
新型コロナによって、様々な業界で経済的な打撃を受けている。
特にイベント関連・飲食店といった、人が外出することを前提とした業界は致命傷となっている状況です。
金融破綻ではなく、人の動線が制御されることにる経済打撃は、早急に恒久的な対策が取りにくいのが最も厄介だと感じます。
しかし、視点を変えれば逆に大きなチャンスともなります。
目次
アフターコロナが最大のチャンスである理由
新しいルール
さて、そんな悲観的な現状ですが、ピンチはチャンスと言います。まさに今は未曽有のチャンスが転がっていると考えていいと思います。
その理由は「世界全体で新しいルールが追加された」からとなります。
言うまでもありませんが、市場で勝者となるためには、資本主義のルールに基づいて強者になる他ありません。
そして、最終的に勝つためにはこの2つが決定的な要素になるのは間違いありません。
- いかに早くルールに適した戦略を始めるか
- いかに多くのリソース(つまり金)を使えるか
金に関しては大企業には絶対に勝てません。であれば、個人や組織含めて弱者が勝ち上がるには「早さ」しかないのです。
もうコロナ前には戻らない
今回の新型コロナの騒ぎで注目したいのが、これは決して一過性ではなく恒久的な影響があるとうことです。
ワクチンができればまた市場が復活するかもしれません。しかし、同じようなウイルス感染がすぐに発生するリスクは常に残り続けます。
10年に一度起こるウイルス感染がたまたま大きくなっただけ、と見るのは浅はかです。
なぜ、今回はこれほど大きくなったのか?をよく考えましょう。
それは、人の移動する量がグローバル全体で大幅に上がった世界になったからと考えられます。
それに「ほとんどの人が症状が出ない」というステレス性が相まって爆発的な感染が発生しました。
これがしばらくは発生しない、と言えるでしょうか?もうウイルス感染リスクは常にあり続けると考えた方が合理的と僕は考えます。
ルールチェンジを前提に考える
そうなると、資本主義に新しいルールが追加されます。主なものはこれらでしょう。
- 人が集まる前提のモデルは通用しない
- ソーシャルディスタンスを常に考慮
- リモートできる方が強い
このような今までのビジネスモデルの前提をひっくり返すようなルール変更がされたというイメージです。
ここで注目なのが、これほどのルールチェンジに対して、大企業であればあるほど対応が遅くなるということです。
つまり、個人や小さな組織でもチャンスがあるということです。
- より正確に新しいルールを掴む
- より早くそのルールに適応したビジネスモデルを実行する
これができたところが勝つでしょう。
刷新できそうな業界
ルールチェンジによって、様々な業界で今までとは違うサービスやプロダクトが売れる可能性が出てきます。
例えばどんなことがあるでしょうか?僕も少し考えてみます。
全く変化がない教育現場
僕には小学生の子供がいるからかもしれませんが、今回の件で一番感じたのは「教育の在り方」です。
登校ができなくなっただけで、教育の術がまるでないというのはお粗末と感じます。
リモートで授業、WEBでミニテストの実施など、これほどネットが普及されていれば余裕でできるはず。
リアル店舗のみの飲食店はツライ
あとは飲食店ですね。UBERイーツなどのフードデリバリーのインフラを整備することが必須になるのは間違いありません。
ただし、整備まではかなり時間はかかるはず。なのでおそらく、どのお店も早急にドライブスルーに対応してくると思う。
または、ドライブスルーに代わるサービスができればチャンスです。
人の移動が必須であるイベント業界
そして大問題なのはイベント業界です。VRなどによるテクノロジー代替などはよく言われますが、そう簡単なものではありません。
生ライブの体験に勝ることはまずないですから。
よって、むしろ会場の形態を変えるのが現実的なのかも。
例えば個室をたくさん作って、チケット代を高値にする。とか。
家に引きこもっていてストレスをためているのは誰だって同じです。なら少し高くてもチケットを買うはずです。(もちろんダイナミックプライシング)
レジャーの在り方も変わる
家に引きこもりに飽き飽きしている人が大量にいる。
でもよく考えると、1人もしくは少人数グループで、3密でなければ引きこもる必要はない。
つまり、散歩・サイクリング・ドライブなどは全然問題ない。
また、ゴルフなど屋外で人と密着する必要がないスポーツなどもOKです。
これらをより楽しくさせるアプリやサービスは需要が増すはず。
スキルシェアが推進される?
とはいえ、外出することが批判されやすい状況です。
そんな中、期待できる分野の1つにスキルシェアがあると思っています。
「家でできる楽しいこと」が注目されるのは間違いなく、今やオンライン飲み会というのも流行りだしました。
家でできるといえば、「絵画」や「楽器演奏」といったことが挙がると思う。
上手くデジタルで人に教える教わるができれば、需要は多いはず。
あまり普及の突破口が見えないスキルシェアですが、ルールチェンジによって推進されるかもです。
身近なものから考える
こういったサービスの刷新を考えると、どうしても大きな範囲で考えてしまいます。
だけど、実際は僕たちが普段生活の中で感じるちょとしたことにヒントがあると思ってます。
慣れちゃったけど不便と思ってたもの、今となってはアナログで触りたくないもの。
自分の半径5メートル以内について考えてみましょう。
