
直近1週間でエンジニアである僕が気になったテクノロジーニュースを勘所を踏まえてご紹介し、そこからトレンド考察をしていきます。
今週は、5本となります。考察のお題は「ペット型ロボットのポテンシャル」です。
最新のテクノロジートレンドをお届け
楽天スーパーポイント、仮想通貨へ交換可能に ビットコインやイーサリアムなど3種
確かに楽天ポイントなら気軽に買えるね。デジタル通過はまずみんなに保持してもらわないと意味ないから良い取り組み。
さらに今買ったら数年後に爆増してる可能性あるから資産運用としても面白い。少なくとも日本円より。
トヨタ『e-Chargeair』、充電サービス提供に特化したEV…CES 2020に出展へ
なるほど。自動運転時代になればほとんどの車は休みなく運転状態になる。
その時に走行中に充電できる仕組みは必要。なら、それも走らせようとするのは良いアイデア。
トヨタは完全に未来を見据えているというのがよくわかるサービス内容。
投影画像を指で動かす、つまむ──ソニーが技術開発 指が重なっても高精度で検知
深度カメラで手のひらを検知してその反応をプロジェクタで反映させる。
仕組みはとても単純ですが、魔法を使っているような気分になれますね。
そこら中にカメラがついて、ARグラスとかに表示させる技術が進んでいけば素敵な体験ができそう。
病院も顔パス 中国は電子健康保険証発行 Wechatとアリペイで取得可能
いいな。中国ではどんどん顔認識インフラが普及していく。
日本では顔認証でなくとも、病院でもPayPayで払えるようにならないかな。
よっぽど大きい病院以外は決まって現金。しかも、それなりの金額になるのにもかかわらず。
国賀キャッシュレスを推進してるけど、医療機関こそ普及を進める対策をうってもらいたい。
家族型ロボット「LOVOT」は本当の家族になれるか? GROOVE X 林要氏が語るロボットビジネス
「孤独」というおそらくこれからの日本で肥大化しそうな課題に真剣に取り組んでいるラボット。
自動化というところで注目されるロボット分野ですが、孤独問題の解決に使われるのは面白いな。
このようなサービスが普及に至るか非常に興味深い。
今週のまとめと考察『ペット型ロボットのポテンシャル』
今年結構話題になっていて気になってた「LOVOT(ラボット)」。
いよいよ、出荷が始まり、注目が増している。
まずは、今回僕が紹介している記事を見てほしいのだが、本当にいろんなところにこだわりを感じる。
ということで、今回は『ペット型ロボットのポテンシャル』についてまとめる。
aibo(アイボ)という存在
ペットのロボットという概念ではソニーのaibo(アイボ)を語らないわけにはいかない。
日本にて1999年に発売された当時は大いに話題になった。

※ロボスタ様より引用
このロボット感(笑)の見た目の良し悪しは置いておいて、ペットとしての機能は果たしていた。
しかし、ご存知の通りすぐに話題は離れていき、やがて生産は中止されてしまった。
それから12年の時を経て、aiboは復活した。

※ロボスタ様より引用
以前との差は何か?もちろん技術の発達によりセンサーなど大きく向上している。
しかし、何より大きいのが「クラウド接続」だろう。
クラウドとの接続が大きな進化
言うまでもなく、こういったペットのようなロボットに最も求められる機能が、「学習」だ。
学習といえばもちろん機械学習やディープラーニング、そう、AIだ。
このAIのモデルをコンピュータで保持する必要があるのだが、そのデータ量は膨大だ。
このデータを機器側(これをエッジ側と言う)で保持するのはムリな話。
当時のaiboではまだクラウドという概念がなかった。というか技術的にムリだった。
ところが、現在ではWi-Fiや4Gモバイルが当たり前になり、AIモデルをクラウドに保持することで解決している。
Alexaから見るAIとの会話
僕は家にAlexaを導入している。その理由は、小学生の子供でも使いこなせるのか?を知りたかったからだ。
その結果、もうびっくりするくらい自然に受け入れていたし、すぐに使いこなしていた。
さらに興味深かったのが、Alexaのことはロボットと理解しているのだが、まるで人間のように扱うのだ。
LOVOTには会話という概念はない。
しかし、特定の人間の顔を認識して、その人との反応を変えていくアルゴリズムが組まれている。
僕は、何も知らない子供ですら上手くAlexaと会話できるのだから、高齢者がLOVOTを受け入れるのも案外敷居が低いと思ってる。
そもそも、日本人は「嘘だとわかっててもノれる」という特性があるからなおさらだ。
LOVOTの特徴とは
LOVOTの特徴を挙げておこう。時間のある方は紹介記事にある動画を見てほしい!
僕はこれらが他にない特徴だと感じた。
- 目にこだわり
- 体温がある
- 体重が4キロとリアル感がある
- 嫌がるような仕草もある
- 防犯カメラ機能がある
目の表現はとことんこだわってる。ここは他が真似できない!というところまで極めてほしい。
そして、体温があって体重がそこそこあるのもよく考えられた設計だと感じる。
まるで、本物の赤ん坊を抱いているような錯覚を起こすのでは?
また、しつこいような接し方をすると嫌がるようです。(まるで本物の猫のようw)
で、最大の特徴は「何もできないこと」。これは愛されポイントだと思う。
孤独問題の解決に貢献するのか
今のAI技術と、感情を揺るがす細かな作りに僕はものすごく可能性を感じている。
愛する対象がいる、承認欲求が満たされる、という点で大いに活躍するのではないかと僕は考える。
ただし、これは実際に使われないとわからない点が多い。
目下の課題はその価格だろう。1体で30万円は個人では中々手を出しにくい。
精神的な効果が大いに認められて、見守りや防犯用のカメラが付いているので、なんとか保険対象にならんかな?(ムリか?)
