【最新テクノロジートレンド 2019】ヤフー・LINEの経営統合は今後の国内ITを大きく変える理由

週刊テクノロジートレンド
こんにちは。ITブロガーのマサタカです。最新のテクノロジートレンドをサクッとインプットしましょう。

直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介し、そこからトレンド考察をしていきます。

今週は、5本となります。考察のお題は「ヤフー・LINE統合による今後の変化」です。



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ヤフーとLINE「統合検討は事実」

11/18に経営統合で基本合意との正式発表がありました。

ソフトバンクの作りたいスーパーアプリ実現のために人との繋がりに強いLINEは欲しかった。

LINEがやりたかった決済(LINEペイ)や信用スコア(LINEスコア)がPayPayに勝てる見込みが薄くなった。

よく考えてみたら、この両者が統合するのは結構納得だった。

これについては、別に記事にしたので参照ください。また、今後についても今回の考察としてます。

【スーパーアプリへの道】YahooとLINEの統合検討をみて思うこと

2019.11.15

 

米でスタート「ディズニー+」を体験。1日で320万ダウンロード。ネットフリックスの株価は下落

ついに米国にてディズニー+が開始。

「Disney」「PIXAR」「Marvel」「STAR WARS」「National Geographic」

この並びでワクワクしないわけないもんね。既存作品見れるだけでもこのお値段なら加入しちゃう。

それが間違いなく面白いであろう(この並びで面白くないわけない)オリジナル作品が追加されるんだから、入るよね。

 

PayPayフリマ、1カ月で100万ダウンロード突破 20%還元キャンペーンが奏功

各SNSなどでも言われていますがユーザー絶対数が少ないので、「商品がない&売れない」状況です。

ですが、アプリの出来は素晴らしい。画面遷移の気持ちよさ・フリックの感度、微妙なところですがそれだけで格段とUXは上がる。こうゆう「ちょっとした差」で使いたくなるアプリになっていくんだと思う。

そして、ヤフーが抱えるヤフーショッピング、Zozo、LOHACOとの連携も強力ですので、メルカリはかなりピンチな状況。

 

メルカリが世界100以上の国へ販売可能に、BEENOSと業務提携

メルカリも打てる手は打ってきます。

Buyeeからの注文規模がどのくらいになるのか想像できてませんが、これ何気にメルカリ転売がまたアツくなるかもね。

海外で「ここなら日本の製品が安全に買える」という認識が上がれば需要が伸びると思う。

しかしながら、ヤフーでは既にBuyeeに参入済みなのでPayPayフリマもすぐに対応してくるはずなので強みとしてのメリットはないかな。

 

使った人は絶賛。アマゾン「置き配」は日本でも定着するか

最近は置き配にしてるけど、これホント最高。再配達の依頼は超面倒。あとインターホンを鳴らされて受取にいかなければいけないのは非常にストレス。これら全て解決する。

宅配ボックスも不要なのも秀逸。玄関前に置いてもらえばそれで十分ですよ。

宅配業者からしても大変なメリットがある。万が一盗難されて全額保証としても余裕で元が取れる。(再配達の人件費の方が圧倒的に高くなる)

違法うんぬんという人もおりますが、より多くの人が効率よく便利になるならそちらが正義になるべき。


今週のまとめと考察

今週はYahooとLINEで話題が持ちきりでしたが、これがどれほどこれからの日本IT企業に影響を与えるか?を考察していく。

そもそもなんで今統合したかの詳細はこちらの記事を見てください!

【スーパーアプリへの道】YahooとLINEの統合検討をみて思うこと

2019.11.15

統合後の体制

今回の経営統合ではソフトバンクグループとNAVER社が50%ずつ出資する新会社を創り、そこからソフトバンクグループが(おそらく)過半数の出資同率出資でした!となる「Z HPLDINGS」という体制となる。

もともと「Z HPLDINGS」の傘下にはこれらの会社がいる。

・PayPay株式会社
・アスクル株式会社
・株式会社一休
・株式会社GYAO
・株式会社ジャパンネット銀行
・BuzzFeed Japan株式会社
・ワイジェイFX株式会社

これにLINEが抱えている会社も加わるのですから、強力!

今の日本ITの現状

今回の経営統合から推測できることとして、日本IT企業で頭打ちとなっているというのが事実でしょう。

日本国内でも昨今のペイメント決戦など争いをしていたけど、実際はGAFA系にジリ貧な状態からは一切抜け出せてない。

つまり、国内vs国外での戦争で負けている限り、日本国内の決戦は規模が縮小される一方ということ。

もう統一して対抗するしかない

そうなると当然出てくるのが、「国内で争っていても仕方がない。みなで手を組んでGAFAに対抗しよう」という声だ。

これは当然M&Aをする、とうことだが伝統的な日本企業はこれを嫌う傾向があった。(理由は根深すぎてここで説明はできない)

それを孫さんをはじめ前澤さん世代のCEOでは「自分の志のためなら」統合もいとわない意思がかなり大きいウエイトを占めた板と思う。

そしてついに2019年ZOZO→LINEと統合させてきた。この流れを加速させたのは決済で覇権を取った(PayPayの勢い)のが主な原因と見てます。

一気に統合するトレンドになる

さて、そうなるともうこの流れは止まらないでしょう。Xデーを迎えたのですから、ますます国内の大型統合が続くのはもう必然

メルカリ?楽天?と騒がれていますが、早いタイミングで折り合いをつけるのではないか??

僕たちのスマホのアプリがどんどん減っていき、1つのスーパーアプリでやりたいことたシームレスにできる世界はすぐそこ。

そしてGAFAはGAZFAとなり得るのか?(Z HPLDINGSの「Z」)2020年も日本IT界は激動しそう!

今週は以上です。トレンドは常に掴んでおきましょう!それでは、また来週!