
直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介していきます。
これからのトレンドになりそうな、厳選したニュースをピックしていますので是非チェックしてみてください。
今週は、8本となります。
目次
- 1 最新のテクノロジートレンドをお届け
- 1.1 エアコンの温度設定を巡る争いに終止符? 体感温度を最適化するウェアラブル端末、ついに一般発売
- 1.2 2020年には全検索の50%が音声に? 急増する「音声検索」とSEO対策5つのポイント
- 1.3 「通知が止まらず、退会できない」 LINE「OpenChat」でトラブル 運営元は「機内モード」で通知ストップ推奨
- 1.4 仮想通貨で電子マネーをチャージ可能に 「au WALLET」「楽天Edy」「nanaco」が対象
- 1.5 楽天、仮想通貨取引サービスを開始 ビットコインやイーサリアムなど取り扱い
- 1.6 AWS障害、大部分の復旧完了 原因は「サーバの過熱」
- 1.7 HuluとAmazon PrimeがNetflixの牙城に挑む
- 1.8 ディズニー、動画配信で割安契約 競争前に囲い込み
- 2 今週のまとめと考察
最新のテクノロジートレンドをお届け
エアコンの温度設定を巡る争いに終止符? 体感温度を最適化するウェアラブル端末、ついに一般発売
なるほど、体感温度を個人で調整するのか。これはおもしろい!
夏場でもどこへ行ってもエアコンが効いていて住みやすい世の中ですが、まだ暑い、寒すぎる、などは人それぞれ。素晴らしい仕組みだと思う。
2020年には全検索の50%が音声に? 急増する「音声検索」とSEO対策5つのポイント
僕の予想では近い将来、常にAirPodsのようなデバイスを着けているのがデフォルトになっていると考えてます。
高感度のマイクが身近にあるのであれば、音声による入力が多数派になってもおかしくない。問題は一人以外で使いにくいこと。なんかいいアイデアないかなぁ?
「通知が止まらず、退会できない」 LINE「OpenChat」でトラブル 運営元は「機内モード」で通知ストップ推奨
LINEの新しい試み。もっと匿名の誰かと繋がれる仕組みだそう。
テストしてなかったのかな?という意見は多いですが、実際にやってみないと分からないことなんて山ほどある。
そして「うまくいかない」というデータはやがて重宝されていく。
仮想通貨で電子マネーをチャージ可能に 「au WALLET」「楽天Edy」「nanaco」が対象
是非ともPayPayやLINE Pay、もっと言うとSuicaなどにも広がれば浸透が進むと思います。
暗号通貨の普及のためにディカーレットさん期待しています。
ちなみに、ディカーレットではレバレッジ取引とイーサリアムの取引も開始したそう!いい動き。
楽天、仮想通貨取引サービスを開始 ビットコインやイーサリアムなど取り扱い
これは様々な層が仮想通貨への参入のきっかけになるのでは?
全ての資産をコールドウォレットに・マルチシグ対応などセキュリティは万全の模様。楽天というブランドも大きい!
さらに楽天ポイントとのシナジーを期待したいですね。
AWS障害、大部分の復旧完了 原因は「サーバの過熱」
AWS(Amazonのクラウドサービス)のリージョンが1つ落ちてしまうだけで、様々なサービスに影響しました。
その原因は「サーバーの過熱」と、あまり意識していなかったけど結局は物理サーバーなんですよね。(あたりまえだけど(笑))
いずれにせよ、サービス停止しないような構成にすることはエンジニアとしては必須です。
HuluとAmazon PrimeがNetflixの牙城に挑む
金をかければ面白いコンテンツが作れてそれがユーザー獲得につながることをNetflixは証明した。こうなるとAppleとDesneyだって多額を投じてハイクオリティなオリジナルコンテンツを作るのは必然。
いやー消費者としては嬉しいかぎりだけど、マジで見る時間なさすぎる。AmazonPrimeとNetflixのオリジナルコンテンツだけでもキツイのにね。(ストレンジャーシングスおもしろすぎてやばい)
ディズニー、動画配信で割安契約 競争前に囲い込み
11月から始まる(日本はまだ?)Disney+が3年契約で月4ドルになるとのこと!これはうまい戦略。
ディズニーというどの世代でも何回見ても楽しめるというのも大きいし、今までの実績からオリジナルコンテンツも絶対に面白いであろうという信頼もある。
長年に渡り、ハイクオリティなコンテンツ作りをしてきたからこそですが、勝ち馬っすねこれは。
今週のまとめと考察
今週はAWSの東京リージョンの障害は、思ったより大きな問題となりました。
これを受けて感じたことを2点ほど。
Amazonの支配力は絶大
今回障害が発生したのは東京リージョンという発表でしたが、実際はリージョン全体ではなくaz(az複数をリージョンは保持している)1つだけだそう。
リージョン全体ならともかく、az1つ落ちただけで多くのサービスに影響が出ました。
僕のよく見るサイトも見れなくなっていたものもあるし、スマホゲームとかにも数多く障害が発生していたそうです。特に決算や取引といった止まってはいけないものもあり、これはさすがにダメでしょう・・と感じてしまいました。
とにかく、自分はAmazonで買い物しないし、プライムビデオとかも興味なし!という人であっても実は自分の生活の一部となっているサービスがAWSで動いていたりします。
つまり、僕たちはもうAmazonなしでは生きられないと言っても過言じゃない状況なんです。いまだかつて1つの企業でここまで影響が大きくなったことがあったでしょうか?
クラウドで障害に強い構造にするために
とはいえ、今回の問題で浮き彫りとなったのは、「クラウド障害で案外簡単にサービス障害が発生してしまう」という事象です。
良いサービスとは、セキュリティ面はもちろんですが、いかに使いたい時に使えるサービスであることは、オンライン社会ではもう必須でしょう。
今回障害が発生したサービスは、az1つに依存していたことが原因のほとんどでしょう。ですので、マルチazで動作するような構造に対応させるべきなのですが、1つ問題があります。
コストの問題です。こういったサービス提供者にとってサーバー維持費は死活問題です。
僕は、コスト面も考慮すると『サーバレス構造』にしておくのがこれからのスタンダードになると思っています。
サーバーがないわけでなく、専用サーバーで起動させるのではなく、動作する時にだけ空いてるリソースに展開されて動作する技術。
通常は専用サーバーを貸し切りとなるので、その分コストも下がりますし専用ではないので障害で動作しない可能性は極めて低くなります。(ただし、展開する時のディレイなど相当のデメリットはあります)
開発者の方でもクラウドはあんまり、、という人をたまに見かけます。僕の個人的な意見としては、今のうちからサーバレスに触れておいたほうがいいでしょう。
