【教養 Amazon】僕たちもジェフ・ベゾスにアマぞられる!?企業を徹底分析!

NEXT Amazon
こんにちは。マサタカです。

中田敦彦さんが出演されているNewsPicksのオリジナル番組「NEXT」の情報ををまとめています。

有名な企業について詳しく説明・考察していく番組でとても参考になります。視聴する時間がない、という方はまとめだけでもどうぞ。

今回は泣く子も黙る現役最強企業「Amazon」を勉強していきます!

本ブログでは、2つのテーマでまとめています。

今回まとめる2つ

  1. 実は火星人?ジェフ・ベゾスという男
  2. Amazonのこれからを握るカギ

 

それではどうぞ!



実は火星人?ジェフ・ベゾスという男

ジェフ・ベゾスは火星人

ケチであることがベゾス戦略

Amazonを最強企業に仕立てたベゾスを表す言葉でわかりやすいものがあります。

  • 勝者でも魂はチャレンジャー
  • 倹約こそイノベーションの原液

強さの秘訣としては利益のほとんどを投資に回していることがあります。どこよりも稼ぐ企業がどこよりも未来に投資しているのですから(しかも投資先も適格)最強たるゆえんです。

そして口悪く言うと、とってもケチだそうです。その真意とは、「制限のある中で考えたアイデアこそがイノベーション」というのがあるとかないとか(笑)

この2つを徹底してきたからこそ、Amazonは今のポジションを築いたのは間違いないでしょう。

 

徹底した顧客第一主義

ベゾスは顧客の欲望についてを徹底的に考えます。

顧客第一主義 とは「聞く+開発+パーソナライズ」としていて、パーソナライズとはその人を宇宙の真ん中に連れていくこと、という定義だそうです。

特に「低価格と品揃え」にはこだわり、これこそが顧客体験を良くすると考えています。(そのとおりですよね)

そしてもう1つ、「迅速である」はどんな消費者でも求めていることだそうです。

確かに、「Amazonプライムで翌日には届く」が当たり前のようになっていますが、もしこれが昔のように「届くのが1週間先です」となったら僕たちは耐えられないでしょう。

流行り、環境、法律は変わるけど、人間の欲望は変わらないんです

 

仕組みづくりこそ経営者の仕事

それでもなぜベゾスはここまでAmazonを急成長させることができたのでしょうか?僕がベゾスが経営者としてすごく優秀だと感じる言葉があります。

善意は決して働かない、働くのは仕組みだ

顧客第一主義なんていうと、すごく人情深い人っぽく聞こえますが、そうではないのです。

例えばAmazonの戦略の1つとして、大量に取得している顧客のデータは人の意見は一切入れずに、AIによる判断のみでフィードバックを決定しています。

良かれと思って人が働いてもそれは機能せず、「この仕組みで働けば絶対に良くなる」とい仕組みを作る経営者こそが勝てる。

ベゾスがこう言うのなら、これはもうその通りとしか言えません。


Amazonのこれからを握るカギ

これからのAmazonのカギ

アマゾンを知るキーワードMARS

Amazonが力を入れている分野はこのキーワードに凝縮されています。

MARS(マーズ)とは?
M:masine learning
A:authomation
R:robotics
S:space

火星をモジったんだと思いますが、「機械学習」「自動化」「ロボ」「宇宙」を指しています。

今年ロサンゼルスにて、re:mars(リマーズ)という AmazonはじめてのAIのカンファレンスが開かれましたが、そこにもこのキーワードが入ってます。実際に、ロボだらけで「ボストン・ダイナミクスの四足歩行ロボ」などが会場にわんさかいたそうです(笑)

この中でも特に異色なのが、宇宙です。ベゾスが個人で「ブルー・オリジン」という企業に投資しているのは有名な話です。イーロン・マスクや堀江貴文といった現代の超人達はこぞって宇宙分野に力を入れています。

 

カギはラストワンマイル

個人的には「自動化」「ロボ」に注目しています。理由は、少子高齢化が進む日本で省人化へのシフトは必須だからです。

人が判断しなければならないことは全てAWS上にあるAIで判断して、リアル工場や配送は全てロボが自動制御される世界はAmazonが作りだす可能性が最も高いでしょう。

そして、急激なEC化を進めて数あるリアル店舗を潰していったAmazonですが省人化を極めたらAmazonGOのような人的リソースを極力減らしたリアル店舗を増やしていくと予想されます。

その理由としては、Amazonの弱点であるラストワンマイル問題を克服したいためです。

補足:ラストワンマイルとは

最寄りの倉庫からユーザーの手に届けるまでの最後の輸送手段のこと

つまり、生成食品のような「今すぐに買いたいもの」をAmazonでは買う人が少ないのです。Amazonがここを獲りにくるのは必然なのです。

 

Amazonのライバルはアリババである

多くの企業がAmazonに消されていきました。death by amazon とか to be amazonと呼ばれてますが、数多くの企業が「アマゾられた」のを僕たちは見てきました。

その中でライバルと言える企業はどこなんでしょうか?ウォルマート?Google?Apple?

意外と思われるかもですが、それは中国のアリババと言われています。

アリババは唯一、Amazonより優れてているところを持っている企業です。それは「オンラインとオフラインの融合」を実現していることです。

Amazonは大ナタを振るって、数あるリアル店舗を絶滅させていきましたが、逆にアリババの戦法はそのようなパパママショップを植民地として抑えていったのです。

ラストワンマイル問題がこの先のカギとなることがまるで予想していたかのようです。Amazonの中国パクり版なんて思っていましたが、、恐るべしアリババ!


まとめ

日本人って定額サービスを嫌うようなイメージがありますが、僕の周りにはかなりAmazonプライムに加入している人は多いです。

え?僕ですか?僕はもちろん加入済みです。しかも最近はAlexaも買ってしまい、完全にアマゾられていると言ってもいいでしょう(笑)

番組ではやがてAmazonが国家を作って、サブスクで衣食住や娯楽を満たせるのではないか?という説が出ていましたが、僕は真っ先に契約してしまいそうです。

ここまで人の生活入り込んでいる理由は、やっぱり「人の欲望」にまっすぐ向き合ったからと僕はこの番組を見て思いました。

ビジネスをやる以上は、人の欲望について深く深く考える必要がありそうです。いやー毎度勉強になる!

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2018.10.28