【天才 川谷絵音】音楽をアップデートせよ!落合陽一と天才同士の議論「自分が楽しければそれでいい」 -WeeklyOchiai

こんにちは。ITブロガーのマサタカです。No Music No Life!

落合陽一さんの最先端の思想を学ぶことのできるNewsPicksプレミア限定動画である「WEEKLY OCHIAI」はご存知でしょうか。

この人気コーナーであるスペシャルなゲストを迎えてのアップデートミーティングについて一部まとめと僕の感想をご紹介いたします。

 

今回扱うのは、2018/12/5に生放映されている「音楽をアップデートせよ!」についてとなります。

アーティスト目線以外にも僕たち音楽を聴く側のご意見も聞けましたので、とても有意義な時間となりました。

もしこれを読んで興味を持たれた方は、是非動画でご覧いただければと思います。

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川谷無双!音楽をアップデートせよ!

ゲスト:川谷絵音さん(音楽家)

ゲストは「ゲスの極み乙女。」や「indigo la End」でご存知の川谷絵音さんです。

ベッキーとの不倫で大きく世間に認知された人ですが、正直に僕はこの方の音楽は好きです。ただあまりこの方の考えなどを聞く機会はなかったので今回はとても楽しみにしていました。

自らをメディアアーティストと称している落合さんもとても興味があるらしく、珍しく何度も考えについて質問をしていたのが印象的でした。

 

今回は以下3つのテーマにまとめます。

 

3つのテーマ

  • 1.日本のストリーミング遅れ
  • 2.これからのビジネスモデルについて
  • 3.川谷絵音というアーティストモデル

 

3つ目は、川谷さんの独特な世界観を知ってほしくて質問集にしてしまいました。

 

それではどうぞ。

1.日本のストリーミング遅れ

ストリーミングが普及しない理由

(川谷)日本人はストリーミングでも好きな音楽を絞って聞く。

日本と海外の音楽業界の売上比率を見てみましょう。

こちらは世界の比率👇

そして日本の比率👇

世界ではストリーミングの比率がどんどんと伸びていき、2017年にはついに売り上げの一番高い比率となっています。

それに比べ、日本では音楽業界市場全体が下げている中、ストリーミングの比率自体は横ばいでほとんど普及が進んでいないことがわかります。

 

大きな要因として考えられるのは、既得権益にしがみついている日系レコード会社が悪いというのはあります。

これは間違いではないかもしれませんが、それ以外にも消費者である僕たちにも要因があると川谷さんが、指摘します。

 

それは日本人はストリーミングを使っていても、結局は好きな音楽に絞って聞いているからだと言うのです。

確かに僕もそうですね(笑)

 

せっかく、様々なジャンルの曲を聞き流しできる仕組みなのに、日本人の使い方は特性を生かしきれていないんですね。

 

落合さんが「日本人はライフスタイルを100年やり続ける」と皮肉を呈するとおり、ストリーミングが流行らない理由に、その国民性もあるのかもしれません。(キャッシュレスも然り、、)

 

オリジナルな好きを重視する

(落合)自分なりのプレイリストを育てるとおもしろい

それでは、僕たちはどのようにアップデートすればよいか?

落合さんのおもしろい意見として、自分なりのプレイリストを育てば、自分だけのオリジナルな好きの形が出来上がるというのがありました。

 

今のSpotifyなどを中心としたストリーミングサービスでは、自分の聞いた曲などから、おすすめのプレイリストを自動的に作ってくれます。

これを積極的に利用するということです。つまり、ストリーミングである程度いろんなジャンルを流し聞きする→気に入った曲があったら「ライク」する→どんどん自分好みのプレイリストになっていく という流れです。

 

ちなみに、落合さんは自動的に作成しているのは機械学習なので、それなりの「ライク」の量が必要なのはわかっているので、どんどん積極的に押すことにしているそうです


2.これからのビジネスモデルについて

高単価で少数に売る

(川谷)ビジネスで言えばYouTuberの方が上手く言ってるけど、当然音楽のクォリティはミュージシャンの方が優れている

今回の議論で外せないYoutuberについては、川谷さんの感覚では宝塚歌劇団のようなものらしいです(笑)

 

つまり、狭いコミュニティであり、昔のテレビなどのマスメディアを活用したタイアップを必要とせずに、コアなファンを獲得していくモデルです。

 

これはこれで良いのですが、問題はクォリティでいずれは本物の音楽を創れないと生き残れないと主張していました。

(落合)多くの人達に聞いてもらいたいという気持ちを捨てれば、単価を上げて売る方法もあり

そこで、これからのアーティストのモデルとして、今までの有名になって儲けるのではなく、特定の人向けに高単価な音楽体験を提供するやり方も考えられます。

 

超高品質な音楽を、その価値を認識できる人にのみ高いお金で体感してもらうとうことです。

 

今やっているアーティストで「赤字覚悟で高品質な体験を提供している」他を圧倒しているのはは、マキシマムザホルモンの亮君とサカナクションの山口一郎さんだと川谷さんは言います。

 

そういう意味で、一部の濃密なファンを対象としたファンクラブ運営はビジネスの可能性としては大きいと言えます。


3.川谷絵音というアーティストモデル

今回、痛感したのは川谷さんってホントにおもしろい人です。

少しでも伝わるように議論の中で川谷さんに質問していた内容の一部をQA方式でまとめておきます。

 

音楽リテラシー

佐々木
世界に通用する音楽ってどんなの?
川谷
その質問が1番音楽のことわかってない。海外っぽいとは海外バンドのコピーということ。知らないから成り立つ。洋楽っぽさもありつつ日本らしさも出さないと身の丈に合わなくなる。

佐々木さんが超ディスられる場面w でもこれ良いこといってます。例えば日本語ってもうそれ自体が日本オリジナルなので、価値としては高いと思う。

 

佐々木
僕みたいな層が音楽リテラシーを高めるには?
川谷
音楽を広める必要はないと思ってる。楽しみたい人が楽しめればそれでいい。

偏差値43と落合さんに評されたw 佐々木さんレベルに対して、バッサリ切り捨てられています。川谷さんのこのバッサリ感は落合さんにそっくりです。

 

川谷
みんなで頑張っていこうぜっていう雰囲気が苦手。
川谷
Newspicks嫌いなんですよ。有料でコメントする前にやることあるだろって思う。

さらにこんなこともwこの番組に出演して佐々木さんの前でこれ言うの?W

 

アーティストとしての音楽作曲

石山
音楽の定義とは?
川谷
ノイズも全て音楽。音がなっていて楽しんでればそれは音楽。

 

落合
AIが作った曲はどう思う?
川谷
AIが作曲した音楽はゴミみたいでしたね。でも聞く側の偏差値がそれ相当であれば需要はあるんだと思う。

 

落合
世に出す閾値が上がりすぎるってことはないの?(インプットできる時間は有限なので)
川谷
調整している。あと、ストリーミングは最初の30秒しか聞かない。気に入ったのだけフルで聞く。

音楽に対しての考え方がとてもフラット。落合さんも同世代クリエイターなので気になるのか質問が多め。

 

音楽とビジネス

観覧者
映像と音楽の融合は将来的がありますか?
川谷
映像演出をガチでやるには赤字覚悟じゃないと出来ない。

 

佐々木
ビジネス的な成功はどうすればよいか?
川谷
ビジネスを頑張りたい人は今すぐ日本を諦めて世界でバズらせるアクションをとるべき。

音楽のビジネスについても。ビジネス成功したなら日本を諦めろというのは衝撃的。

 

石山
目指すべきアーティスト像とかありますか?
川谷
ない。美味しい飯が食えればいいです。そもそも、アーティスト像とか言う人はただのビジネスマン。

川谷さんの核となっている「自分が楽しむことが一番大事」というのは落合さんしかりホリエモンしかり偉人の共通点ですね。


落合さんと川谷さんの結論

最後に、お二人の結論をまとめます。

落合陽一の結論

よい音楽人生

正しく楽しんでいるアーティストもいる。皆さんもよい音楽リスナーになれればよい。

川谷絵音の結論

ご飯を食べる

落合さんも、日本を拠点に置く理由の大きな要因として「ご飯の美味しさ」としています。メシがうまいから日本にいる感覚が共感できる人はビジネス界にはあまりいないとのこと。


まとめ

いかがだったでしょうか。

音楽を聞いていない人はいないと思うのですが、みなさんはストリーミングですか?CDですか?

まずは、僕らの音楽偏差値を挙げるべく、ストリーミングでいろんなジャンルをきいて好きな雰囲気の曲は全部「ライク」しましょう!

僕も今日からブログの作業BGMはAmazonMusicとSpotifyのいろんなプレイリストを聞いてみます。

それでは。

 

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