
直近1週間で僕が気になったテクノロジーニュースをご紹介していきます。
注目技術やサービスを中心に、厳選したニュースをピックしていますので是非チェックしてみてください。
今回は、9本となります。
目次
- 1 最新の厳選ニュースをお届け
- 1.1 深度センサ不要、WEBカメラのみでOK!高精度AI骨格検出システム「ビジョンポーズ」
- 1.2 世界のSNS利用比較 日本はあまり「ソーシャル」じゃない?
- 1.3 米ネットフリックス、全プランを値上げ
- 1.4 GoogleがG Suiteを値上げ
- 1.5 中国WeChatが10億人のSNS利用を世代別分析
- 1.6 現役慶大生らの政治SNSベンチャーPoliPoliが6000万円調達。
- 1.7 中国ユニコーン「Luckin Coffee」は何がすごいのか
- 1.8 任天堂社長「時間はかかるがスマホ向け事業を収益の柱に」
- 1.9 無料でプレイできるゲームがエンターテイメントの世界を支配する、今やその売上は880億ドル
- 2 今週のテクノロジーニュースを考察まとめ
最新の厳選ニュースをお届け
深度センサ不要、WEBカメラのみでOK!高精度AI骨格検出システム「ビジョンポーズ」
この技術の価値はこれから高まるはず。
低コストでリアルタイム解析できる技術はマネしにくいですから。
AI活用の良いビジネス事例としてもっと取り上げられればいいのに。
あとこちらの比較がやばい。まさかホントにKinectV2精度を超えるとは。。
3つの骨格検出システムでリアルタイム検出の精度を比較してみました。
NuiTrackは調整したらもっと精度が上がるかもしれません。
※精度比較のため、性能差による遅延をなくしてます。#VisionPose pic.twitter.com/yHtFsmmFrX— NEXT-SYSTEM(AI/AR/VR) (@next_kinesys) 2019年1月17日
気になる方はコチラの記事もお読みください👇
世界のSNS利用比較 日本はあまり「ソーシャル」じゃない?
日本の教育が原因の可能性が高いと思ってます。
一律の人間像を作ろうとする思想だと、尖った意見を実名でアウトプットする発想になれないですから。
日本の教育機関のアップデートは早急に行われるべき。
言っていることがよくわからない方はこちらの本がわかりやすいです。
米ネットフリックス、全プランを値上げ
サブスクは一度ライフワークに入り込んだらなかなか抜け出せない分野が適合してます。
「安価でユーザー集める→料金じわ上げ→コンテンツクォリティ向上→さらにユーザー集まる」
このサイクルが上手く回せてるNetflixはやはりお手本にするべき。
GoogleがG Suiteを値上げ
Googleも値上げ。
NetflixもAmazonもライフワークに定着してるサブスクはもちろん値上げしますよね。
より改善されれば良いですが、見合わなくなれば即乗り換えも考えるのも必要。
賢い消費者が、より賢いインフラを作ることを日本人はもっと認識するべきだと思ってます。
中国WeChatが10億人のSNS利用を世代別分析
SNS利用で「睡眠少ない10代」「健康コンテンツ愛読の50代」などがわかる。非常に考えさせられる記事。
機微な悩みなどを検索するGoogleデータも優秀ですが、いつどんなコミュニケーションをとるのかわかるデータも強いですね。
様々なインサイトが分かるのでそのままビジネスに繋げられる。
興味がある方は、こちらのAIの本をオススメします。
現役慶大生らの政治SNSベンチャーPoliPoliが6000万円調達。
政治×ブロックチェーン「ポリポリ」が大幅アップデート!
キモであるトークンを早く実装したいところ。
ユーザーに明確なインセンティブがないとスケールしないですから。ポリポリがんばれ!
ポリポリについてはコチラの記事に詳しくまとめています。
中国ユニコーン「Luckin Coffee」は何がすごいのか
スマホアプリが入っていないと注文すらできないという徹底ぶり。
さらに配達など、中国のブーマーフレッシュにも驚きましたが、これもすごい。
スマホの活用でとことんコストダウンすればここまでできる。これは見習うべきスタイル。
配達に関しては日本では厳しいかもだけど、日本でも流行るのかとても気になる。
任天堂社長「時間はかかるがスマホ向け事業を収益の柱に」
任天堂のおもしろさの追求とスマホでの課金至上主義がアンマッチしてることが、出遅れた原因かな。
Switchはすごいけど、流石に世界にスケールするとなるとスマホに傾くのはしょうがない。
どんな手を打ってくるか、楽しみではありますが。
無料でプレイできるゲームがエンターテイメントの世界を支配する、今やその売上は880億ドル
フォートナイトの課金仕様は「課金しないと強くなれない」でないところが、すばらしい。
新規参入がしやすいからユーザーがどんどん増える。
そして、それを支えるのが「本来のゲームの面白さ」が根底にあるのがキモ。
任天堂の目指すべきモデルはまさにここではないだろうか?
今週のテクノロジーニュースを考察まとめ
サブスク値上げ問題のキモ
今週はNetflixやGoogleのサブスク値上げ問題が話題になりました。
ユーザーにとっては値上げはマイナスでしかないと思うかもしれませんが、ここが考えどころ。
基本的にコンテンツをおもしろくしようと思ったら、絶対にお金がかかります。(もちろん、低コストでアイデア勝負しておもしろいのもありますが)
より楽しんでもらうサービスにするための料金値上げであれば、ユーザーとしては喜ばしいわけです。
ただ、ここで注意してほしいことがあります。
もし値上がりした分のリターンがなかった場合は、すぐに代わりのサービスを検討すること。
「サービスを変えるのがめんどくさい」という理由で甘んじていると携帯電話のNTTドコモのような悲劇が繰り返されます。
しかし、ここでしっかりフィードバックできていれば、健全なサービスが拡大していくのです。
僕たち一人一人のフィードバックはとても重要な要素なんです。
フォートナイトがなぜ流行っているか
また、フォートナイトはすごいです。売上880億ドルとかヤバすぎます。
一気にゲーム市場No.1の売上となりましたが、その勢いは身近にも感じています。
僕の息子の友達は全員やってるんじゃないか?というくらい一気に普及しました。
- 基本プレイが無料
- 様々なプラットフォームでできる(しかもネットも同ワールドで!)
- Switchでマイク付きイヤホンのみでチャット可能
- 課金しなくても能力は同じでレベルの概念もほぼなし
ゲーム好きの僕から見るとこれで流行らないわけない、という感じです。
そしてお金の儲けどころが秀逸です。
このゲームの課金はスキンと言って、キャラクターの見た目・持ち物・エモートと言われるダンスのような動きといった要素のみなのです。
つまり、課金してアイテムを買っても「実質ゲームの勝敗には関係がない」ということです。
でも実際に売り上げが880億ドルもあります。なぜ人はアイテムを買うのか?
これはスマホゲームの課金でも同じですが、より多くの人がしているゲームほどより自分が目立ちたいという思いが強くなります。
この作用により、『無料でおもしろいからユーザーがどんどん増える→課金した気持ちもどんどん増える』という構図により大幅に売り上げを伸ばしていることになります。
これを見て、おもしろさの本質を大事にしている任天堂はまさにこのビジネスモデルが適正なのでは?
と僕は今週のニュースの動きから思いました。
任天堂が本気でおもしろさを追求したら、どこ企業にも勝る僕は信じてます。
