【withコロナの世界】なぜ日本企業でリモートワークが普及しないのか?【結論】

リモートワークが日本で普及しない理由
こんにちは。マサタカです。

LINE協力のもと、全国一斉アンケートした結果、リモートワークを実施している企業はたったの「5%程度」というのが明らかになった。

これはおそらく都心しかほぼ対応できていない、という数字だと思う。

 

僕自身も、地方の中小企業でエンジニアをしている。

現在の状況にも関わらず、全ての社員がワンフロアに出社し、ぎゅうぎゅうで仕事をしている。

僕の仕事はWEB中心なので、今すぐにでもリモートワークができる。なので、会社に提案をしたが「5月くらいにはできるように検討します」とのこと。。(これでマジで?となった)

 

そこで今回は、なぜ日本ではリモートワークが普及しないのか?を本気で考えてみた考察結果を語っていく。

注意
リモートワークができない業種は当然ながら多々あります。今回はいわゆるホワイトカラー企業(または社内組織)を対象としています。



なぜ日本企業でリモートワークが普及しないのか?

少し先の未来も見えない

僕が最も大きい要因と考えているのが、「コロナのヤバさが理解できていない」人が多いこととしてます。

多くの人は連日テレビなどで情報は掴んでいますが、頭の片隅ではどこか他人事だと思っている人が大半だと肌感では感じてます。

それはなぜか?

 

テレビなどでは「国がこんな政策を考えてる」という内容がほとんどで「これからの展望」についてが薄い印象です。

なので、ほとんどの人が「早く治まらないかなぁ、いつになるんだろ?」くらいにしか考えていないのが現状と思ってます。

しかし、これから日本はどうなるのか?は世界の状況をよく観察すれば少し先の未来くらいはわかります

 

例えば、このままの状況が続けば、2週間先の東京は今のニューヨークになるでしょう、そしてニューヨークは今のパリと同じレベルの死者が出るはずです。

これはSNSなどで現地の状況をリアルに収集して理解できていれば、誰でも予測できる範囲です。

今は日本の死者は100人もいない状態なのでそれらの規模とは次元が違う、という頭になってはいけません。医療機関が機能しなくなったら、死者は急増します

 

今の日本はその瀬戸際にいます。そしてこれは東京だけの範囲に留まりません。日本全体に影響が出るのは避けれらません。

自分たちの範囲までは甚大な被害は出ないだろう、という考えは大甘ですしとても危険です。

 

一過性だと考えている

巷では、アフターコロナと言葉をよく聞きます。

今回のコロナウイルスをどこか一過性とイメージさせるこの言葉も、もしかしたら悪いのかもしれません。

これ、少しニュアンスを変えて「withコロナ」とした方がいいかもです。

 

なぜなら、なぜ今回これほどウイルス感染が世界規模で拡大してしまったのか?の答えは、人の移動が大幅に広がった世界になったからです。

そして、その人の移動が縮小されることはこの先あり得ません。それどころか、増々拡大していくでしょう。

 

よって、これからも今回のようなウイルス感染は常に人類のリスクとなったというのが正しい事実の捉え方と僕は考えます。

そもそも今回の新型コロナのワクチンすらできてない状況で、一過性と捉えるのはあまりに馬鹿げています。


本気で効率化を考えていない

情報リテラシーがないことが最大要因のは確かです、ですが、もちろんテクノロジーリテラシーも当然あります。

そもそもこれほどインターネットが普及した現在で、いまだにリモートワークすらできていないのは、活用する気がないとしか言いようがありません。

本気で効率化を考えたら、インターネットやそれに付随するサービスをフル活用するはずです。

 

今さら、デジタルトランスフォーメーション(DX)なんて言葉がバズワードになってることが今の日本企業の真実を映し出しているよう。

企業では利益追求が最大の目的ですが、いかに事業を継続できるか?はこれと同様レベルで重要です。

そんなことは当たり前なはずですが、ほとんどの企業がリモートワークにすら対応していないのは本気でこれを解決しようとしていない証拠ではないでしょうか?

 

仕組みを変えたくない

本気で考えない、に加えて、あえて仕組みを変えたくない思いを持つ人も多いでしょう。

これは本気で効率化を考えない原因とも言えるけど、効率化をしても従業員としてはメリットを受けないことが往々にあります。

 

もちろん、効率化が成功して売り上げ・利益が伸びれば評価をされて役職や給料が上がることはあり得ます。

しかし、ほとんどの企業で本当の意味の成果主義を採用しているところは少ないと思います。(というか日本の中小企業はほとんどないかと)

 

であれば、仕組みを変えること自体がメリットどころかデメリットになります。今までと違うノウハウを積まないといけなくなるわけですから。

そういった思考から、「効率化や事業継続リスクを縮小するためにリモートワークしよう!」という意見に対してむしろ、今までの仕組みを変えたくない層が反対をするのでしょう。

 

不要な人材になりたくない

さらに、リモートワークになると大変なデメリットとなる人も出てきます

リモートワークになる=成果はデータとして示せる実績のみとなります。つまり、成果主義になるということです。

成果主義になれば、先ほどの理論で言えば誰もが本気で効率化を本気で考えますし、間違いなく生産性が上がるので良いこと考えられます。

 

しかしながら、出社してただいるだけで仕事している雰囲気を出していた人にとっては、とても不都合な社会です。

ちょっと想像するだけで、リモートワークが本当は価値が少ない人材を浮き彫りにすること(うすうすは感づいていたけど明らかになる)は誰でもわかります。

こういったこともリモートワーク推進の大きな障壁になってるでしょう。


まとめ

結論をまとめると要因は大きく分けて二つ。

リモートワークが普及しない要因

  • 多くの人が単純に知識が少ない
  • 生産性の低い人が会社に多く存在する

 

ということで、リモートワークが推進するにはもうトップダウンしかあり得ない。というのが僕の結論です。

社長、もしくは経営トップ層が本気で事業継続について考えて「リモートワークできるようにしろ!」と命令しない限りは誰もやろうとしないでしょう。

新型コロナウイルスは、ガチで無能な経営者を問答無用に退場させるかもしれないです。ながーーい目でみれば必要な新陳代謝となるかもですが、僕たちは生き残れるように立ち回らなければいけないのは確かです。

知識を蓄える、自分の生産性を上げる、まずはこれを本気でやろう。

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