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今週のまとめは「少子高齢化時代におけるキャッシュレスの位置づけ」です。
目次
少子高齢化時代におけるキャッシュレスの位置づけ
日本が抱える直近での1番の課題はなんでしょうか?
多くの人は「少子高齢化」を挙げると思う。
さて、この問題についてどのようなテクノロジーで立ち向かうべきか今回は考えていきたい。
ついに真の人手不足時代が到来
2020年、コンビニは転換期を迎えている。
毎年新店舗が増え続けていましたが、ついに飽和状態になったそうです。
こちら読売新聞の記事となりますが、2019年末に店舗数がついに減少となった。
もちろん頭打ちとなった、と考えられるが、人が減っていることも大きく影響してる。
来店者の数が減る、そしてコンビニを営業するための人手も不足している。
24時間営業ができない店舗も数多く出てきているという事実もあります。
飲食店にも人手不足の波が
そして、飲食店も2020年は転換期となりそう。
飲食店はコンビニ以上に店員が必要なので、スタッフ確保が困難になっている。
また、多くの飲食店で広告宣伝費の効率化を進めてきたけど、次は人件費削減をしないといけない事情もある。
その中で、すぐに自動化できそうなのは、オーダーとレジの対応でしょう。
ここを解決するようなソリューションも結構前から出てきてる。
今までなぜセルフオーダーが成立しなかったか
それでもあまりセルフオーダーのお店は見かけませんよね?
馴染みがあるのは、回転ずし屋くらいじゃないでしょうか。
なぜ店舗は導入しないのか?それには理由があります。
まず、タブレットなどの機材こみのソリューション。これは単純に採算が合わないからです。
テーブルごとにタブレット配置とすると、人件費よりコストがかかってしまう。(日本はマジで安い)
それならSaaSのようなサービスでお客さんのスマホを使えばよいのでは?と思うけどこれもダメ。
日本では、自分のスマホで注文をすることは、現在では受け入れられないそう。
使ってくれるのは全体の1~2割くらいとの報告もあります。。
カギはキャッシュレス
僕はSaaSを推し進めるべきだと思ってます。だって、スマホを持ってない人はほぼいないですから。
しかし前述した通り、お客さんに使ってもらわなければ意味がありません。
そこでカギとなるのが、やっぱりキャッシュレスです。
スマホ注文=オーダーの自動化+決算の自動化が最大のメリットとなる。
そこではお客さんのスマホがキャッシュレスに対応している必要があります。
そして重要なのが、キャッシュレスであれば大幅にコスト削減できるので、お客さんにも還元できます。
つまり、「セルフオーダーなら安く提供できる」が浸透すれば、絶対に使ってくれます。
キャッシュレスは必須インフラ
人不足になる日本ではコンビニも飲食店も、キャッシュレスは絶対不可欠。
もう必須のインフラと言っても過言じゃないです。
現金が主流のうちは、自動化・省人化のサービスは機能してくれない。
現金主義、現ナマ大好き。とか言ってる場合じゃあないんです。
日本の少子高齢化問題を解決したいのであれば、何が何でもキャッシュレス普及率100%を目指さなくてはいけないのです!

今週ピックしたニュース
僕が今週気になったもので、押させておきたいニュースをリストします。
これらの記事より今週のまとめにいたっています。
人件費高騰で限界近づく飲食店経営、セルフオーダー決済は救世主になるか
繰り返しになるけど、人不足となる日本では、キャッシュレスはもう必須インフラと言ってもいい。
ここが整えば多くのサービス系で人件費を削れるシステムを実装できる。
民間が大金叩いてる時期なので国はどう動くか難しいところだけど、このタイミングで一気に完全普及させときたいところです。
スポーツ観戦をもっと快適に!IoT活用でラクラク注文「売り子ール」
スタジアムにてスマホから飲食物を注文→席まで持ってきてくれる。試合中に立てないからハーフタイムなどで混雑する。分散化できるこの仕組みはイケてる。
しかも、アプリ不要でQRコードからウェブのみでOKなのもイケてる。QRコードに席番号が付与されてるので間違えることもない。
技術的にはなんてことないのだけど、ユーザーの利便性は格段と上がる。こうゆうのを実装できるやつが一番カッコいい。
LINEがAI戦略を紹介。「2020年はAI実用化の年」
AIの実用化も人手不足時代では注目されます。
この記事では文字認識や音声認識が紹介されてますが、LINEなので日本語、韓国語に特化してるのは強み。
単純なオーダーやりとりであれば、このようなAIで解決するかもしれません。
なにより早期に社会への実装をして、トライ&エラーを繰り返すのが重要ですね。
