
落合陽一さんの最先端の思想を学ぶことのできるNewsPicksプレミア限定動画である「WEEKLY OCHIAI」はご存知でしょうか。
この人気コーナーであるスペシャルなゲストを迎えてのアップデートミーティングについて一部まとめと僕の感想をご紹介いたします。
今回扱うのは、2018/6/20に生放映されている「お茶をアップデートせよ!」についてとなります。
お茶については普段あまり考えたことはありませんでしたが、お茶の魅力の可能性に気づかされる内容でした。
もしこれを読んで興味を持たれた方は、是非動画でご覧いただければと思います。
今回はまったり気分?お茶をアップデート
ゲスト :ブレケル・オスカルさん(日本茶インストラクター)

スウェーデン人の方ですが、日本茶インストラクターとは。とりあえずめっちゃイケメンです。
コチラはオスカルさんのホームぺージ👇気になる方は是非。
オスカルさんがプロデュースしているお茶を淹れてくれて、和やかな回になりました。
今回はこちらの3つのテーマごとにまとめます。
お茶をアップデートする3つのテーマ
- 現代のお茶の課題
- 落合陽一がお茶関連でほしいモノ
- お茶がアップデートするためのヒント

現代のお茶の課題
知らない罪
(オスカル)何よりも問題なのは日本人ですら情報を手にする機会が少ないこと
学生の時に、日本の歴史を勉強して日本に興味が出て来日したオスカルさん。
岡倉天心の茶の本を読んだことがきっかけで「お茶はすごい」と思いなんと、日本茶伝道師になってしまいましたw
そんな、日本目線と国外目線を併せ持つオスカルさんから見て一番の課題は「情報がない」とのことです。
僕たちももちろんお茶はよく飲みます。
しかしそれはほとんどの方は9割以上はペットボトルなどで飲んでいるのではないでしょうか?
(落合)葉っぱと接する機会がないからお茶のことをみんな知らない
落合さんの言う通り、たまーーに使う急須で入れる時以外は、僕は全く接する機会ないなぁ。
急須で入れるお茶だって、めちゃ好きだけどね。
この機会がない、というところでお茶の本当の美味しさがわからない人が多いことが、お茶がスケールしない原因ということです。
ちなみに落合さんは番組中に「この茶葉うまい」とずっと食べてましたw
ホンモノを知ること
(落合)コンビニお茶と本物お茶は、カップラーメンとプロラーメンの差に似ている
問題の本質を捉えたようなお言葉です。
確かにコンビニで買えるペットボトルのお茶をお茶として認識している人は多いでしょう。(僕も含めて)
カップラーメンもうまいけど、ラーメン好きは当然お店のラーメンを食べます。
お茶でもこれと同じような構造にならないと、人気がイマイチなのもうなづけます。
落合陽一がお茶関連でほしいモノ
お茶エスプレッソマシン
(落合)お茶にもコーヒーのエスプレッソマシンみたいなのがあればいい。
落合さんはコーヒーはよく飲むそうです。(タバコを吸うことも公言していますね)
最近のエスプレッソマシンはよくできています。
コーヒー豆を挽いて、全自動でおいしい本格コーヒーを家庭でも淹れることができます。
これと同じように、本格的な茶葉からおいしいお茶を淹れてくれるマシンがあれば、需要はありそう。
ちなみになぜ日本でドトールやスタバのようなコーヒーチェーンばかりあるのか?という問いには、コーヒーを飲む昭和文化がドハマリしてコーヒー喫茶などが受け入れられたから(お茶にはなかった)とのことです。
コーヒーとタバコは昭和文化の象徴ですもんね。。
お茶用低温度ポット
(落合)お茶を本当に味わうには低温度である必要がある。低温度のポットがあればほしい。
この番組内でもオスカルさんが「氷水出し」でお茶をいれていましたが、低温の方が本来の茶葉の味を感じやすいそうです。
今のみなさんのご家庭にあるポットですと、沸騰させてそれを冷ます行為が必要になります。
ここで低温度ポットがあれば面倒が減るというのは納得です。
でもお茶のためにそんなポット買うかなぁ?と正直に思ってしまいますが(笑)
そんなめんどくさがり屋の落合さんにオスカルさんのアドバイスはこちら。
(オスカル)忙しいから急須でお茶を入れないではなく、忙しいからこそ手間を楽しむ。
おースウェーデン人に侘びさびを教えてもらってしまいました!
落合さんも「それはあるかも」と妙に納得させられていましたw
お茶がアップデートするためのヒント
ノンアルコール飲料としての可能性
(落合)ノンアルコールの時代がくればご飯に合うお茶が需要がでてくるはず
(オスカル)日本の飲食店はノンアルコール飲料が疎かにされすぎてるから、お茶に可能性を感じている
お二人ともノンアルコール飲料としての可能性を感じているようです。
落合さんの予想では、アルコールにも今後規制がかかるはずなのでノンアルコールの時代が到来するとしています。(マジか、、)
今の飲食店では、ビールやカクテルは豊富にあるけど、ノンアルコール系は少ないですよね。しかも、ほとんど美味しくない。
ここで誰でも美味しく楽しめる本格緑茶とかあれば、人気は出そうなモノ。お茶は日本文化の象徴なので外国人需要もあると思うし。
現実的かつ効果が期待されるアイデアでした。
バリエーションを増やせ
(落合)食前、食中、食後のバリエーションを作ればいい。
このアイデアすごくないですか?
例えばお寿司を食べる際は、食前は「スパーリング茶」のようなお茶でビール代わりに飲む。
で、食中は寿司ネタのお口直しに使いたいので、苦みなどが強めのお茶を。そして食後は後味すっきりなお茶を。
飲むタイミングと環境でどんどんバリエーションを増やせば新しい価値がどんどん広がる。
目から鱗、さすが落合さん、この発想は出てこない。天才すぎる。
二人の結論
それでは最後にお二人の結論を。
ソムリエよりクールな語彙力
フルーツとかに例えられてもわからない。新たな言葉を生み出す必要があるのではないか。
急須を握る
お茶を淹れる時間を楽しむ侘び寂びを再発見してほしい。

まとめ
今回の「お茶」というテーマは、日本らしさや忙しさから見出す侘びさびなどが垣間見れて、そこがおもしろかったです。
また、お茶をもっとアップデートさせる方法として出た落合さんのアイデアは本当に柔軟で、とても勉強になりました。
とりあえず、茶葉と新しい急須を買ってきて「ホット緑茶ハイ」を楽しんでみようと思います。(結局アルコールかい!)
それでは。
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