【iPhoneユーザーに朗報】iOS純正マップから食べログのネット予約ができる機能をリリース!

こんにちは。ITブロガーのマサタカです。
食欲の秋。メシがうまい今日この頃。。

みなさん、食べログつかってます?僕はよく知らない土地に出張に行くと、必ず食べログアプリから近くのお店を検索しています。多分僕のようなサラリーマンは多いと思います。

そんなみなさんに朗報です!

カカクコムは11月7日、Appleの純正「マップ」アプリにおいて「食べログ」のネット予約が利用可能になったことを発表。

今回はこちらのニュースについて、わかりやすくまとめていきます。

iOS純正マップと食べログのネット予約機能が連携

食べログのネット予約サービスについて

そもそも、食べログでネット予約なんてできたの??という方向けにこちらのサービスについて少しご紹介いたします。

詳細については公式ページにありますんで、参照ください。

このサービスは2012年から開始していて、今ではネット予約サービスへの参加レストランは全国で30,000店を突破しているそうです。(2018年1月時点)

このサービスにどんなメリットがあるのかまとめます。

まずは、予約をする消費者側のメリットはこちら。

消費者側のメリット
  • スマートフォンサイト、アプリなどからリアルタイムに使える。
  • 空席確認や予約申し込み・変更を24時間いつでも行える。
  • 予約人数に応じてTポイントが貯まる。
  • 貯まったTポイントをネット予約に利用できるサービスもある。

そして、お店側のメリットも。

店舗側のメリット
  • 月間1億人超がお店探しの必須サービスとして利用する食べログの集客力を傍受できる。
  • Tポイントサービスにより集客のさらなる強化が期待できる。

お互いしっかりとしたメリットがあります。これらの高い利便性とお得さがウケていて、利用者数は順調に増えています。

この推移を考えると、このまま増加傾向になりそうです。

なぜこのタイミングでiOS純正マップと連携

そんな食べログのネット予約がこの度なんとiOS純正マップと連携することとなりました。突然の発表のように思えますが、実はこれ、Googleに対向してのことだと思います。

2018年10月にGoogle傘下であるInstagram上で「ぐるなび」を使用してのダイレクトでネット予約ができるようになりました。そしてすぐに、Googleマップからのネット予約に対応してきました。

この流れはとっても自然です。

ユーザーからすれば、「お店の名前をGoogle検索→Google マップで場所を確認→そのままネット予約」とシームレスに予約までできるのであれば便利なのは間違いないですから。(店舗側の利点も言うまでもなく)

このことから、共に競合であるApple側と食べログ側の利害が一致してのネット予約の連携だと思われます。(もともとiOSマップには食べログの写真やレートなどでは連携されてます)

連携するネット予約機能のご紹介

では、簡単に使い方を。

マップからネット予約の手順

  1. マップを開いて、飲食店のお店を選択(「食べ物&飲み物」タグで絞ると便利)
  2. ネット予約に対応しているお店であれば「予約」ボタンが表示されるのでタップ
  3. 日時・人数を選択すると空き状況を確認できる
  4. 空いている日時を選択して「食べログで予約」ボタンをタップ
  5. 予約完了! 

非常に簡単です。わざわざ食べログアプリを開く必要もないし、既にユーザー情報が食べログ側にあるので余計な情報入力も不要でとっても便利!

注意

ただし注意点として、iOSマップからのネット予約は席予約のみです。コース予約については食べログアプリからの予約が必要となります。 

今後の課題や問題点など

iOSアプリからのネット予約は未だ微妙

これは便利!と思いiOSマップを久しぶりに開いて予約できるお店を探してみました。

感想としては、ネット予約できるお店はあまりないようですね。。

やはり都内とかでないとそもそもリアルタイム検索に対応していません。しかも、対応しているかしていないかが、見た目だけではわからない点がつらい。(実際にお店をタップして予約ボタンがあるかどうか確認する必要がある)

これは微妙な仕様としか言いようがありません。「ネット予約できるお店だけ検索できる」とか、せめて「ネット予約できるお店のピンの色を変える」などの工夫はほしいです。

まぁ、まだリリースしたばかりの機能のなのでこれから改善されていくとは思いますが。

食べログのネット予約「課金制度」問題について

食べログのネット予約については今年になって、こんな問題が物議を醸しています。

簡潔に要約します。

課金問題の要約
  • 食べログには飲食店向けに有料の「店舗会員」のサービスがある
  • 「店舗会員」になると店舗ページの編集機能や露出強化が可能
  • 有料サービスの店舗はネット予約で予約されるごとに従量課金が加算される
  • 従量課金は1人当たりディナー:200円、ランチ:100円となっている
  • 従量課金が高すぎて、お店側の利益が圧迫されている

確かに、ただでさえ単価が低い飲食店では、一律で100~200円を徴収されていたら商売を成立させるのが難しくなるのはわかります。(同様の問題でクレジットカード決済を導入できない問題があります。詳細はこちらを参照。)

しかしエンジニアの立場でもある僕の目線では、食べログ側の気持ちも理解できます。

食べログも慈善事業でやっているわけでなく、利益を追求する企業です。開発・運営や広告にもこれまで大量のコストをかけてきていることは容易に想像がつきます。そうしてつかみ取ったプラットフォーマーの地位があるからこその、このビジネスモデルです。

なので、批判をおそれず言うならば、「資本主義のルールに従って嫌ならやめろ」ということになります。

しかし、実際に店舗側が仕方なくネット予約をあきらめてしまうと、当然ながらユーザーとしては不便になります。なのでユーザー目線に立っていれば食べログ側も「ユーザー体験向上のために歩み寄る」ようになるといいな、というのが僕個人の感想です。このあたりがビジネスの難しいところですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

こういった企業の提携するニュースってよく聞きますが、そこから「なぜこうなったのか?(提携したのか?)」を考えてみるといろいろと見えてくることも多いです。GoogleとかAppleなどのGAFAの動きは特に要注目ですね。

「最近GoogleマップばかりでiOSマップ使ってなかったわ!」

という方もこの機会に久しぶりにiPhoneの純正マップを開いてみませんか?食べログユーザーであれば使えるシーンは多いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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