【VRが教育を変える】自宅から東大レベルの講義が受けれる未来がくる?格差教育のない世界へ VR school

こんにちは。ITブロガーのマサタカです。VRの教育改革、はじまってきた!

VR/MR等による教育コンテンツ開発を行う株式会社テンアップは、シードラウンドで総額1億円の資金調達を完了したことを発表しました。今回の発表と合わせて、同社はVR上でコミュニケーションをしながら授業を行うサービス「VR school」を2019年1月より開始します。

VRの教育コンテンツは前から話題にはなっていましたが、こちらは来年1月から早くもサービスインするということで取り上げます。

株式会社テンアップという企業

テンアップってどんな企業?

株式会社テンアップは設立が2016年10月4日と新しいスタートアップ企業です。

事業内容はいかです。

テンアップの事業内容

  • XR(VR・AR・MR)関連製品企画/開発/運営
  • デジタルテクノロジーコンサルティング
  • 教育関連施設の経営 

VR+AR+MRすべてのことを「XR」という表現、いいですね。

で、主にやっているサービスが「IQ Copy」といって、以下のように謳っております。

Microsoft社のHololensを使用して問題のビジュアル化と東大生の回答思考回路を自分の頭にコピーすることで偏差値UPを実現する

主なサービス内容はがHPに載っていましたので転載しておきます。

なるほど。実際に東大生がどのように回答を導いているかが視覚から確認できるということですね。

これ、スポーツなど体の動かし方でもVRが活用されている事例がありますが、なんと勉学でも同じような応用が可能というアプローチです。これはおもしろい!

しかもこれ、茨城県水戸市にある「典和進学ゼミナール」にて既に導入しているそうです。実際はどうなのかすごく気になります、これ。

ポテンシャル

✔  2018年4月に8000万円の資金調達

高速通信サービスを手掛けている「株式会社ワイヤレスゲート」との業務提携と資金調達を実施しました。

業務提携の背景ですが、先に説明しているIQ Copyを実現するには施設のデジタル化や高速通信化が必須となってきます。よって、この解決に向けて高速通信が得意な企業と提携したというわけです。

✔  2018年6月に2000万円の資金調達

そしてあのマネックスグループの「マネックスベンチャーズ株式会社」から2000万円の資金調達も実施しています。大手からの出資も受けているあたり、期待値が高いと見てよさそう。

✔ 2018年9月に開発・研究目的の「IQ Lab」を設置

VR・MR等を使った教育コンテンツの開発、ブレインテックの研究を目的とした施設を稼働させています。おどろきなのが、初代所長としてFacebook傘下のVRハードメーカー「Oculus」の日本・アジア事業の立ち上げメンバーだった池田輝和氏が就任しています。ここからも本気度が伺えます。

VR上で東大生から学べるサービス

それではどんなサービスなのかをまとめてご紹介。(元ソースはこちらになります)

VR schoolというサービス

2019年1月から開始されるサービス「VR school」は、VR・MR技術を用い、地方や海外などの遠隔地にいる受験生が有識ある講師から直接受験指導を受けることができます。

主な講師としてはこのようなラインナップ。

VR school主な講師
  • 「IQ Lab」の研究生として組織される東京大学の学生
  • 上位難関校の現役大学生
  • 著名な予備校・塾講師

肩書で言えば、国内トップレベルの受験教育は受けれそうです。

そして、現在明らかになっている機能はこちらです。

VR schoolの機能
  • 既存のSkypeやGoogleハングアウト等のオンラインツールが有する機能
  • VR機能とアバター機能
  • 受講者管理機能
  • 受講者の目視監視機能

受講者の管理機能はどういったものなのかは気になりますが、受講生の学習効率を向上させるための独自のブレインテックを導入するそうです。(詳細きたら追記します。)

本当であればこれらの貴重な人材から教わる機会はどうしても高コストになってしまいます。しかし、遠隔なので物理的なコストを考慮する必要がありません。これがこのサービスの最大のメリットとなりそうです。

新しいVRが体験できる無料カフェ

先にご紹介した水戸市にある「典和進学ゼミナール」にて、VR school含む、最新のVR/MR体験ができる無料カフェ「mirai cafe」を11月30日にオープンするそうです!

残念ながら対象者は「生徒や送迎にいらっしゃる親御さん」となってるようですが、一般公開はされるのかな?

果たしてどのくらいの臨場感没頭感を体験できるのか。この度合いによれば本当に物理的な教育施設の意味合いはなくなってきます。いよいよ仮想現実の実用化が拡大していきそうです。

まとめ

今回のニュースを受けて、いつかやってくると思っていた未来がすぐそこに来ていることを実感しました。

そして、もう1つ、やはりこういった今までの常識をぶち壊す企業はスタートアップしかありえないんだな、と強く感じました。スピード感が違います。こちらのテンアップさんには期待です!

僕の子供が大学生になるのは10年くらい先になりますが、その時には「VR大学」で勉強するのが当たり前の世の中になっていたら、おもしろそうです。(そして、教育コストが格段に下がってくれればいろんな意味で助かります。マジで。)

それでは。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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