
直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介し、そこからトレンド考察をしていきます。
今週は、5本となります。考察のお題は「2020年のオンラインサロン」です。
目次
最新のテクノロジートレンドをお届け
note、月額課金のコミュニティが作れる「サークル機能」を2020年2月に提供へ
月間アクティブユーザー2000万人を抱えるあのnoteにサロン運営できる要素が!
オンラインサロンは去年あたりから一気に注目されてましたが、ここのところ下火?な感じに。
しかし、僕はサロンのようなコミュニティはもっと普及していくと思ってます。
これについては今週の考察テーマとして扱います。
ソフトバンクG孫社長、大学入試「AIを試験科目に」-日本後れ危惧
「試験科目になければ日本人は勉強しない」
これは確かにある。AIの価値が上がらないとソフトバンクやばいのでポジショントークでしょうけど、孫さんが真剣に日本を考えてるのも伝わる。
てか試験科目もそうですが、小中学校の教育が一向に変化しない現状はマジでどうにかしないとね。
これについては、この書籍は全教師・親が読むべし。
何もない空中に触れる映像が浮かぶ…実用化近づく「鏡」の仕組み
おーARデバイスを身に着けることなく実現してるなんて!
仕組みは全然理解できませんが、まったく光といのは不思議です。
とにかく夢が広がる技術なので、どう実用化するかはカギ。
「パリティミラー」注目です。
LINEで医師に健康相談 「LINEヘルスケア」β版スタート 24時間365日対応
これいいな。LINEでできるのはお気楽。
将来的に薬の処方までできるようになれば、病院込みすぎ問題も軽減する。
料金もLINEPayで払えるのかな?うまく行けばサブスクにして、体の不調についていつでも専門家に聞けるインフラになったら理想。
アップルがiPhoneの常時接続化に向けて通信衛星の技術を開発中か
衛星通信はやっぱりほしい。
いきなりキャリアから切り替えは現実的ではないけど、まずは災害時のつなぎ役だけでも早期に実現してほしい。
AppleとスペースXがコラボでやる、なんて有り得そう。
今週のまとめと考察
noteに気軽にサロン運営する機能を追加するとを運営するピースオブケイクが発表しました。
これを受けて、「2020年のオンラインサロン」というテーマとします。
荒し対策
ネットを介したコミュニティの課題ですぐに思いつくのが「荒し」の存在。
もしTwitter内とかでコミュニティグループなんて機能を作ったら地獄絵図になるのは火を見るより明らか。
一番の原因は「匿名である」ということ。しかし、これを必須にすると気軽感が一気になくなる。
そこで、最も簡単な解決策として有料にすることがある。
お金を払ってまで荒らしたいグループがある人は稀だからね。フィルタとしてはすごく有効。
有料のサロンはこの機能を果たすことが1つのメリットと言える。
クリエイターの幅が広がる
noteは文章やマンガ、写真、音声をアップできるので、幅広いクリエイターをカバーしている。
腕に自信のがるプロ志望、趣味で仕事の合間にやっている人、と多くいるはずだ。
いずれにせよ、継続するためのモチベーションや、製作費など、「お金が必要」だと僕は思う。
自分が好きな作品を作ってくれる人を支援するなら月に数百円払ってくれる人はいるはず。
今まではこの小さな需要と供給が難しく、なかなかプロ以外のクリエイターが活躍できなかった。
今回のnoteの機能は、ここが解決するようなサービスだと考える。
支払う方にもメリットがある
クリエイター側のモチベーションになる、と言ったが僕は支払う方のモチベーションも上がると思ってる。
僕の経験則だけど、無料メルマガより有料メルマガの方が真剣に読む。
無料のYoutbeよりNewsPicksの有料動画の方が真剣に観て学ぼうとする。
そうです、お金を払っていると無駄にできない精神から学ぼうとする意思も強くなる。
お金を支払う、というのはクリエイターの応援だけでなくファン側にもメリットがあるんですよね。
多くの趣味に属する
AIによる自動化が進むと、人は時間を持て余す。これは世界の既定路線でしょう。
そこでお金の価値にパラダイムシフトが起こるのも必然。
そうなると何に価値が移行するかというと、楽しむ体験そのものになるはずだ。
まさに趣味です。その趣味に対して月額を支払って楽しむ。
今月はコレとコレとコレの趣味のサロンに入った!来月はこれは辞めてアレに入ろうかな?
みたいな世界感になっていくのではないでしょうか。
課題はまだまだ多い
とはいえ、現状ではまだまだ課題は多いです。
2018年にオンラインサロンが流行した際に多くのインフルエンサーがオーナーとなりましたが、ことごとく失敗に終わってる。
リアルの人間を束ねるのは非常に難しいことが証明された。
さらに、プラットフォーム側の運用も難しい。今回の機能のようにお気軽にサロン運営ができるCHIPというサービスが2018年にあった。
期待されていたが、半年くらいで経営が回らず終了となってしまった。
今回のnoteの機能と2020年の時代の流れがマッチして、次なるステージに運んでくれることを願う。
