
落合陽一さんの最先端の思想を学ぶことのできるNewsPicksプレミア限定動画である「WEEKLY OCHIAI」はご存知でしょうか。
この人気コーナーであるスペシャルなゲストを迎えてのアップデートミーティングについて一部まとめと僕の感想をご紹介いたします。
今回は、2019/3/6に生放映されている「信頼をアップデートせよ!」についてとなります。
石山アンジュさんがゲストで、いつもと違う感じで新鮮でした。
もしこれを読んで興味を持たれた方は、是非動画でご覧いただければと思います。
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目次
石山アンジュさん大活躍の「信頼をアップデートせよ」
ゲスト 石山アンジュさん(シェアリングエコノミー伝道師)

※石山アンジュさんnoteより引用
いつもは進行役としてこの番組を支えている石山さんですが、今回はゲストとしてがっつり語ってくれます。
シェアリングエコノミーというここ数年のバズワードの裏には「信頼」という背景があります。
この信頼をどうアップデートするかが今後のシェアを考える上で重要となってきます。
今回はこの2テーマでまとめます。
2つノテーマ
- シェアとは何か シェアラブルという考え方
- シェアラブルを進めるための手段
シェアとは何か シェアラブルという考え方
落合陽一の考えるシェア
(落合)パブリックなモノをみんなで使おうはシェアじゃない。プライベートなモノを共有するのがシェア。
そもそも公共で扱っているものはシェアというイメージはないと落合さんは言います。公共とは例えばまさに僕たちが住んでいる街にある公園や運動場などは身近な存在です。
確かに、僕が公園を使う際も、シェアしている感覚はありません。
そして、プライベートなモノとして僕が所有している自動車を僕が使わない時間を誰かに貸し出しするのは、まさにシェアしている感覚があります。
落合さんのシェアに対する考えは僕たちが考える一般的なシェアに近いです。
石山アンジュの考えるシェア
(石山)パブリックなモノを「自分ごとに捉えて」みんなで共有するのがシェア。
一方、石山さんのシェアに対する考えは、まさにパブリックなモノを共有することを指しています。
ただ、落合さんの考えとの違いは、パブリックなモノを「自分ごとに捉える」という点です。
とても感覚的なので言語化しずらいですが、「自分はみんなの中のたった一人」のみんなから「自分も深く関わっている」みんなとして共有するということです。
つまり、こうなるとどうなるのかというと、自分のモノのように扱うと、しっかりメンテナンスをしなければならないと感じるし、水や電気などであればできるだけ節制して使おう、という意思になるのです。
石山さんはこの考えの根源として、こんな発言をしています。
(石山)すべてのものをシェアしてる感覚になれば世の中の課題はほとんど解決する。
石山さんは幼少時代に両親が離婚をして、その頃からシェアハウスに住んでいたりとかなり特殊な環境で育っているからこその発想だとは思います。
しかし、このような考えは、より人との繋がりを濃くするはずです。結果的には世の中の課題解決に寄与する可能性があります。
落合陽一のシェアラブルという提言(シェアのアップデート)
(落合)シェア(共有する)という感覚をシェアラブル(共有できる)のような感覚にすればいいのでは?
落合さんが石山さんの意見を聞いて「これはおもしろい」ということで、こちらを提案しています。
シェアラブルとはまた新しい言葉ですが、どういった意味なのでしょうか。
これはつまり、「共有しましょう!」と特定の誰かが示すのではなく、「これは共有できるよね?」とみんなで共有できるものを探りながら行動していこう、ということだと認識しています。
非常におもしろい考えです。ですが、この考えを広めるには多くの人の意識を変える必要があります。
そこで、次はこのシェアラブルを進めるにはどのような手段があるのかを議論しています。
シェアラブルを進めるための手段
信頼を支える3つの手段
信頼を成立させるには3つの手段があります。
- ローカル
- 制度
- テクノロジー
ローカルな信頼
ローカルとは、分かりやすいもので家族や友人がまさにそれです。
多くの人は家族を無条件で信頼していますよね?しかし、多くの人と繋がっている現代ではこのローカルの信頼はなかなか成立しません。
制度に預ける信頼
そこで、信頼を制度に預けるという手段があります。制度とは例えば国が定める法律や企業が運用する信用スコアのようなものです。
しかし、これもかなり難しいと落合さんは指摘しています。
政治や警察などをみなさんは心から信用できますか?Amazonや楽天を心から信頼できますか?
僕も制度に預ける信頼は難しいと感じています。
最後に、テクノロジーで信頼を担保する方法です。これについて、少し掘り下げます。
テクノロジーで信頼を担保できるか
(落合)現代は同じ人種で同じ文化で同じ言語を使うけど、イデオロギーは全くごちゃまぜで、まるで共通するところが少ない。こうなるとテクノロジーで律するしかない。
もちろん落合さんはテクノロジーでやるしかない、という考えです。デジタルネイチャーでも、テクノロジーを完全に信頼した方が得をする時代になっている、という主張としています。
その最たるものは、ブロックチェーンです。これはむしろ信頼の究極系で、信頼なしでも人と繋がりを持てるというもので、全てをシェアラブルにする可能性を秘めています。
また、VRについても落合さんは信頼を築けると発言しています。TwitterのようなSNSでは解像度が低すぎて(誰が言ってるか不明すぎる)成立しないとしています。
VRがもっと解像度が高まり、現実と変わらないような映像と音声となり、電子署名で「絶対にこの人である」が証明できれば、リアルと変わらない人間関係を築くことができます。
僕も落合さんに完全同意です。しかし、石山さんはこれらを認めつつこのような思想を持っています。
(石山)テクノロジーには限界がある。最後は人類の良心と信じている。いかに自分の境界線を拡張できるかがキーになる。
テクノロジーはもちろん必要だけど、最後は良心がキーになると強く主張されていました。
お二人の結論
それでは最後に、信頼をアップデートするために明日からできるファーストステップを!
知らない人についていこう
テクノロジー(特にインターネット)に身を任せる。

自分と「他」の境界線
他の部分を拡張していくことで、より良い社会になっていくのでは。

まとめ
落合さんの「テクノロジーで解決するしかない」という考えと石山さんの最後は「人の良心」というデジタルとアナログに揺れる議論はとても楽しかったです。
ちなみに僕は完全に落合さんの意見に賛成です。
自分と他人の境界線を他人側に広げていくことに関しては賛成ですが、それを実現できるのはテクノロジーでしかあり得ないと思うからです。
そこで、より早く広めるためには知らないテクノロジーを怖がらずに身を任せるべき、というのが落合さんの結論となります。
それでも、アナログなシェアを実践している石山さんの意見は非常に参考になりました。おもしろかった!
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