
落合陽一さんの最先端の思想を学ぶことのできるNewsPicksプレミア限定動画である「WEEKLY OCHIAI」はご存知でしょうか。
この人気コーナーであるスペシャルなゲストを迎えてのアップデートミーティングについて一部まとめと僕の感想をご紹介いたします。
今回扱うのは、2018/6/27に生放映されている「日本企業をアップデートせよ!」についてとなります。
企業で働くサラリーマンや経営者の方、全ての方に見てもらいたい「未来のビジネスマン像」が示されています。
もしこれを読んで興味を持たれた方は、是非動画でご覧いただければと思います。
PL脳はもう不要!日本企業をアップデートせよ!
ゲスト、朝倉祐介(シニフィアン共同代表)

今回のテーマでは、日本企業はあまりにもPL脳であるということが前提に進められます。
「売上」「利益」など損益計算書(PL)上の指標を目先で最大化することを目的視する態度
僕も中小企業に務めていますが、「めっちゃわかる」ということばかりでした。
というか、ほとんどのサラリーマンの方にご理解いただけるほど、日本全体がPL脳になっているんだと感じます。
そんな今回は以下3点に絞って考察していきます。
3つのテーマ
- Amazonになれない日本企業
- テクノロジーと教育
- いかにバカを増やせるか
それではどうぞ。
1.Amazonになれない日本企業
投資をするということ
(落合)そもそも会社に利益がある状態はエンジンが空ふかししているようなもの。
Amazonがなぜ世界一の企業なのか、あなたは説明できますか?
当然、様々な要因はあるとは思いますが、一番起因しているのは「どの企業よりも全力で投資をしてる」戦略です。
Amazonについては一度勉強をしておくことをお勧めします。こちらの本がとてもわかりやすかったです。👇
Amazonの純粋利益は非常に少ないです。その理由は、利益のほとんどを投資に費やしてしまうからです。
しかしその投資こそが将来の利益を呼ぶことになり、雪だるま式に長期期間で成長を遂げています。
(落合)スケールしない黒転はしてはならない
落合さんがこの言っているように、目先の黒字なんてのは長期の成長には寄与しないので、意味ないってことですね。
ダイバーシティを前提にする
(落合)変わるにはみんな違うというのが当たり前になるしかない。
日本人は、「みんな一緒」という同調する傾向があります。
なので、少しでも変わった意見がでようものならすぐに批判される習慣があります。
批判から始まると、変われるものも変われなくなります。この問題はどうすればよいか?
議論の中では、欧米のようにダイバーシティが当たり前になれば「自分の考えと違う意見」はいちいち気にならなくなると意見されていました。
まずは、いろんな立場の人の意見を批判厳禁で、素直に聞き入れるところから始めてみませんか?
2.テクノロジーと教育
会社は学校ではない
(朝倉)ビジネスパーソンが本当の商売をしていない
日本の会社は学校っぽいです。周りを見ると、怒られないように仕事をしている人ばかりです。
ノルマが仕事だと思っていませんか?
会議は授業のように出席していれば良いと思っていませんか?
落合さんの実践していることとして「1時間の会議を3分で終わらす」というのがあるそうです。
まずは、あなたのいつもやっているその会議を3分で終わらすところから始めてみませんか?
テクノロジーで根本解決をする意識
(落合)「自分のできること」と「社会が必要としていること」が上手く調和されていて、かつ意思決定ができることが大切
経営者の条件として、この2つを挙げておりました。
後者の「社会が必要としていること」に関しては、小さい頃から社会についてしっかりと考え抜いていないと見出すのは難しいと落合さんは言います。
なので教育を変える必要があるのですが、今の日本の教育事情ではそれはかなり難しいとしています。(落合さんは教育者として全力でここに取り組んでますが)
ただし「自分のできること」はテクノロジーでいくらでも置き換えることができます。
これは重要なことで、「テクノロジーを使い倒すことで、根本の問題を解決しようとする意志を持ちましょう」と落合さんは提唱します。
根本を解決することのできるテクノロジーは教育を超えた力がある、という落合さんなりの考えが垣間見れました。
さよなら、おじいちゃん
(落合)イケてるおじいちゃんだけが生き残る社会になったらいい
これはどの企業でもあることですが、高齢者の集まりは老害そのものです。
いなくなった方が社会には良いことは間違いないのですが(個人的な意見です。ごめんなさい。)それはご承知のとおりかなり難しいです。
それでは、イケてるおじいちゃんになるにはどうすればいか?
この議論を聞いて僕が思うに、これらができることが指針だと感じています。
- 今までの自分の考えをばっさりすてられる。
- 新しいテクノロジー対してフラットに考えられる。
- まずは試してみる精神を持つ。
これが既にできていない若者は少し考え直す必要がありそうです。
3.いかにバカを増やせるか
バカ2.0
(落合)小賢しい人が多すぎる。 もっとバカが増えればいい
これはホリエモンもよく言ってますね。
ここで言うバカは「考える前に行動をしてしまう人」を指します。
そして、小賢しい人の定義を落合さんは「自分の外側に基準がある人」としています。
つまり、「これが常識だから」とか「一般的には」とよくいう人ですね。(耳が痛い人も多いはず)
自分は何がしたいか。自分は何ができるのか。これだけを考えている人をバカと呼ばれますが、こういう人こそ現実を変える力を持つのだと考えさせれられました。
落合さんと朝倉さんの結論
最後に、明日から何をすれば良いか結論を。
(朝倉)売り上げとかリソースは無視する。「何がやりたいか」→「何をするか」だけを考える。

(落合)心地よいというところが重要。上手くバランスが取れる人は人に好かれる。

まとめ
いかがでしたか?サラリーマンにとっては耳の痛いお話がたくさんあったのではないでしょうか。
僕が感じたPL脳になってしまう大きな要因としては、長期的に考えるより短期的に考えた方が楽だからだと思っています。
人は思考停止している方が楽ですから。しかし、それではイケてないおじさんになってしまいます。
それじゃ嫌だ。イケてる自分になりたい。と思う人は今回の議論を真摯に受け止めて、テクノロジーを活用して生産性の高い仕事をしましょう!
まず僕は今日から会議が3分で終わるように努力してみます!
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