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今週のまとめは「プラットフォームに有料アドインで乗っかれ」です。
目次
プラットフォームに有料アドインで乗っかれ
基盤が用意されている強さ
今回NHKが乗っかったプラットフォームはAmazonプライムだ。
テレビの対抗するべき敵としている動画サブクスというのが面白い点。
しかし、この選択には大きなメリットがある。
- スムーズに観てもらう仕組みがある
- 会員数が多いのでチャネルが大きい
- 課金の仕組みもある
大きくこの3つが大きいでしょう。どれもメディアとして喉から手が出るほどほしい要素です。
コンテンツが強ければ勝てる
でもそれじゃあ結局今までのGAFAの搾取にやられるだけじゃん、と思うかもしれない。
しかしこれはそうとも言えない。
理由は動画配信サービスはいくつもあり、それをコンテンツ保有側が選択できるからだ。
スマホアプリを使ってもらうのであればiOSとAndroid上で動かす必要がある。
なので、そこで法外なピンハネをされても文句が言えなかった。
しかし、動画のようなコンテンツでは「Amazonは高いからNetflixやHuluにする」という選択肢がある。
これはコンテンツ至上主義と言えるのではないか?
ダイレクト課金される仕組み
この事象を広い視点で見てみよう。
NHKオンデマンドはおそらく成功するだろう。面白いコンテンツが揃ってるからだ。
なぜNHKのコンテンツが面白いか?それはかつてからNetfix方式であるからだ。
そう、広告主はいない、視聴者から課金されたお金を使って製作してるんです。
これってNHKオンデマンドみたいのを作れば誰でもオリジナルで制作できるってことだと思う。
個人クリエイターも実はチャンス
しかし、NHKみたく予め課金された金がある必要がある。
それじゃあ個人ではムリではないか?と言う話になる。
そこで、SNSとクラウドファンディングだ。こんな流れを想像している。
- 世界感がわかるコンテンツをSNSで発信
- ファンがつく
- オリジナルコンテンツを作る金をクラファン
- Amazonプライムのようなプラットフォームで有料配信
- さらにコンテンツに金をかけられる
完全に個人では難しいかもだけど、小さい制作会社なら可能性あると思う。
好きなことで生きていくために
プラットフォームになる、ではなくてプラットフォームを利用して好きなことをする。
これが2020年代の正解の1つではないでしょうか?
大きな組織にいる必要がない。まさに個人でも勝負できる世界です。
映像だけじゃなく、音楽、音声、ゲームなど様々なコンテンツでも同じ。
Youtubeでやってる人もいつかこちら側のビジネスになると僕は読んでます。
広告主が不在で、100%オリジナルの世界感を表現できた方がクリエイターも消費者も良いに決まってますから。

今週ピックしたニュース
僕が今週気になったもので、押させておきたいニュースをリストします。
Amazon Prime VideoにNHKオンデマンドが追加!
今回の考察の元となった記事です。
プライム料金とは別料金のなりますが、既にAmazonプライム・ビデオを視聴している人は多く、より普及しているプラットフォームを選択したのはイケてると思う。
NHKはこういったマネタイズをすればちゃんと儲けられるよね。コンテンツはいいものあるんだから。
VRをとりまく環境はどうなる? 2020年の動向を予想
個人的に2020年はVR期待してる。
VRを単純に体験するものではなく「どうVRを使うか」「何と組み合わせるか」がより重要となっていく
これでしょうね。どうすれば生活の一部に実装できるかは全てのテクノロジーの課題。VRも5Gもブロックチェーンも同じ
LINEが独自の仮想通貨「LINK」を国内で取り扱いへ、日本でも売買可能に
Libraがもたついているうちに、LINEは進んでますね。
dApps作るならLINKで、みたいな流れがアジアで盛り上がればいいな。
可能性のあるテクノロジーに誠実なLINE、しっかり進めてこれるのが素直にすごい!
まとめ
VRもブロックチェーンも着実に進んでるけど、社会実装はなかなか難しい。
それよりも、普段僕たちが消費しているコンテンツドリブンで実装されていく方が現実的だと思う。
今回は触れてないけど、VRもブロックチェーンも良いコンテンツを作るために必須になって初めて、普及にいたるのかも。
と思う今日この頃でした!
