
落合陽一さんの最先端の思想を学ぶことのできるNewsPicksプレミア限定動画である「WEEKLY OCHIAI」はご存知でしょうか。
この人気コーナーであるスペシャルなゲストを迎えてのアップデートミーティングについて一部まとめと僕の感想をご紹介いたします。
今回扱うのは、2018/12/26に生放映されている「平成をアップデートせよ!」についてとなります。
9人のゲストを迎えての90分拡大版(実際は延長して100分くらいw)で大騒ぎな内容でしたが超濃厚な情報がてんこ盛りでした!
もしこれを読んで興味を持たれた方は、是非動画でご覧いただければと思います。
目次
まとまるわけない?個性派揃いのアップデートミーティング!
今回は9人のゲストを迎えて、それぞれの分野について議論。
各分野では落合さんにズバッと回答してもらうという方式にしています。
個性的なメンバー一覧
そしてゲストはこちらのメンバー!
- 猪瀬直樹(作家)
- 大室正志(医療法人社団同友会 産業医)
- 岡部恭英(TEAMマーケティング ヘッド・オブ・アジアセールス)
- 澤円(圓窓 代表)
- 正能茉優(ハピキラFACTORY CEO)
- 高宮慎一(グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー)
- 竹内純子(国際環境経済研究所理事 主席研究員)
- 玉城絵美(H2L, Inc 創業者/早稲田大学准教授)
- 松永エリック・匡史(アバナード株式会社 デジタル最高顧問)
猪瀬さんを筆頭に各分野の第一人者の方ばかりと個性豊かなメンバーがこんなに!
個人的にはマイクロソフトの澤円さんはファンなので注目してましたが、やっぱり的確な意見を差し込んでました。
正直に言うと、全体通してごった返していた感じなので僕ではまとめられません(笑)なので、僕個人が引っかかった言葉だけをピックします。
詳細は動画みてください^^
労働者(サラリーマン)問題
まずは「働き方」について。
(正能)働き方改革難民!?
(澤)複数のタグを持つ
澤さんの意見はWeeklyOchiaiでも取り扱ってきた「好きな分人を持て」の話ですね。詳細はこちらをご覧ください。
2018年に浮き彫りとなった問題として、「働き方改革」が持ち上げられていたけど、実際の労働者は「どうすればいいかわからない」人が多くいる状況だとしています。
参考になったご意見をまとめていきます。
(猪瀬)30代あたりから副業して自分のできることを作っておかないと、60才で定年した後では作れない。
これは本当そう思います。
今の20,30代はいかに早く自分のビジネスをスタートできるかで、将来の二極化に大きく関わってくると思っています。
ブログなり転売なり、とにかくいろんなビジネスを始めるべき。と強く感じて、僕はここ1年くらいは色々と動きまくってます。
(岡部)何がしたいか、何をしたくないかを決める文化が日本にないのが問題
「好きなことが見つからない」という迷える子羊のような人が日本人は溢れています。
これも多くのインフルエンサーがいつも言っている「行動あるのみ」というのが答えになるんですかね。
岡部さんは海外では「普通」という言葉はなく「You」か「Me」で語るとおっしゃっていましたが、まずは「自分が何をするか」を最優先に動いた方が、良い結果になると僕は思っています。
(佐々木)「自己分析需要」から前田さんのメモの魔力が爆売れしている。(箕輪さん談)
自分の好きを探すというのは、市場から見ても需要があるそうです。
メモの魔力には自分を知るための自己分析1000問というのがあります。本書は購入済みなので僕もやってみようと思ってます。
みんな、自分が何者で、何が好きなのかに関心があるんですね。
これは大きなビジネスになっていて、今流行っているオンラインサロン(ホリエモン大学、キンコン西野サロン、脱社畜サロンなど)はまさにここに特化しています。
(大室)お金のポートフォリオを組むように、アイデンティティもポートフォリオを組むようになる。
分人の考え方です。
ポートフィリオを組むという面白い発想ですが、この概念はすぐに当たり前になりそう。
とにかく、行動しまくって好きな分人を見つけて、自由にポートフォリオを組む。
人生を楽しむためのこれからのスタンダードはこれですね。
戦略と戦術問題
続いては「戦略をアップデートせよ」というテーマ。
(澤)運用でカバーという言葉が出たら、地獄へ一直線で死人がでる。
これは耳の痛いお言葉。
エンジニアの方であれば、共感してくれるのではないでしょうか?(笑)
ある仕組みをシステム化しようとした際に、これはシステムに合わせることができないから運用でカバーということをやりがちですが、これはダメというお話。
あるべき姿はシステム(戦略)に運用(戦術)を合わせるべきであって、戦略に合わない運用は決して実施されてはいけない。
この部分の理解が足りないが故、古い文化が残る小売業や公共などはアップデートが滞っている現実が確かにあります。
(松永エリック)デジタルとかイノベーションはカッコ悪いからいい加減にやめよう。バズワードはやめて実際にモノ(プロダクト)出していこう
これは納得。日本人はキーワード依存症になり過ぎですよね。
と言いつつも、僕もIoTとかAIという言葉に踊らされていますが、その言葉自体には何にも意味がない。
本当に意味があるのは「ある困りごとを解決する」ということだと思ってます。
この真の目的の方法論としてIoTやAIといった「デジタル」が存在していて、それをどんなに小さくてもいいから解決していく積み重ねが「イノベーション」となる。
実際のプロダクトがなければ何も存在しない虚構になってしまいます。
アクティブラーニング問題
教師をしている観客からの「アクティブラーニングというキーワードで止まってしまっている。この状況をどう打破できるか?」という質問について。
(澤)「あなたの意見はどう思う?」と聞くだけでいい。
最も簡単な方法として澤さんからのアドバイス。
これは僕も落合さんの本を見て、この質問は積極的に子供との対話に取り入れています。
澤さんはいろんな考えを考慮した上で、この簡易アドバイスに絞り込んだんだと思う。
その一方で、この意見とは否定的な意見が正能さんから。
(正能)アクティブラーニングは成功体験を積ませなければ意味がない。小さくても何かを売るとか誰かに教えるみたいな成功体験をさせてあげるのが正しいのでは。
実際に自らのアクションをさせるべきという真っ当なご意見。
多分澤さんも同意見をお持ちだと思いますが、本質的にはこれが効果が高いのでしょう。
ホリエモンの「ゼロ高」がまさにこの考えがコンセプトですよね。(マジで子供をゼロ高に通わせたいと思ってる)
それと落合さんが「何事も動詞にしてしまえばアクションになる」という意見を出していましたが、キーワード依存症問題も含めてこれは非常に有効なアイデアだと思う。
(落合)ビジョンが大切。ビジョンありきでテクノロジー駆使と進捗がある。
これは教育問題を含めて全ての課題についての結論だと思う。
期限と具体的な数値目標を決める。当たり前だけどこれがないと評価基準も無くなってしまう。
正しくビジョンを決めて、正しく評価する。
この当たり前のことをしっかりやろう、という落合さんのご意見。ありがたいお言葉。。
(大室)医者は「このままだとこんな悪いことが起こる」という話をするからユーザーは動かない。ライザップは「これをすればこんな理想の姿になれる」という話をする。
ビジョンのあり方について大室さんが非常におもしろい話をしていたので取り上げておきます。
どんなに立派なビジョンでもユーザーに動いてもらうインセンティブがないと意味はないのだ、ということです。
正しいビジョンとは「ユーザーが動いてくれる」ものである必要がある。これは目から鱗だった。
メディア問題
メディア関係者の観客から「これからのメディアはどうしていけばいいか?」という質問について。
(落合)スモールステップでやるかリーダーがトップダウンでやるか
具体的方法は究極はこの2つしかないとのこと。
そして、リスクは大きいけど簡単なのはもちろん「リーダーがトップダウンでやる」方法。
これがなかなかできないのが今の日本の課題でしょう。
(落合)メディアと教育リテラシーをどうするか、決めるリーダーを褒める。
これに対して落合さんの意見。これは超同意。
決めた人をリスペクトするべき。というのは日本人はもっと意識してもらいたいです。
決定者(決定事項)に、イチャモンつけて否定的な意見を言うのが風潮になってしまっている感はあります。
最も効果が高く尊いことはナァナァにしないで決めることができる人なんです。
このマインドはどうすれば日本に広まるかわかりませんが、これ大事ですよ。
平成の次はどうすればいい?
最後に、落合さんにズバリ平成の次の元号に持ち越しするべきキーワードを選定してもらいました。
「熱狂」
みんなでワアワアしているのはバブルが弾けて終わる。熱狂している誰かがこっちだ!と方向を決めてそれにつられていくのが一番美しい。

まとめ
2018年のWeeklyOchiaiは最高におもしろかった!
気づけば、ほとんどブログにまとめることができました。
やってみてわかったことは、まとめることで、内容を深く理解できてより多くの学びを得ることができたということ。
落合さんや時代の先端にいる人のマインドをより多く吸収できたと僕個人としては感じています。
2019年も学び多き年にしたいと思います。
とうことで、読者の皆様、2019年もどうぞよろしくお願いいたします!