【落合陽一 大阪万博】スタートアップをアップデートせよ!斎藤佑馬が語る「日本のスタートアップが世界で勝つには」 – WeeklyOchiai

こんにちは。ITブロガーのマサタカです。今週の落合さんは久しぶりにマジ(笑)

今回のテーマは「スタートアップ」。落合さんゲスト含め、白熱した議論でした。必見!

ここでは一部、僕の刺さった内容の考察をまとめますが是非ともお時間ある方は本編を見ていただきたいです。それでは感想まとめを今回もご紹介していきます。

 



2025年大阪万博決定!55年ぶり!

やりましたね!東京オリンピック後の最も明るいニュースとなりました。

落合さんもコメントされています。

これは本当によかった。構想もいい。(構想関わってる?)ヒアリグはきた。
JAPAN2.0を出して欲しい。デジタルネイチャーも出してもらってもいい。

 

ぜひぜひ、落合陽一を中心にテクノロジーとアートを演出してほしい。落合さん全盛期時代?にこんな大舞台が来るとは。楽しみだ。

僕も超おすすめ!ゼロヒャク教科書

またまた落合さんが本を出しました。これ読みましたが超面白かった!

【ゼロヒャク教科書 書評】落合陽一さんの教育論を学んで僕が実践したいと思った子育て方法【6選】

2018.12.28

 

教育課題の認知度を上げたくて書いてる。今の教育のカタチを変えなければいけないと大学で議論してある中、未だに幼児教育ではお受験の話をしている。この剥離をどうにかしてあげないと未来の若者がかわいそう。

教育者である落合さんによる、これからを生きるための最先端の考え方が学べるそう。これは必読書ですね。


スタートアップをアップデートせよ!

ゲスト:斎藤佑馬(デロイトトーマツベンチャーサポート)

今回のテーマは「スタートアップ」と久しぶりに落合さんの興味のある分野でしたので、この日の落合さんは眠くなさそうでした(笑)

 

ゲストの斎藤さんもスタートアップに「命を懸けている」と豪語している熱い方で、ものすごく白熱した議論となりました!

 

今回は以下の3つのテーマ焦点を当ててまとめていきます。

3つのテーマ

  1. イマのベンチャーの真の課題
  2. 起業家が持つべき必要なもの
  3. 日本のスタートアップが世界で勝つには

はじめに言っておくと、このブログでは書ききれないほどの熱量のこもった情報が飛び交っていました。ぜひ動画でみてくださいね!

イマのベンチャーの真の課題

M&Aを活用せよ

(斎藤)大企業の研究やテクノロジーに詳しい人がM&Aをやる発想がないアメリカはここをうまくやれている。

これはベンチャーを取り巻く大企業側の問題です。テクノロジーの進化が早すぎて、ベンチャーと組んでやるというだけではもう遅いと主張しています。

 

多くのアメリカ企業は、先のあるテクノロジーを持つベンチャーを早期に莫大な金をかけて買収しています。

 

この理由として、日本企業ではテクノロジー組織より経理が強いため、目に見えて儲かる戦略しか取れないと落合さんは指摘しています。

 

つまり、買収することを目先の利益で考えるのではなく、むしろテクノロジーを自社で研究する時間を買う目的でM&Aを捉えるべきだということです。

日本スタートアップは恵まれている

(斎藤)政府、メディア、グローバルに課題があったが現状では良くなっている。

大企業以外にも「政府」「メディア」「グローバル」に日本は課題を持っていましたが、最近ではかなりいい方向に向かっているそうです。

簡単にまとめておきます。詳細は動画で確認してください。

政府】:「えこひいき」をしないとダメ。なので「J-STARTUP」は正しい。

メディア】:10年前まではベンチャーはリスク高いから記事にしなかった。今はむしろ求められるくらい。これは社会的地位を上げるのに大きい。

グローバル】:日本では上場までは最高の環境。その後にエコシステムでグローバルで勝つのが最大の課題。

日本のスタートアップは徐々に恵まれている環境にはなっているみたいです。ただ、どうしてもグローバルで勝てる部分は課題となるそう。

 

J-STARTUPは初めて知りました。こんな動きを経済産業省がやっていたなんて、勉強不足でした。

起業家が持つべき必要なもの

世界を見ないと使命感は生まれない

(落合)日本スタートアップはIPOが目標になっている。世界一を目指さないと、規模が変わる。Howは何とかなる。VisionとPassionが大事。

どんなことも言えますが、目線が上でないとできることは限られます

 

日本でもブロックチェーンを問題解決のために活動していた人が、お金が入った途端にコンサル活動を始めてしまい、最後までやり切らない人が多いそうです。これには落合さんも「最後までやり切ればいいのに」と嘆きます。

 

他人に火を焚きつける人でないと起業家としては成功しない」と斎藤さんもおっしゃっていましたが、強い使命感は起業家にとって不可欠なのだと感じました。

人生を捧げるものを見つけろ

(斎藤)人は山と谷があるけど大きな振れ幅の時(特に谷)に課題を感じる。2、3年はお金のために頑張れるけど5年10年となると強い思いがないとコミットできない。

目標の話しを別の角度から捉えています。なぜIPOが目標では世界に届かないのかは、長期間頑張れる理由が足りないからだという主張です。

 

斎藤さんが面接の際に必ず聞く「あなたがこの世界にいることによる差分は何ですか?」という質問があるそうです。

 

落合さん曰く、この回答には3日あっても語り尽くせないくらい情熱を捧げている何かを持っているかどうかだとおっしゃっていました。

 

それでは、このような情熱を持つにはどのような素質が必要なのでしょうか?

 

これには落合さんは、常識や利害などはどがえしで、「こんなのおかしいじゃないか」という本質論に気付けるかどうかと主張します。これは10代20代のうちに、これに人生捧げてもいい!というものを見つけられるかどうかだと僕は思っています。

 

やはり、若いうちにいろんな体験をすることは大切だと感じました。特に世界を見てよく知ることは間口を広げる大事な活動となります。

日本のスタートアップが世界で勝つには

必要性が原動力になる

(落合)原体験と手札(知識や熱量)がないと課題を課題と認識できない

強い社会課題と起業家精神がぶつかるからイノベーションは起こります。なので、より強い原体験へのアプローチは必須になります。

 

斎藤さんは強い原体験は主に以下の4つあると言います。

  • 複雑な家庭環境
  • 挫折
  • 海外体験
  • 社会の不条理

これらは子供の頃に自分で体験しないとなかなか認識することができません。

 

よって、斎藤さんのアドバイスでは海外の友達を作るのが早いとのことです。特に恵まれない環境で育っている若者には強い原体験や社会課題を抱えています。

 

まずはその熱量をぶつける必要性を見出さなければいけないということです。

ディアルライフを意識せよ

(斎藤)日本の最先端の課題は地方にある。だけど、起業家精神の持つ若者は東京に集まる。これが日本の問題。

これは落合さんが主張し続けている問題です。落合さんは筑波で研究・教授を、として東京でも仕事をしています。このバランス感はとても良いそうです。

 

これからは地方と東京の二極化生活(ディアルライフと名付けていました)が日本に必要ではないか?という画期的なご意見が出ていました。

 

これは、NewsPicksらしい未来を先取りしたような戦略だと感じました!

とにかく動きまくれ

(落合)そこそこのプロダクトを作る人より、目をキラキラさせながらクソみたいなプロダクトを見せてくるやつの方が熱量高い

印象に残った落合さんの言葉で「課題に小さいも大きいもない、とりあえず解いて視座を上げていけば解決につながる」というのがありました。

 

これはどこにいても真の課題は同じで、動き続けていればいずれ必ず同じ課題を解決するからとにかく動きまくれ、ということだと思います。

 

この考えが日本中に広まれば、日本再興戦略が実現するのではないでしょうか。

 

斎藤さんの見てきた成功者も、「ノリで始める→使命感が出てきて成功」のパターンが多いそうです。みなさん、ノリでどんどん動いちゃいましょう!

落合さんと斎藤さんの結論

斎藤佑馬の結論

フィールドは世界

(斎藤)デザインはシリコンバレー、インドで採用、深センでものづくりのように世界をファンクションで見て世界中で最適化する目線を持つべき。

世界に出て何が一番変わりましたか?という質問に「世界に出ると恥ずかしいことばかり。恥をかきまくっているうちに人は成長していく。」というご回答。これは心打たれる名言。実際に動いている人が言うと重みが違います。

落合陽一の結論

Visionを書き出す

そのことについて語り出したら本が出せるようなものが必要。ヒントは何が課題で、自分が何ができるか、自分が何にハマっているか、時代にあっているか。

自分にしかできないものを探し、それに人生を捧げる。そして、初めから世界を見据えて動きながら考える。目標を大きくもて!まずは行動しろ!と昔から言われていることですが、このお二人に言われると説得力が違います。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

落合さんが覚醒するとこんなにも議論が深まるんですね(笑)といった内容でした。やっぱり落合さんがとことん興味のあることをテーマにした方がアップデートミーティングは盛り上がるのではないでしょうか?

ただ専門家同士が盛り上がりすぎてレベルが高くなりすぎるのもちょっと懸念。僕的にはもう少し、視聴者コメントを拾うような場面があればよりみんながわかりやすくなって、もっと面白いと感じています。

 

以上、今週のWEEKLY OCHIAIの感想でした。

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