
AirPodsProのレビュー記事や動画が溢れかえってますが、それらを俯瞰して見た感想として「こりゃあ今までのイヤホンデバイスではないな」という感想を持ちました。
どうゆうことかというと、もはやAirPodsProはARデバイスなのでは?と思うからです。
その理由について語らせてください!
目次
AirPodsProはARデバイスである理由
ただのイヤホンではない
ノイズキャンセリング機能はソニーの「WF-1000XM3」を超えるレベルだというレビューが頻発していて、さすがAppleというところ。
普通に考えればこのメイン機能で上回っている=最強イヤホンの座を射止めた。と見てよいが、僕の見立てですと「それどころではない」ということ。
どうゆうことか?
それは今までのイヤホンの概念すら変えるレベルのプロダクトだということです。
音のARという概念
どこが?かというと、「外部音取り込みモード」を差しています。
僕は当初勘違いをしていましたが、この機能は一時的に外部音を聞くというイメージではなく、いつも通りの外部音を聞きながら、曲を聞くイメージとなります。
つまり、補聴器のような機能です。
イヤホンをつけていない状況で自分だけが聞こえる音が流れる。なので現実を拡張しているので、ARということです。
イヤホンを超えて広がる可能性
今までの概念とは大きく違うところは、イヤホンが生活の一部になり得るところです。
多くのレビュアーが「つけっぱなしで生活できる」と評価しているように音楽を聴くタイミングでつけるのではなく、常に外部音取り込みモードにしておき、音楽が聞きたければ再生・集中して聞きたいならNCをオン!といった具合です。
僕は音楽以外にもこれを利用したアプリが出てくると予想しています。
例えば、同時翻訳なんてできると思う。英語を日本語に変換して聞こえたらいいですよね。さらに、こちらが日本語を話したら相手のAirPodsには英語できこえるとかだったらまさに翻訳こんにゃく(ドラえもんね)。
こう考えると、すごくワクワクしてきませんか?
医療器としても期待できる
現実拡張の可能性は大きいですけど、まずは医療目的で利用するのもアリだと思う。
難聴の人に、特定の人の声だけ大きく聞こえたり、言語障害のある人に、人の声だけスローに聞こえるようにしたり。
今までの補聴器ではできなかったことをiPhoneアプリで実現すれば、よりこういった障害がその人の生活水準を下げなくて済みます。
医療機器として、障がい者には保険を効かせて低コストで買えるとかなれば素敵です。
どんな活用ができるか考えてみよう
ARデバイスとしての可能性は感じてもらえたはずです。そこで、じゃあどんなアイデアがあるか。僕なりに少し検討してみます。
特定の音を除去する
邪魔な音は聞こえない、必要な音だけが聞こえる環境になれば、作業効率が向上すると思いませんか?
例えば、周りの打ち合わせの声などで集中できないのでイヤホンをしたいが、外線や内線をとる必要があるのでできない。といった場合に、人の声は除去として電話音のみ聞こえる状態を作るのです。
こういった具合に、アプリで聞こえる音を限定するのは活用幅が大きいと思う。
知らない情報を教えてくれる
もっとARっぽい使い方があります。
誰かが話した言葉で「これなんていう意味だっけ?」というようなことはよくあります。特にビジネスの場ではよくわからない略語が多く存在します。
「これASAPでよろしくお願いします」なんて使う人結構いますが、どういう意味?とはその場では聞きづらいもの。
その際にイヤホン側が気を利かせて「ASAPとは なるべく早く という意味です」と自分だけがきこえる音で付加してくれたらすごく助かります。
環境にあわせた音楽選定
せっかく音楽をメインに聴くイヤホンなので、音楽を聴く前提のアイデアも。
Spotifyなどでは気分に合わせたプレイリストのような機能がありますが、気分って結構その時の環境に依存していると思う。
そこで、周りの音に合った音楽を流してくれる機能があればうれしいはず。
今の自分にぴったりの曲が流れて、気分ものれば、効率アップ間違いなし。かも。
まとめ
AirPodsProの持つ拡張現実性について考察してみました。
考えてみると、やっぱりカメラセンサとの連携も欲しいなぁと思いました。メガネデバイスと連携したら、もっと便利な使い方ができる。
知り合いっぽいけど、名前を思い出せないぞ(やばい)という時にそっと耳打ちしてくれる。とか最高ですよね。(僕は名前を覚えられない人なので・・)
誰もがイヤホンデバイスをつけた状態で生活する世界はすぐそこ、かもしれません。
