【最新テクノロジートレンド  2020】ネットビジネスはダイレクト課金へ【今までのやり方は通用しない?】

ネットビジネスはダイレクト課金へ

こんにちは。テクノロジーマニアのマサタカです。

常に最新のテクノロジーをインプットしているエンジニアが、時間のない皆さまにサクッとまとめてご紹介いたします!

今週のまとめは「ネットビジネスはダイレクト課金へ」です。



ネットビジネスはダイレクト課金へ

子供向けコンテンツは金にならない

近年、YouTubeが大いに盛り上がってます。

ヒカキンを始め、YouTube動画を作るだけで億万長者となるスターが続々と出現している。

しかし、これらの動きには1つ問題点がある。

それは、子供向け動画が圧倒的に人気であることです。

ヒカキン、フィッシャーズ、はじめしゃちょーなどトップ100のおよそ半数は面白ネタとなっいる。

YouTubeの収益は広告費だ。つまり、動画を見ている人がその広告を見て買ってくれないと儲けはない

なので、子供が見ている動画に実際には収益性はないというのは容易に想像できます。

大人の可処分時間を奪う

しかし今のYouTubeのアルゴリズムでは動画再生数に応じて報酬が決まる。

そこで、Googleはついにこの子供向けコンテンツに対してターゲット広告機能を適用しない方針を決めました。

もう面白ネタでは収益が難しくなってくるのです。

当然、現役YouTuberは内容を大幅変更せざるを得なくなる。

それは生活で役立つ系なのか、ビジネスで役立つ系なのか。

少なくとも、今結果が出ているのは、中田あっちゃんのやってる「教育系」は大人がこぞって再生数を伸ばしています。

役立つから見るのではない説

と言っても、本当に役立つ系が大人に刺さるコンテンツなのでしょうか?

そのヒントとなるのは今再生数を稼いでいる「ルーティーン動画」にあると思う。

普段の生活を流すだけ、と決して役には立たないけど興味を持って観てしまう。

僕個人の考えでは、「安心できる、癒される」これらはキーワードになるはず。

ちょっと宗教くさくなるけど、「君はダメじゃない」みたいなメッセージが刺さると思うんです。

そうなると弱みを見せられる人が多く観られる時代になるんじゃないかな、と思う。


個人情報は使えない方向に

さらに大きな流れが個人情報の扱いだと思う。

AppleFacebookなど厳しく叩かれてるけど、この流れはすべてのネット広告に影響がある

ついにGoogleからクッキーの利用制限が発表された。これは非常に大きい。

基本的にネット広告というのは、その人が過去に訪れたサイトなどから興味ありそうな商品を広告表示してクリックしてもらう仕組みだ。

そのように精度の高いターゲッティングをしているからクリックしてくれる。(あなたもそうですよね?)

これができなくなるというのは、ネット広告の根底を揺るがす事態なのです。

投げ銭による収入に傾く

ではネットビジネスはどのような方向に向かっていくのか?

これも前から言われ続けていますが、いよいよ「ダイレクト課金」が中心になるでしょう。

どうゆうことか?

YouTubeで言えば、広告収入ではなく視聴者に直接お金を貰うということだ。

すでにスーパーチャットという機能でVTuberライブ配信にて実装されている。(これはまだまだ伸びてくるはず)

さらにTwitterでもこの投げ銭機能を導入しているという話も出てきてます。

発信者側の目線に立てば、プラットフォーム側の都合に関係ないダイレクト課金は非常に魅力的だと思う。

好きな「人」の紹介で買う

もう1つ、広告主側はどうなるのか?について。

これもある意味ダイレクト課金になると思うけど、不特定多数の動画にターゲッティング広告するのではなく、直接発信者に依頼する形になるはず。

つまり、あなたのファン(視聴者)はうちの商品を買ってくれそうだから、あなたのチャンネルで取り扱って欲しい、と直接依頼する形になるはずだ。

もちろん発信者側もその商品がそのチャンネルのブランドを下げないかを検討して交渉する。

必然的に本当に良いものしか売れなくなるし、企業側も良いものしか作らなくなる。これはいい動きだと僕は思う。

いかに信頼してもらえるかがカギに

こう言った流れになると予想される中、とても重要なのが「信頼度数」です。

企業側が紹介して欲しい、と思う割れる発信者はよりエンゲージメントが強いファンを多く抱える人になる。

なので、これからの世の中は何より信頼が大事になってくる、と僕は見てます。

今のネットではアフィリエイトのような商品紹介しかできない。(仕組み的に仕方がない)

しかし、このダイレクト課金の流れになれば一切の嘘がなくなるのです。

ただのフォロワー数ではなく「この人だから信頼できる」と何人に思ってもらえるか?の勝負になるのではないでしょうか。

信頼を得るために発信は継続する必要はあるのは確かですね。


今週ピックしたニュース

僕が今週気になったもので、押させておきたいニュースをリストします。

これらの記事より今週のまとめにいたっています。

YouTuberへの影響は?…YouTubeが全世界で子ども向けコンテンツ規約を変更

界隈では騒がれていますが、こんなのは前からわかってること。

だいぶ前から大人向けのコンテンツは増えてきてますよね。中田あっちゃんのような教養系は今後さらに評価されるはず。

と言っても、大人向けに流行るのは「役に立つ系なのか?」はわからない。

どう言ったコンテンツが主流になるのか、動向が気になります。

 

ユーチューブで日常をダラダラ流すだけの「ルーティーン動画」がウケている理由

ルーティーン動画は将来流行るコンテンツの1つのカギになるかも。

ネット世界になって便利で役立つ情報ばかりで、逆に「他人って普段なにやってるんだろう?」と誰も興味が沸かないところが逆にウケる。おもしろいですね、人の心理って。

中国ではもう既に、普段の生活を生中継するような習慣は珍しくないのだそう。(びっくり)であれば、日本も近い将来そうなっていくでしょうね。

 

グーグル、2年以内に広告目的のクッキー利用制限へ

個人情報の取り扱いが世界で騒がれる中、いよいよネット広告は厳しくなる。

クッキーが利用できなければ、今のネット広告の主流である「ターゲッティング」ができない。

そうなると、ネット広告をする媒体はメリットは限りなく少ない。

だいぶ前から言われてるけど、ダイレクト課金でない媒体はもう難しくなってくる。

 

ツイッター社、チップ(投げ銭)機能を検討

投げ銭のような直接課金はこれからスタンダードになっていくと思う。

どこの誰がおすすめしてるかわからない所謂今の広告は誰も信用しなくなる時代はすぐ来るはず。

ドーシー氏はビットコイン推しとのことだけど、ビットコインは普通に使えるでしょ。

ウォレットの登録しとくだけでOKなら利便性もいいし、絶対に改ざんされない仕組みなのでTwitter社の管理コストもかからない。


まとめ

今週はネットビジネスの動向に大きく影響するニュースが多かったので、このような「まとめ」となりました。

毎週、トレンドを掴んだ「まとめ」をしています。

サクッとトレンドを掴んでおきたい人はぜひブックマークしておいてくださいね。

今週は以上です。ネットビジネスについては今後も注目していきます!