視力が弱くて映像コンテンツを楽しめない人が世界からいなくなる?網膜投影型ARメガネが早くも放送視聴サービスが発表される!

こんにちは。ITブロガーのマサタカです。
網膜投影型ARメガネを活用したサービスが早くも出てきました!

網膜投影型ARメガネが結構早く普及されそうな件

スカパーJASTが新サービスを発表!

スカパーJSATは、視覚障害「ロービジョン」の人向けに放送視聴サービスを提供するための取り組みを始めたと発表。これは映像を網膜に直接投影する技術を活用して、一般の人も視力によらず映像を見ることが可能になる。

これを可能にする装置は、以前から僕も注目している網膜走査型レーザーアイウェア「RETISSA Display」になります。

通常のARメガネは、メガネのガラスに映像を映すことにより現実とグラフィックを統合して見せています。しかしこちらの仕組みは、なんと直接網膜に映像を投影させます。直接投影することによるメリットは以下です。

メリット
  • 眼のレンズである水晶体の状態に影響を受けにくい
  • 視力やピント位置に関係なく裸眼でもボケが生じないので個人の視力に影響を受けにくい
  • 実際の風景と投影映像のピントずれが原理的に発生しない

視覚障害のロービジョンとは、視機能が弱く矯正もできないが全盲ではない人のことを指し、国内約150万人以上いるとされています。そのうち10%程度の人は、こちらの技術でで映像をみられると推測されています。また、ロービジョンの人だけでなくただ視力が平均より弱い一般の人でも利用できます。

全国30拠点で体験が可能

このスカパーJASTのデモシステムは、視覚障害者向けイベント「Sight World」(11月1~3日、すみだ産業会館サンライズホール)に出展する予定とのこと。これは体験してみたいです!と思っていたら、こちらの「RETISSA Display」が個人向けの店頭受注を全国30拠点で開始するニュースが!なんと各店舗にてデモ機が設置されて購入前に体験することができるとのこと。

30拠点とはこちらとなります(公式はこれです)。※実際はデモ機がない店舗もあるそうなのでご注意!

図1.店舗一覧

図2.店舗一覧(続き)

実は既にオンラインにて一般向けに販売を開始してました。それが今回は店頭でも一般向け販売が開始される形となります。オンラインストアでの販売価格は645,840円(税込)と少し個人で買うにはお高めですが、先進技術を扱っている企業さんであれば購入を検討されてみては??

普及に必要なことは?

これが普及するために必要なことは、僕は「コスト」だと思ってます。流石に1台60万円したら気軽に導入できませんよね?

しかしコストについては課題解決の糸口が見えています。この製品は上記で説明しているとおり、視覚障害に著しく有効です。ですので、医療機器として認定される可能性が高いです。一部情報では、視覚障害者向けの治験が終了していて2019年後半にも医療機器として商品化されるという噂もあります。

そうなると一気にコストダウンされ、手が届きやすいお値段で導入ができそうです。(医療用として展開する必要はあるかと思いますが。。)

まとめ

思っていたより早く網膜投影型をサービスで展開するニュースが流れてきて正直うれしいです。

まだ僕自身体験していなくて、どんな感じで見えるのかを知りたかったのでデモ機は是非とも触りに移行かと思っています。もし体験された方が既におられたら感想をお聞かせいただければ幸いです。(Twitter→@masataka_net)

目に障害のある方にとっては、素晴らしい技術です。テクノロジーでQOLが著しく上がる人がいるって本当にすごいことだと思います。

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