
今回のテーマは「お笑い」。落合さんの得意分野ではないであろうこのテーマでしたが、素晴らしい内容だった。
ここでは一部、僕の刺さった内容の考察をまとめますが是非ともお時間ある方は本編を見ていただきたいです。それでは感想まとめを今回もご紹介していきます。
目次
プロアナの結果発表!
番組冒頭、前回の生放送プロアナ面接の発表が!落合さんの鬼面接についてはこちらを参照👇
そして選ばれたのは、、「奥井奈々」さんでした!僕の予想は的中でした☺️
佐々木さんからいいところは『ナチュラル失礼』という言葉はしっくりきました(笑)

番組情報もきましたね。
【新番組】「The UPDATE」来年1月から
来年1月、ライブ経済情報番組「The UPDATE」をスタート。@newspicksと @TheUPDATE_NP のアカウント上で毎週火曜日21時よりライブ配信する。
MC:古坂大魔王 @kosaka_daimaou 奥井奈々 @nana_okui
解説:佐々木紀彦 @norihiko_sasakihttps://t.co/8gfHiCi8CB— NewsPicks (@NewsPicks) 2018年11月21日
2019年1月から早速、奥井プロアナを起用した新番組が発表されました。これは楽しみ!
お笑いをアップデートせよ!
ゲスト:中田敦彦(芸人・作家・プロデューサー)

ご存知、中田さんはオリエンタルラジオの武勇伝で一気に人気芸人になりましたが、その後は転落しては相方のチャラ男キャラで復活、RADIO FISHの曲で復活、と異例の芸人歴をお持ちの知的系芸人さんです。
当然ですがベシャリが上手いです。基本的には喋りのプロではない専門家の方がゲストが多いので特別安心感を得ました。内容もとても深く素晴しい回になったと思う。
それでは僕が刺さった部分を少しだけまとめます。
直接課金が一番強い
テレビというビジネスモデル
(中田)テレビが今まで広告収入にどれだけ頼ってきたか。結局は直接課金されている奴が一番強い。
日本の芸人は、吉本新喜劇を代表する事務所に入らないと成立しないんですね。その理由としては収入源が広告収入であるからというご意見。
プラットフォーマーありきで芸人が成立するのではなく、個人評価が高まった状態でプラットフォーマーを選ぶことがアップデートに必要ではないか?という本質的なビジネスモデルに切り込んだ意見で、アツいですね。
ここでも個人の価値主義ありきにするべき、ということです。やはり時代の流れはこれが主流になっていくのでしょうか。
吉本とジャニーズの違い
(中田)ジャニーズは「血統馬」でフレンチを食っている。芸人は「雑種中の雑種」でおでんを食わされている。
さすがおもしろい例えをします(笑)ジャニーズに関しては落合さんが熱弁。落合さんはジャニーズのビジネスモデルはうまくできていると前から発言されていますね。
お二人から聞いたビジネスの違いをまとめておきます。
<吉本新喜劇>
舞台は直接課金だが、若手の時にいくら舞台に出ても一定金額しかもらえない。吉本の言い分は「テレビに出れれば金が入るんだから練習と思え」とのこと。
<ジャニーズ事務所>
吉本とは逆で、テレビに出ることでファンが醸成されて、ライブや舞台で儲ける。ファン醸成エコシステムが強固に出来上がっている。
オリラリ中田から見たあの人
何人か中田さんから見てこの人どうですか?という質問があったので軽くまとめます。
キングコング西野
(中田)西野さんは本の売りかたも普通じゃない。その姿こそがドキュメンタリーであり本当のおもしろさ。
ビジネスの観点から見た芸人では一番尊敬しているそう。NewsPicksを知ったのも西野さんに勧められたからとのこと。
初めは馬鹿にしていたそうですが、今ではトレースしているという素直な意見が好印象でした。
世界のナベアツ
(中田)コンビ漫才→構成作家→ソロ→落語家と転身されてるが、プレイヤー目線を持ちながらプロデューサーもこなす部分はとてもいい。
落合さんもプレイヤーと経営者の両面を持ってやっていますが、これが実は一番やりやすいのではないか?
これは僕の界隈であるエンジニアでも同じことが言えます。上流だけやっていてはダメでたまには泥臭いコーディングやデバッグもしないと本当の技術力ってつかないんですよ。
ヒカキン
(中田)コンテンツの量がすごすぎる傾向がある。Youtubeの模範として、もう少しペースを落としたコンテンツ作りをしてほしい。
コンテンツ大量に作ったもん勝ち状態の今を危惧しての発言です。
トッププレイヤーであるヒカキンがこの流れを止める役割があるのでは、という俯瞰された視野の広いご意見です。
ウーマンラッシュアワー村本
(中田)お笑い芸人だけど政治批評などに突っ込むキャラは日本では貴重。だけどテレビでは厳しいと思う。
外国のコメディアンでは政治批評などは当たり前らしいですが、日本だと何かと炎上してしまいます。
テレビでは厳しいというご意見ですが、もしかしたらネットの世界でしたら天下が取れるかも。(僕個人はおもしろいとは思いませんが、、)
お笑いはこれからどうするべきか
お笑いは必要なのか
(中田)日常で発生する笑いではなく、構成されていてパッケージ化できているものは価値がある。
落語や漫才ライブという再現性の高いコンテンツは求められている。確かにこれは本質的。
この考えでいけば、個人や小さな組織がパッケージングした笑いを製作して、これをプラットフォーム選択して提供するビジネスが正解な気がしますね。
プロデューサー転身をもっと身近に
(落合)タモリさんとかサンマさんが個人事務所を作ってプロデュースすることもないのは残念。
超一流がずっとプレイヤーとしていることがよろしくない、というご意見です。
音楽業界では売れた後はプロデューサー業に移行して、後発を育てるといったことは結構ありますがお笑いではないと。
確かになぁ。でもあの人達がプレイヤーでいたい気持ちもわかりますが。
落合陽一とNewsPicksについて
一般視聴者から見る落合陽一
(中田)僕は落合さんの言っていることの8割くらいは理解できない。でもたまにわかることがあるとすごく嬉しく楽しい気分になる。
これは冒頭に発言されていたのですが、「WEEKLY OCHIAI」は世間にどう見られているかをより的確に表現しています。これは真実だと思います。
これを佐々木さん、アンジュさん、観客をイジりつつわかりやすく定義づけしている様子はめっちゃ感銘を受けました。中田さんマジで頭切れるしおもしろい。
なんでNewsPicksが今おもしろいか
(落合)ほとんどの職業は習得可能だが、おもしろいテレビのコンテンツの作り方はない。
(中田)確かにないしテレビは若いコンテンツ。だけど(ビッグビジネスなので)ものすごい試行錯誤がされていて既に収束している感がある。それが今の若い人にはつまらないと思われている。だからNewsPicksは今多くの人に受け入れられている。
僕がNewsPicksをなぜ好きなのか的確に捉えた意見にハッとしました。
テレビのあの出来上がった型にはまった形式が面白くないんですよ。
そこをズバッとみんなが本当に知りたいことをオリジナル記事にして、その筋のガチの人がコメントをする。このクラッシャー感が僕含めて今のビジネスマンに受け入れられているんですね。
中田さんは坂上忍さんの台本関係なしのやり方は、まさにこれでそして結局はウケた方が正義になるといいます。NewsPicksもやがては正義として扱われるのではないでしょうか。
news zeroでの落合陽一の役割
(落合)(報道番組のクラッシャー役としての採用なのでは?)そう思っているけど、コメント時間が少なすぎる。副音声などを充実させていけばいいと考えている。
(中田)ワイドナショーは報道なのに構成番組。リスクも少ないし中核だけ切り取れるから結局は生放送より濃いコンテンツになる。
最近は落合さん以外でもスッキリに箕輪さんや前田さんが出たりと、テレビ側もクラッシャーの重要さを理解した采配をされていると思います。
この話で出たワイドナショーの話はおもしろい。確かに「生放送である価値<濃いコンテンツであること」が求められていると思う。このことからもこれからはいかに素早く編集したコンテンツを展開できるかが重要になってくると考えています。
落合さんと中田さんの結論
鑑賞教育
(落合)テレビの見かたを教育すればもっとテレビは面白いことができるのでは?これをNHKがやればいいのに。
お笑いお笑いしない
(中田)見て育ったお笑いを今しても型にハマった笑いにしかならない。本質的なおもしろさを成熟していくことが大事。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
またまた面白すぎてまとめきれなかった感があります(^_^;)
本当はもっと為になる話などたくさんあったのですが、ブログでは表現が間に合いません。みなさんどうか動画で見てくださいね。
以上、今週のWEEKLY OCHIAIの感想でした。
もし興味あれば是非NewsPicksのプレミアム登録して観てみてください。登録すれば過去の動画も参照できますよ!
落合陽一さんのオススメ書籍はこちら👇