
アート×テクノロジーを手がける落合陽一さんの「芸術」について聞けるとのことで楽しみにしていました。芸術については僕自身は少し難しい内容でしたが、芸術について考えさせるような内容でした。
ここでは一部、僕の刺さった内容の考察をまとめますが是非ともお時間ある方は本編を見ていただきたいです。それでは感想まとめを今回もご紹介していきます。

芸術をアップデートせよ!
ゲスト:藤原和博さん(教育改革実践家)&神山典士さん(ノンフィクション作家)

藤原さんは「幼児教育のアップデート」の際に、登場されてましたね。
今回は大きく2部構成でした。
前半は神山さんが著書「知られざる北斎」を中心に葛飾北斎についてを、後半は落合さんに「ビジネスパーソンに必要なアート性」について語ってもらっています。
それでは参りましょう。
北斎が世界に与えた影響
(神山)北斎は西洋アートの黒船だった。
葛飾北斎については、あの「富獄三十六景」は僕たちもよく知っていますが、西洋のアートにも影響を与えていたことは正直初めて知りました。
そして、面白いのが北斎の絵が影響力があったからではなく、西洋人の芸術家は固定概念を無視した感受性を持ち合わせていたから注目されたと言います。
この自身の持つ価値観を覆して評価する視点が、ここ10年ほどの世界観とマッチして、現代は北斎ブームが起きているらしいです。神山さんの「知らざれる北斎」は必読書ですかね。僕も読んでみます。
正直、北斎の話はついていけませんでしたが(悲)北斎ブームの裏には春画ブームがあったということを知り、ますます興味が出てきたことは収穫でした(笑)
(落合)アニメブームは150年ぶりのジャポニズム
実は日本では今、当時の西洋に与えた北斎ブーム以来の新たなブームが起こりつつあります。そうです。日本のお家芸である「アニメ」です。
少し前から、外国人がアニメの「聖地巡礼」と言って、アニメに登場する実際の土地を観光することが流行になっています。実際にこれらの情報がまとめてある専用のサイトなどもあり、日本の新しい価値にもなっています。
僕もこれはチャンスなのでは?と思っています。
例えば今のテクノジーを活用することは有効だと思います。例えばポケモンGOのような仕組みで「GPS×AR」です。実際の聖地に行った人のみオリジナルのARコンテンツを見れたりしたら、盛り上がりそうじゃないですか?
1つのアイデアとして、国内や海外でも人気のあるイニシャルDを実際の峠でARで走らせたら面白いと思うんだけどな。これできないかなぁ!
ビジネスパーソンに必要なアート性
(藤原)ビジネスパーソンこそアート感覚が必要
一見、アート感覚と聞いてもデザイン系ではない僕のようなサラリーマンには「関係ない」と感じてしまいます。しかし、藤原さんは僕らのようなビジネスパーソンこそ必要な感覚だと言います。理由としては、この2つとしています。
- 表現力が上がればプレゼンが上手くなる
- ライフデザイン感覚が上げると今を生きている感覚が上がる
プレゼンが上手くなるというのは確かにビジネススキルに直結しますね。プレゼンだけではなく資料の表現や、簡単な打合せでの総括などでもその人なりのセンスが問われます。
これらを考えると、確かに僕らのようなビジネスパーソンでもアート性を磨く価値はあるように思えます。というか、今まで考えたこともなかったので効果を試してみたい気持ちもあります。
しかし、アート作品を作れと言われても、何をしていいのかわからないのが現実です。この具体例としてお二人は次のように挙げています。
(藤原)鉛筆アートのようにアートのスキマはたくさんある気がする。
みなさん鉛筆アートとか米粒アートとかって知ってますか?このようなやつです

「こんなのできないよ!」と思ってしまいますが、これらを藤原さんはスキマと表現してなんでもいいと強調しています。例えばハナクソで作ってもいい(笑)と真剣に話されていました。
「細部に神を宿す」アートは日本人に合っているそうなので、細部にこだわる作品を何か創ってみませんか?僕も何ができるか考えていようと思っています。
落合:好きなものの写真を寄せ集めるだけでも独自の視点になる。
アートとは何かの落合さんの一つの具体的な回答として「好きなもの・嫌いなものの隔たり」としています。なので個人の好き嫌いを持ち込めばアートになりやすいというアドバイスです。
これはわかりやすいです。サッカーが好きであれば、サッカー観戦に行って選手や会場の写真を撮りまくってそれを部屋に並べるだけでもいいのではないでしょうか。
落合さんと神山さんと藤原さんの結論
集中力と解像度
対象物をよく観察して、そこにすごく集中していくことで自分にしか見えない解像度が見えた時に自分なりのアートができる。
北斎は86歳で蛇を飼っていた。
ずっと観察することが大事。北斎の最晩年の「龍図」の絵は蛇を観察し続けた結果生まれた作品。
積み木(落合さんへのプレゼント)
落合さんの子供が生まれるので(2子目の女の子)プレゼントしたい。どうやって作っているのかを想像できるものにしたかった。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の感想としては、落合さんや佐々木さんの考察の時間が少なかったのが少し残念ですが、北斎や西洋アートについて僕のあまり知らない世界を知れて勉強になりました。アートについて少し興味を持つことができたのはプラスになったと感じています。
以上、今週のWEEKLY OCHIAIの感想でした。
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