
直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介していきます。
これからのトレンドになりそうな、厳選したニュースをピックしていますので是非チェックしてみてください。
今週は、8本となります。
目次
- 1 最新のテクノロジートレンドをお届け
- 1.1 ドラクエウォークは、ポケモンGOの牙城を脅かす存在になるか
- 1.2 Facebook、Ray-BanメーカーとARメガネ「Orion」共同開発中
- 1.3 ハイレゾ音楽ストリーミング「Amazon Music HD」がスタート 月額1980円から
- 1.4 LINEアプリで仮想通貨が買えるように—LINEが日本で取引サービス開始
- 1.5 アマゾン、24時間自由に商品が受け取れる「Amazon Hub」発表—ロッカーと店舗の2種類
- 1.6 メルペイ、決済手数料マイナスに 加盟店に5%還元
- 1.7 メルペイ、ふるさと納税対応。EC連携し、購入履歴からメルカリ出品
- 1.8 オンラインショップサービスのBASEが東証マザーズ上場へ、上場日は10月25日
- 2 今週のまとめと考察
最新のテクノロジートレンドをお届け
ドラクエウォークは、ポケモンGOの牙城を脅かす存在になるか
ホント面白い。次のストーリーを進めるのに2〜300m以内(これが絶妙)歩かせる仕組みが、「ついやってしまう」体験になってます。ボス戦などはよくあるヌルゲーじゃなく、難易度もちょうどいい。
懸念としては激しいガチャゲー化になる可能性はあることかな。なのでそのへんのバランスは難しそう。
ドラクエがこれほど上手く位置ゲーとマッチするなんてびっくり。まずはやってみよう。
Facebook、Ray-BanメーカーとARメガネ「Orion」共同開発中
FacebookがARメガネ!しかもあのレイバンと共同とか熱いです。
最近ドラクエウォークやってて「やっぱりARメガネがいい」とあらためて感じてます。予想ではもっと早く世に出てくると思ってたけど、案外遅いですね。
表示するだけなら簡単なんだろうけど、やっぱり操作(ジェスチャー?)が難しいんだろな。色々カメラつけるとゴツくなるだろうし。
ハイレゾ音楽ストリーミング「Amazon Music HD」がスタート 月額1980円から
Amazonがハイレゾのストリーミングを開始。僕個人では、正直に言うとハイレゾなんてどうでもよい。(音マニアの人ごめんなさい)
それよりもアプリのUIです。Spotifyの使い心地はたまらなく良い。limitedは間違いなく負けてるのでまずはここから極めて、その後に音質の違いで差別化すればよいのでは?
LINEアプリで仮想通貨が買えるように—LINEが日本で取引サービス開始
(引用)「LINE Payですでに本人確認が完了している場合、BITMAXでの本人確認を短縮することが可能。LINE Payで登録している銀行口座を入出金に使うことも可能だ。」
もうちょい先になると思ってたけど、もう仮想通貨との連携を実現するとは。。
しかも思いっきり敷居を下げててすごい。LINE最高すぎ、今日からLINEPay中心にします。
アマゾン、24時間自由に商品が受け取れる「Amazon Hub」発表—ロッカーと店舗の2種類
AmazonHubが日本に。僕もエンドユーザーのついで受け取りで、ラストワンマイル問題はほぼ解決すると考えています。
しかも、ecboさんは期待してるので提携はうれしい。
Ecboの次なるステップはPointToPointの配送かな。旅行中に好きなところに寝泊まりグッズなどをスムーズに運べれば、手ぶら旅行がもっと簡単になる。
メルペイ、決済手数料マイナスに 加盟店に5%還元
お店側への還元は優れた策だと思います。
理由は、お店側にキャッシュレスの有効性に気づいてもらうことが長い目で見れば正攻法だと考えるからです。
半年くらい前になるんですが、これについて考察記事を書きましたので興味あればこちらの記事も読んでください。
メルペイ、ふるさと納税対応。EC連携し、購入履歴からメルカリ出品
将来はほとんどのものがデジタル管理されるなかで、リユースへの動線がスムーズであることは大変に有意義です。
その際の配送と決済は欠かせない要素なのでメルペイとメルカリは重要なインフラになり得ます。囲い込みをするような経済圏ではなく、ライフスタイルに沿ったなめらかな動線を用意してくれる存在であってほしい。
オンラインショップサービスのBASEが東証マザーズ上場へ、上場日は10月25日
BASEが上場!すごい。
時代にマッチしたよね。ただ本当に良いものだからメディアにもどんどん取り上げられて一気にメジャーになったイメージ。
気軽に自分のショップを持ちたい人が世の中にはたくさんいたということなんですよね。こうゆうのはサービスを出してみないと本当の需要のボリュームは見えないもの。
今週のまとめと考察
今週は LINEアプリで仮想通貨買えるようになった というニュースから、これがいかにすごいかを解説します。
なぜ独自経済圏としたいのか
まずみなさんに知っておいて欲しいのは、独自経済圏を作りたい企業(ソフトバンク、楽天、LINEなど)は最終系では仮想通貨を取り入れたいと考えているということです。
理由は、今のように日本円ありきの状態だと結局は銀行経由で好きに経済圏を選べてしまうからです。
独自経済圏にする強みは囲い込みです。その企業に利益が出る場所でのみしか利用できない状態になるからこそ、どんなにコストをかけてもなり遂げたいのです。
だから自ら発行できて、いくらでも調整が効いて、安全を担保できるブロックチェーン技術は最適ですので、どこの企業も注目しているのです。
規制が強まっている状況
しかし、そのポテンシャルは認められているものの、昨今では仮想通貨をサービスに取り入れるのは非常に敷居が高くなっています。
まずあまりにも投機目的で買われすぎてボラティリティが高すぎること、相次いで取引所がハッキングされて信用を失くしていること(ブロックチェーン技術は強固だが)などが理由で国内での規制がかなり強まってしまいました。
日本は当初2017年前くらいまでは、世界で最も仮想通貨に寛容な国でしたがここ数年で一気に厳しくなったことにより、日本企業がなかなか手を出しずらくなってしまったんですね。
ユーザーフレンドリーにする難しさ
さらに導入を難しくしているのが、その「扱いにくさ」です。
仮想通貨の仕組み上、ウォレットという仕組みを用意して送受金するアドレスを用意して、それをセキュアに利用するためのパスワードを自分で管理する必要があります。
本来は完全に「自分で」やる必要があるのですが、それを簡単にするために取引所がユーザーの代わりに管理する仕組みを用意しています。しかし、だからこそ取引所がハッキングに狙われ、被害が及ぶのがユーザーとなってしまうのです。
なので仮想通貨が普及するための第一歩は 使いやすくて安全なウォレットをサービス提供する 必要があるのです。
LINEアプリの可能性
そこで、LINEは自らの持つ超普及率の高いLINEアプリにウォレット機能を持たせて、直接そこから取引もできるようにします。
しかも優れているのが、金融取引をするのには本人確認(KCYと言われてる)が必要なのですが既にLINEPayなどで済ませていればクリアとなっていて、しかも銀行口座とのヒモ付きがあれば即取引が可能となります。
これは実はとても巧妙で、おそらく多くの人はここがめんどくさくて仮想通貨をやらなかったと思うんです。ここをより敷居を下げたLINEは素晴らしいと思います。
ざっくりとLINEが仮想通貨を導入したことがいかにすごいのか説明しました。興味がある人はぜひLINEから仮想通貨を触ってみましょう!

今週は以上です。気になるニュースはありましたか?それでは、また来週!