
6/4開発者向けカンファレンス「WWDC 2019」にて様々な発表がされました。
その中でも特に僕の目を引いたのは「iPadOS」です。
今まではiOSというくくりでしたが、なんと今回からiPad版のiOSとして切り分けされました。これはびっくり!
iPadを購入しようか迷っている方は結構いますよね??
その時考えるのが「仕事でもMac替わりに使えるのなら買いなんだけど・・」という人は多いはずです。
そう、今回のアップデートはここの層にグサリと刺さりそうなんです。
このiPadOSについて、今回の発表でビジネス用途に使えそうな機能をまとめました。
目次
iPadOS超進化!ビジネスで使いたい機能まとめ
Split Viewが大幅強化
メールを打っている最中に右側へ新規メールウィンドウをドラッグすれば、Split Viewに変えられるよ!
左のViewから右のViewへ画像をドラッグして貼り付けることもできるんだ。 pic.twitter.com/6jfHRCeKGe— ジャガアポー (@jagaapple) 2019年6月3日
iOS12では2つのアプリを並べて表示することが可能になりました。
iPadでもブラウザで調べながらメモアプリでブログを書くなどができる仕様になったんですね。
そこで、今回は新たに同じアプリでも並べて使用できるようになりました!
例えば・・
- Chromeを二つ並べてWikiを見ながら、調べものとか
- こちらのメモを見ながら、新しいメモを書いたり
- このメールを見ながら返信を書くとか(これ需要あったでしょ)
Macなどでは当たり前のようにしていたことが、iPadでもできるのです。素晴らしい!
Exposeが追加
Throwback to this iOS 8 iPad tweak that enabled Spaces, Exposé and windowing. pic.twitter.com/om52s7iiFK
— Tanner B (@NSExceptional) 2019年6月5日
先に上げた、Splitさせた状態を各デスクトップとして保持できる仕組みがある。Spacesという単位で保持できます。
これらを一覧で確認できるアプリ「Expose」が追加されます。
これは1つの画面でたくさんのアプリを立ち上げて仕事をする場合にとても有効です。
これでまたMacに近くなる感じ。
ファイルがさらに進化

Macとの最大の違いであったファイルの扱いですがiOS11にファイルというアプリが追加されています。
このファイルがiOS13ではさらに進化しています。
- カラムビューに対応
- ファイルのプレビュー表示
- フォルダ共有
ん~MacのFinderのようにファイルが探しやすくなるのはとてもよいです。
念願のUSBメモリやSDカードの対応
iPad、ついにUSBメモリが挿せるように #WWDC19 https://t.co/6XpeedWaLr
— Engadget 日本版 (@engadgetjp) 2019年6月3日
そしてiPadのネックであった外部デバイスにも対応してきました。
おそらくUSB Type-cに対応しているデバイスのみだとは思いますが、やっと外部ドライブでのファイルの読み出しができるように!
データのちょっとした受け渡しなど、ビジネスシーンでは欠かせませんからね。これはうれしい!
そしてそして、USB接続に対応したということは・・こちらはまだ完全な公式ではないので微妙なところですがマウスにも対応する可能性があります。
マウスが使えたらマジでMacに近い存在になるので、ビジネス用途にもってこいなんですが・・期待しましょう。
操作性がグンと向上
> iPadが独自のOSをもつようになった。同じアプリの複数の画面を表示しておけるようになったほか、3本指のスワイプでコピー、ペースト、取り消しが可能になる。
これは期待!https://t.co/3HLrIgssbq— アイデアファクトリー (@ideaFactoryXYZ) 2019年6月4日
そしてiPadでのビジネス用途で最も気になるのが操作性です。
Macでの操作と比べてやっぱりまだ見劣りしますから、ここの進化は必須です。
そこで、今回注目したいのがこの3機能。
- 画面横辺をなぞって高速スクロール
- 3本指スワイプによる「前に戻る」
- 3本指ピンチによるコピペ
どれもブラウジングや文章作成でよく使うもので、これらがより簡単に操作できるのであれば確実に効率は上がるはず!
Apple Pencilがより使いやすく

iPad Proでは欠かせないApple Pencilのレイテンシー(遅延のこと)が20msから9msとなるそうです。
ここまで紹介した機能の中では少し地味な印象がありますが、デザインなどで利用している人にとってはより紙に書く感覚と近くなります。
OS側の調整でレイテンシーが半分以下になるとか素晴らしいです。
公式にセカンダリモニタ対応
macOS Catalina で iPad をセカンドディスプレイ/液タブとしても使えるようになる!
・ワイヤレスの場合はMacから10mほどまで。
・筆圧にも対応
・Touch Barの情報を表示
・今のところサポートされているAdobe製品はイラレだけ動画はイラレでiPadとApple Pencilで描画するデモです。#WWDC19 pic.twitter.com/8vU205hyPt
— 大石結花 @ #WWDC19 ✨🍎 (@yukaohishi) 2019年6月4日
そしてなんとなんと、iPadのセカンダリモニタが公式アプリに!
今までサードパーティー製でもあったんですが、どうも動作が不安定でしたのでこれは助かります。
まさにビジネス用途でもバッチリ!あなたのMacを拡張してくれますかね。
まとめ
どうですかー?iPad(特にPro)欲しくなったでしょう?
外出にはiPadさえ持っていけばOK!という状態になれば買いなんですが、今回のアップデートは超期待です!
こちらのアップデート時期は2019年秋ごろとのこと。いやー楽しみですね。
