
直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介していきます。
これからのトレンドになりそうな、厳選したニュースをピックしていますので是非チェックしてみてください。
今週は、9本となります。
目次
- 1 最新のテクノロジートレンドをお届け
- 1.1 消費増税、還元制度が開始 政府「大きなトラブルなし」
- 1.2 PayPayでトラブル キャンペーンで利用集中で混雑
- 1.3 「お金のプラットフォームになる」、個人間送受金サービス「pring」急成長中
- 1.4 米ペイパルがFacebookの「リブラ」から脱退
- 1.5 「Ameba」42人のブログ、国立国会図書館に保存 市川海老蔵、小林麻央さん、近藤麻理恵ら
- 1.6 「PlayStation Now」のサブスク料が半額以下に値下げ 1カ月は1180円に
- 1.7 「リーバイス」 × グーグルのスマートジャケットが日本初上陸 スマホとジャケットを連動
- 1.8 マイクロソフト Surface Neo発表。二つ折りデュアル画面モバイル
- 1.9 スクエニ「ドラゴンクエストXI S」の動画/生配信に注意喚起
- 2 今週のまとめと考察
最新のテクノロジートレンドをお届け
消費増税、還元制度が開始 政府「大きなトラブルなし」
いよいよ増税が始まり、キャッシュレスなどの還元制度も開始となりました。
特に今回は「軽減税率」などの複雑な仕組みもあり、現場では多少のとまどいなどもあったそうですが、大きなトラブルなないと政府は言っています。
わざわざ複雑な仕組みを作ってしまう時点で、ダメな気がしますが(そこが一番問題と言えば問題)キャッシュレスへの流れが大きくなるのは間違いないので、これを機に現金を持たなくていい世界に早く移行したいものです。
PayPayでトラブル キャンペーンで利用集中で混雑
10月からのキャッシュレストラブル第一号ですかね。
僕も5000円の買い物を5回しようとお店回りしてましたが、4回目で払えなくなりました(笑)
それにしても、若者ではない層がこぞってPayPayを使っているのを見れるなんて、いよいよと感じた。
でも結局PayPayで払えなくて現金で払ってたけど。。このイメージで使わなくなる人も多いも思うな。
「お金のプラットフォームになる」、個人間送受金サービス「pring」急成長中
僕イチオシのpringが6月に送受金総額が50億円を達成したそうです。
「夜に一生懸命働く人が手数料を取られて不利になるシステムは嫌だった」
綺麗事に聞こえるかもしれないけど、本気でこれを考えていたから今のpringがあると思える。なかなか認知が広まらないけど、素晴らしいサービス。
toBでもpringくらい手軽にお金のやり取りができれば世界が広がるんだけどな。
米ペイパルがFacebookの「リブラ」から脱退
PayPalの脱退は痛い。これでマスターカードやVISAも続いたらかなり熱も冷める。
ステーブルな暗号通貨は実現が厳しいな。技術的にはできるはずですが、いろいろ複雑すぎる。
まずは規則の対象にならざるを得ない「法定通貨との連動」は早々にあきらめて、独自プラットフォームに振り切った方が実現は早いと思う。
「Ameba」42人のブログ、国立国会図書館に保存 市川海老蔵、小林麻央さん、近藤麻理恵ら
デジタルなコンテンツも正式に保存する大きな流れです。
ただ、図書館に保存されなくたって、永久に動いてくれるサーバーさえあればそこにブログのっければ誰でも死んだ後も記録が残せる。
これって、よく考えたらすごいこと。
文書なのか音声なのか動画なのかわかりませんが、個人の発信はさらに増えていくでしょうね。
「PlayStation Now」のサブスク料が半額以下に値下げ 1カ月は1180円に
思い切った値下げ。
背景にあるのはGoogle(Stadia)とApple(AppleAcade)などがクラウドゲームでのサブスクサービスを開始するところにあります。
Appleは月額1000円未満なので、おそらく他もそのあたり。となると1180円は妥当?
料金よりコンテンツ次第だと思うけど、熾烈な争いになるのは間違いない。
「リーバイス」 × グーグルのスマートジャケットが日本初上陸 スマホとジャケットを連動
そう来たか(笑)
でも案外これはありかも。絶対に服は着るので、すべてのシャツなどの肩とか(袖だと半そでに難あり)に操作できる部分があれば便利。どうしても腕時計とかつけるの嫌な人いますからね。
どんどん、全てがデジタルで繋がる世界になることを実感します。
マイクロソフト Surface Neo発表。二つ折りデュアル画面モバイル
正直、マイクロソフトの新機種発表はおどろきの連続でした。
物理キーボードの快適さを感えると全面液晶は著しく満足度が下がってしまう。そこで容易に重ねて使える仕様にしたNeoはすごく良い。
Duoについてもそう。つなぎ目あっても良いからコンパクトな二つ折りが欲しい、がユーザーの本音(だよね?)。アプリの多いAndroidを素直に採用したのも良い。
完璧にユーザー第一主義になり変わったMicrosoft。いっそう揺るぎない存在になりそう。
スクエニ「ドラゴンクエストXI S」の動画/生配信に注意喚起
確かにゲーム内のムービーであっても、映画をそのまま配信してるようなもんだからね。ただ、今後のマーケット的には制限はいかがなものか。
子供を見てると、YouTubeで完全に把握した上で「買ってやりたい」となる場合が多い。
見て満足、とはならず見て面白いからプレイしたい、になってるからどんどん配信した方が結果的により売れるんじゃないかな。
今週のまとめと考察
10月になり、消費税の増税が始まりいよいよキャッシュレス社会の普及が進んできています。
10月よりキャッシュレスで支払いをすると2%もしくは5%の還元をする仕組みも実施されて、増税前よりむしろお得に買い物できるケースもあります。
詳細はこちらを参照👇
増税によって注目されているキャッシュレスですが、現時点でポイントとなりそうなところを4つほど整理していきます。
1.そろそろ乱立をどうにかする
2018年くらいから多くのプラットフォームが乱立しました。
よりよいサービスとするために多くの競合が存在することは不可欠だったと思う。
しかし、そろそろ淘汰されていいくフェーズと感じます。
現時点ではPayPayと楽天ペイに勝ち筋が見えてきています。その他サービスはきっぱり止めてしまうか合併して生き残るかの選択が迫られます。
ユーザーからしても「これを使えばOK」という構図になっていることが望ましい姿です。
2.生活に沿った経済圏であること
インストールはしたものの全然使ってない。こうなっては意味がありません。
継続的に使われるにためには、「生活の中で使えるポイントが増える→そのポイントが普段行くお店で使える」の流れが生まれないと難しいです。
今は還元率が多いので、わざわざ銀行口座から入金をしている人も多いと思いますが、普通はこんなのめんどくさいですよね?
そうなると自然と貯まる楽天ポイントや売ったら増えるメルカリポイントは非常に好条件です。
PayPayがYahoo!Japanカードに力を入れたり2次流通モールに参入するのもこの流れがあるからだと思われます。
3.お店側のメリットも考慮
ユーザー目線で一番気にするところは、やっぱり「どこでも使えること」だと思うんです。「これさえ入れとけばOK」の基準はまさにここ。
そうなると、お店のオーナーが決済手段を導入するメリットをより示さなければいけません。
多くの小さなお店では「初期費用の高さ」「手数料の高さ」を理由にキャッシュカードなどの導入を避けてきました。
今のコード決済サービスはこれらを解決するものですが、それでもまだ動いてくれません。いっそ、キャッシュレスで売れたらお店側に還元するようなキャンペーンも打っていく必要があると僕は思っています。
4.現金より便利であること
最後に、キャッシュレスのメリットとして「現金より便利になった」ということが成立しないといけません。
そこで今週あったPayPayのトラブルは最悪です。
より便利に快適に決済するために存在するはずのサービスが、トラブルで支払いができない、遅いでは言語道断です。
言うまでもなく、完璧に動作することは絶対不可欠です。これは企業側の設計しだいで実現できます。
どの企業も責任をもって「ここで失敗したらキャッシュレス全体に影響がある」ことを意識してほしいです。
