取りも容易になりましたので、必然的に狭いコミュニティグループが技術的に可能になったということです。
(佐渡島)昔は会社が個人の最大のコミュニティであったが、近年ではコミュニティでなくなってきている。
インターネットがなかった時代は、自分が一番長く時間を費やしていたのは仕事場だったと思います。しかし、インターネットにより仕事以外の場では常に「仕事以外の自分」としてどこかに所属している人が多くなりました。
例えば、Twtterの中の自分、オンラインゲームの中の自分、ある趣味でのLINEグループの中の自分など皆さん様々な自分がいると思います。
前回の「自由をアップデートせよ」の平野啓一郎さんが掲げている「分人」と繋がる話ではありますが、「会社での自分」の比率がどんどん少なくなっていき、より自分が好きな分人を増やしたいという人の本当の気持ちがオンラインサロンい流れていっていると推測されます。
(落合)無数のサロンをやっても大学の学費より安い。これは大学からしたら驚異。
何かを学ぶ場としてそれにかかるコストは「入場料+サービス料+コンテンツ料」と考えます。
こうなると大学の学費は「入場料(入学費)は超割高」「コンテンツ料も様々な分野文が必要なので超割高」となってしまいます。
これに比べオンラインサロンは「入場料0円」「コンテンツ料0円」が可能になります。コンテンツ料を無償にできる理由は、それによりファンになってくれればその後の様々な有料サービスが展開可能だからとなります。
✔︎ポイントまとめ
- インターネットの普及により、様々なクローズドなコミュニティが生まれている
- 様々なコミュニティの中から好きなものを自分で選ぶようになった
- コストの面でもサロンは大学より効率がいいことが認知され始めている
2.オンラインサロンは何が優れているのか
(佐渡島)人は、自分と近しい人と成長する。さらに視点の違う人とフラットな関係を築く場所はさらなる成長を促してくれる。
これは納得。
例えば学校ですと、先生と生徒では立場の差がありすぎます。そもそも年齢の差も大きいですし、先生の方が古い文化の考えが形成されているのも非常に悪ですね。
これではあまり学べることも少ないと思いませんか?教えてくれる人が自分と近い人であれば、「考えがわかるし、自分にもできそう」と感じて人は成長が早くなるのだと思います。
また、学校では生徒同士でも同じ地域の同世代で限定されてしまいます。これがオンラインサロンであれば、全国各地から様々な人と交流できます。もちろん1つの目的で共通思考がありますが、その他は全く違う同士の人間ですので、多くの刺激を受ける可能性が高くなります。
(落合)塾を主宰するインセンティブは人の成長を感じられる。また、子供の教育と同じで、教えている側も教わることもできる。
もちろん前提としてオンラインサロンで月額料金などをとってマネタイズをすることも全然ありとした上で、その他にもこんなメリットがあるという落合さんの意見です。
お金には変えられない喜びを見いだせるというのはとても魅力的です。この人の成長が嬉しいというのと教える側も教わることもできるというのは僕も最近、会社で新人に教える時とかに体験しています。それが自分がより興味があって得意なことであればより大きな喜びを感じられることでしょう。
✔︎ポイントまとめ
- 教えてくれる人は自分に近い人がいい
- 同じ志を持つ仲間はいろんな人がいた方がいい
- 自分の得意なことを人に教えるのは人生の喜びそのもの
3.これからオンラインサロンを築くために大切なことは
(落合)コンテンツはその世界観を知ってもらう入り口。コミュニティはブランドに近い。
コストの話でコンテンツは0円にできると既に挙げていますが、それはより多くの人に「それが魅力的であること」を知ってもらうために大事なことだというご意見となります。
ブランドはそのものの機能性ではなく、それ自体がカッコよくて好きなものです。いいコミュニティとはまさにこれであるべきで、どうすればより多くのファンを獲得できるかがカギになりそうです。
SNSやnoteで有能な情報をタダで提供してくれるインフルエンサーっていますよね?これがまさにブランド作りなんですね。
(佐渡島)エントリーは上げすぎてもダメだし下げすぎてもダメ
「それじゃあすぐにオンラインサロン入ってみよう!」と思える人は良いですが、(僕も含め)おそらく多くの人が「ちょっと敷居が高そうかな、、」と足取りは重くなると思います。
なので、よりそういった人に少しでも足取りを軽くするような仕組みは必要かもしれません。ただし、誰でも入れる状態というのもまた健全ではありません。良いコミュニティとは「同じ志」である必要があります。
これらを考慮すると、「心理的負担や経済的コスト面」はできるだけ下げて「その専門性にちゃんと興味がある人」の壁は少し上げておく方が良いのかもしれません。これはさすがに試行錯誤していかないと難しいとは思いますが、とても参考になる情報でした。
(佐渡島)人は貢献したい。何をすれば貢献になるのか定義することが大事
オンラインサロンでは自分が学びたいという気持ちは当然あると思いますが、教える側も教わる側もどちら側の人間でも「誰かに貢献したい」という思いは必ずあるといいます。
なので「このサロンではこのような発信をするとみんなに喜ばれます」といったような指標を示してあげることが大事になるそうです。
これもどの分野でも通用しそうなアドバイスです。組織ではこれを見出せないとなかなか自分の価値を見出すことができずに、楽しさが生まれないと思います。
✔︎ポイントまとめ
- 世界観をより多くの人に知ってもらう仕組みにする
- より多くの「同じ志」を持った人を集められるような仕組みにする
- 何をすれば仲間に貢献できるかを定義して示してあげる
落合さんと佐渡島さんの結論
塾3.0
子供の頃楽しかった塾を大人でも楽しむこと。サロンはビジネス的に見えるから塾くらいのネーミングがいい。
分人
サロンは複数入ったほうがいい。宗教と言っている人は、「とらわれる」と思っている。しかし、人は五人くらいまでを人に分けられる。家族、仕事と後3つくらいは持てる。

どちらもより人生を楽しむためにオンラインサロンはとても有効ということを言いたいのだと思います。好きな自分などれなのか?を見つけるためにも気軽に入ってみるのもいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外にも前回の自由のテーマと似たような内容になりました。実は「サロン」というは「分人」そのもので、いろんな自分を形成するための場なのかもしれませんね。
※分人についてはこちらの記事👇を参照ください。
以上、今週のWEEKLY OCHIAIの感想でした。
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今回は流行りのオンラインサロンについて素晴らしい情報がゲットできました。