
直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介し、そこからトレンド考察をしていきます。
今週は、7本となります。考察のお題は「オフラインでの広告ビジネス」です。
最新のテクノロジートレンドをお届け
Uberが広告事業に参入、新たな収入源を模索
「Uber Eatsアプリ内のスペースを売る」って、そっちなのか。
車内で乗る人に、「この移動をしている人に適切な広告を(タブレットとかに)表示します」ってことかと思った。てかなんでここやらないの?
広告ビジネスは今週の考察テーマですので是非読んで!
YouTube、クリエーターに投げ銭できるステッカー「Super Stickers」を提供開始
Youtubeでも投げ銭ですか。こうなると、教育系といった普遍的な動画が強いですよね。「勉強になった」と感じるコンテンツにお金を払いたくなりますから。
オリラジの中田さんの動画とか物凄い価値になりそう。あれ、本当に楽しく勉強できるので、金払っていい(笑)
0.数秒後の動きを未来予測する研究4本
いずれIoTでいたるものにセンサがついて、街中にカメラがつけば、数秒後に未来が常に予測できるようになる。そうすれば未然に事故や犯罪は防げる可能性は大幅に上げられる。予測技術は夢があります。
Microsoft AzureがFarmBeatsのプレビュー版を公開し農業テックに参入
Microsoftが本格的に農業テックに参入とのこと。
これ、衛生も使うのか。広大な土地を対象にしてそうだけど、日本でも活用できるのだろうか。
農業の自動化含めたITC化って世界規模で見るとものすごくポテンシャルが高いと思う。
お坊さん便、LINEで呼べるスマート手配システムを開始
Amazonだと宗教を売り物にしている感がありますが、LINEだとサービス簡略化的なイメージになりますな。なるほど。
ほとんどの人がどう依頼するかわからない分野なので、LINEで気軽に安くは需要あるだろなぁ。
日本のGoogleマップが「オフラインマップ」に対応 まずはAndroidから
いいね。Googleカレンダーとの連携で予定に行き先があれば事前ダウンロード(もちろんWi-Fi時)とかしてくれならいいな。
そして使い終えたら自動削除。更新のもたつきがなくなるのが最もうれしいかと。UXを最高に高めるポテンシャルがある。
ITの力で快眠! “スリープテック”記者が試した結果は…?
昨今でブームとなっている睡眠ビジネス。
スマホの普及によって、情報に触れる機会が増えた・人とのつながりが増えたことによるストレス増大が原因なのでしょうか?
スリープテックはビッグな市場なので注目してます。
今週のまとめと考察 – オフラインでの広告ビジネス
Youtubeが投げ銭を始めるとのことで、これで広告・サブスク(Youtubeプレミアム)・投げ銭の3つの柱が。これは強いです。ますます無双に。
そんな中、Uberが広告事業に参入してきました。ここの広告についてはまだまだ深堀りできそうだと感じましたので、今回は「広告ビジネス」を取りあげます。
オンラインは群雄割拠
さて、Youtubeをはじめオンライン広告ではGoogleが王座についており、その他Amazon・Facebook・TwitterなどのいわゆるGAFA組が君臨しています。
ここはもう、今のビジネスモデルが変わらない限りここを切り崩すのは厳しいでしょう。
もちろん今回のUberEatsに食べ物関連のレコメンドなど各アプリ内での広告は有効なのは確かですが、数少ないプラットフォーマーしか参入できない市場になってます。
オフラインの可能性
そこで僕が考えるのは、オフラインでの広告ビジネスはまだ伸びしろがあるのではないか?ということです。
ホリエモンが「タクシー広告がすごくいい」と発言していましたが、時と場合によってスマホの画面より有効な広告となり得ます。
駅や電車の中ではびっしりと広告が並んでいます。もちろんより多くの人に見てもらえるチャンスがありますが、セグメントできないのがかなり痛い。
その点、オンラインの強さはデータから的確なターゲティングが可能なのが強みです。
富裕層を狙い打て
しかしタクシー広告のメリットとして、「タクシーに乗る層は上流ビジネスマンである可能性が高い」というところです。
多額のお金を動かせる立場の人間が見て気になってくれれば、非常に効率の良い効果が得られます。
その意味で、富裕層が集まって留まってくれる場所はチャンスです。
タクシー、飛行機、高級ビジネスホテル、料亭などですかね。もちろん、高級感を損なわないようなさり気なく見てくれるような工夫は必要ですが。
オフラインでのテクノロジー
IoT、顔認証、サイネージなどは昨今非常に高品質かつ低コストとなっているので、オフラインでの広告に活用できます。
実際に買い物データ1つをとっても、日本ではまだEC購入は全体の1、2割程度でオフラインでのデータが活用しきれている状況には遠く及びません。
オフラインでの顧客データ収集、アカウントに紐づかないユーザーの顔認証によるレコメンド、などなどやれることはたくさんあります。
オンライン覇者との融合
オフラインには可能性があります。それはGAFAなどのプラットフォーマーも理解していますが、デジタルの世界とは違いここをやるのは難しいです。
であればむしろ提携してやってしまえばどうか?と僕は考えています。
小売業界ではニューリテールとしてここに注目されてます。こちらの記事に詳しく書いています。
広告ビジネスでもオンラインとオフラインの融合は有効と考えています。リアル店舗をもつオーナー様、どう思われますか?
